オキシメテバノール
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
メテバニール錠2mg
組成
有効成分
添加物
- タルク、ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン、乳糖水和物
禁忌
- 重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する。]
- 慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
- 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる。]
- 急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する。]
- アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
効能または効果
肺結核、急・慢性気管支炎、肺癌、塵肺、感冒
- 通常、成人1日3錠(オキシメテバノールとして6mg)を3回に分けて経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心機能障害のある患者[循環不全を増強するおそれがある。]
- 呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 肝・腎機能障害のある患者[代謝・排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。]
- 脳に器質的障害のある患者[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。]
- ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 薬物依存の既往歴のある患者[依存性を生じやすい。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
- 衰弱者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
重大な副作用
依存性
頻度不明
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、譫妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
薬効薬理
- オキシメテバノールは麻薬性鎮咳剤で、動物試験(モルモットの気管の機械的刺激法及びアンモニアガス刺激法)によれば、経口投与でコデインリン酸塩水和物の5〜14倍、皮下注射で10〜25倍の効力を有しており、さらに臨床的にも鎮咳効果を検討したところ、コデインリン酸塩水和物の1/10量、デキストロメトルファンの1/5量でほぼ同等の効果を有することが認められている。
また本剤の治療係数(LD50/ED50)※はオキシメテバノールでは2,088、コデインリン酸塩水和物では14で、コデインリン酸塩水和物に比べ大である3)。
(※毒性(モルモットLD50値)/有効量(モルモット気管の機械的刺激法によるED50値))により算出)
- 本剤の効果発現は、経口投与では20〜30分で鎮咳効果が認められる。また、作用は経口投与で6〜8時間持続する4)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- オキシメテバノール(r-INN:Drotebanol)
化学名
- 14-hydroxy-dihydro-6β-thebainol-4-methylether
分子式
分子量
性状
エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、水に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- oxymetebanol
- 同
- ドロテバノール drotebanol
- 商
- メテバニール