- 英
- epidermal growth factor, EGF
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- 表皮成長因子、上皮成長因子、表皮細胞成長因子、上皮細胞成長因子、表皮増殖因子、上皮増殖因子、表皮細胞増殖因子、上皮細胞増殖因子
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- 表皮成長因子 : 約 86,800 件
- 上皮成長因子 : 約 17,700 件
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- 上皮細胞成長因子 : 約 59,700 件
- 表皮増殖因子 : 約 13,800 件
- 上皮増殖因子 : 約 10,300 件
- 表皮細胞増殖因子 : 約 190,000 件
- 上皮細胞増殖因子 : 約 471,000 件
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/15 09:48:09」(JST)
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上皮成長因子(じょうひせいちょういんし、Epidermal Growth Factor; EGF)は53アミノ酸残基及び3つの分子内ジスルフィド結合から成る6045 Daのタンパク質。細胞表面に存在する上皮成長因子受容体 (EGFR) にリガンドとして結合し、細胞の成長と増殖の調節に重要な役割をする。上皮増殖因子、上皮細胞成長因子、上皮細胞増殖因子とも呼ばれる。胃酸分泌抑制因子β、ウロガストロンβと同一物質である[1]。1962年、マウス新生児に投与すると成長を促進する物質として、唾液腺から発見された[2]。
目次
- 1 機能
- 2 遺伝子
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
機能
EGFは高い親和力で細胞表面の特異的な受容体に結合することで、受容体に備わるタンパク質チロシンキナーゼ活性を刺激する。受容体のチロシンキナーゼ活性はシグナル伝達カスケードを開始して、最終的にはDNA合成と細胞増殖に導く。
多様な生化学的変化がシグナルカスケードの反応で細胞内で起き、それらの変化には細胞内カルシウム水準の上昇、糖分解及びタンパク質合成の増加、そして上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子を含む明らかな遺伝子発現の増加などがあり、全てが有糸分裂の準備である。
EGFRの変異はその直接の活性化を起こして、制御不可能な細胞分裂を引きおこし、がんの始まりとなりうる。EGFRの変異はいくつかのタイプのがんで同定され、抗がん治療の標的として注目されている。詳しくは上皮成長因子受容体を参照のこと。
遺伝子
ヒトEGF遺伝子は、4番染色体長腕 (4q25) に存在する[3]。
参考文献
- ^ 塩沢俊一 『膠原病学』 (5th版) 丸善出版、2012年、123頁。
- ^ Cohen S. "Isolation of a mouse submaxillary gland protein accelerating incisor eruption and eyelid opening in the new-born animal." Journal of Biological Chemistry,237, 1962, p.p. 1555–1562. PMID 13880319
- ^ Entrez Gene: EGF epidermal growth factor
- Carpenter G, Cohen S. "Epidermal growth factor." Journal of Bioliogical Chemistry, 265, 1990, p.p. 7709-7712. PMID 2186024
関連項目
外部リンク
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- 上皮成長因子 - 脳科学辞典
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上皮細胞増殖因子 epidermal growth factor
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