- 英
- phosphatidylinositol 4
- 関
- ホスファチジルイノシトール二リン酸、ホスファチジルイノシトール2リン酸
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/28 11:12:28」(JST)
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ホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸 |
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
245126-95-8 |
PubChem |
5497157 |
特性 |
化学式 |
C47H85O19P3 |
モル質量 |
1047.09 g/mol |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
ホスファチジルイノシトール 4,5-二リン酸(英:Phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate、PI(4,5)P2)は細胞膜の微量構成成分の一つである。PI(4,5)P2は多くの重要なシグナリングタンパク質の基質である細胞膜で濃縮される[1]。
ホスホリパーゼCはPI(4,5)P2のホスホジエステル結合を加水分解し、イノシトール三リン酸(IP3)とジアシルグリセロール(DG、DAG)を産生する。これらの生成物はさまざまな刺激に反応してGタンパク質のGqの機能を実行する。
PI(4,5)P2は主にホスファチジルイノシトール-4-リン酸-5-キナーゼ(Type I)によってホスファチジルイノシトール-4-リン酸(PI(4)P)から作られる。
ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ(クラスI )はPI(4,5)P2をリン酸化し、ホスファチジルイノシトール-3,4,5-三リン酸(PI(3,4,5)P3)を生成する。
-
ホスファチジルイノシトール二リン酸 (PIP2) は IP3 と DAG になり、細胞内へのCa2+放出とプロテインキナーゼC (PKC) 活性化を開始する
関連項目
- イノシトールリン脂質
- シグナル伝達
- ホスホリパーゼC
脚注
- ^ Strachan T, Read AP (1999). Leptospira. In: Human Molecular Genetics (2nd ed. ed.). Wiley-Liss. (via NCBI Bookshelf) ISBN 0-471-33061-2.
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Japanese Journal
- 有毛細胞の機械電気変換メカニズムと順応におけるホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸(PIP_2)の役割
- 廣野 守俊
- 生物物理 47(1), 017-022, 2007-01-25
- … In this study, I demonstrate that transduction and adaptation require phosphatidylinositol-4,5-bisphosphate (PIP_2) for normal kinetics. … The depletion of PIP_2 by the inhibition of phosphatidylinositol 4-kinase or sequestration by an aminoglycoside reduces the rate of fast and slow adaptation, and also causes a loss in transduction currents, suggesting that PIP_2 plays an essential role in hair cell adaptation and transduction. …
- NAID 110006201584
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★リンクテーブル★
[★]
ホスファチジルイノシトール二リン酸、ホスファチジルイノシトール2リン酸、ホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸
- 関
- phosphatidylinositol 4,5-biphosphate、phosphatidylinositol 4,5-diphosphate、PIP2、PtdIns-4,5-P2
[★]
- 英
- phosphatidylinositol 4
- 関
- ホスファチジルイノシトール二リン酸、ホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸
[★]
- 英
- phosphatidylinositol 4,5-bisphosphate、PtdIns-4,5-P2、PIP2
- 関
- ホスファチジルイノシトール2リン酸、ホスファチジルイノシトール-4,5-二リン酸
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- phosphatidyl inositol PI, phosphatidylinositol PtdIns
- 同
- モノホスホイノシチド monophosphoinocitide
- 関
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- phosphoric acid
- 関
- PO4
- pKa1=2.12
- pKa2=7.21
- pKa3=12.67