ベクロメタゾン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ペンブリンAQネーザル50μg
組成
- ペンブリンAQネーザル50μgは、1g中に日局ベクロメタゾンプロピオン酸エステル1mgを含有する定量噴霧式懸濁剤である。
添加物として、カルメロースNa、クエン酸、グリセリン、結晶セルロース、プロピレングリコール、ベンザルコニウム塩化物、ポリソルベート80を含有する。
なお、1回噴霧中には日局ベクロメタゾンプロピオン酸エステル50μgを含む。
禁忌
- 有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症の患者〔症状を増悪するおそれがある。〕
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎
- こう鼻後十分の呼吸を行わせ、吸気の際に本剤を1側鼻孔より1回噴霧し、この際他側の鼻孔は指で閉鎖する。次いで他側鼻孔に同様の操作を行う。
成人は、通常1回上記1操作の吸入(ベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして100μg)を、1日4回鼻腔内に噴霧吸入する。小児は、通常1回上記1操作の吸入(ベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして100μg)を、1日2回鼻腔内に噴霧吸入する。なお、年齢・体重・症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、成人では16吸入、小児では8吸入を限度とする。また、症状の緩解がみられた場合は、その後の経過を観察しながら減量する。
慎重投与
- 感染症の患者〔症状を増悪するおそれがある。〕
- 反復性鼻出血の患者〔出血を増悪するおそれがある。〕
- 高血圧の患者〔血圧上昇を起こすおそれがある。〕
- 糖尿病の患者〔症状を増悪するおそれがある。〕
重大な副作用
- (頻度不明)
- 眼:外国において、眼圧亢進、緑内障が報告されている。このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ベクロメタゾンプロピオン酸エステルの局所消炎作用はベタメタゾンよりも強く、消炎、抗アレルギー作用等を示す。
鼻腔内投与した場合、鼻腔粘膜に吸収された後速やかに不活性体に代謝されるため、副腎皮質ホルモンの重篤な副作用である下垂体・副腎皮質系機能の抑制作用は比較的弱い。
- モルモット鼻アレルギーモデルにおいて鼻腔抵抗の上昇抑制及びラット鼻灌流モデルにおいて色素の漏出抑制を比較したところ、本剤は対照品(1mg/gベクロメタゾンプロピオン酸エステル吸入剤)と有意な差はみられなかった。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
(Beclometasone Dipropionate)
化学名
- 9-Chloro-11β,17,21-trihydroxy-16β-methylpregna-1,4-diene-3,20-dione 17,21-dipropanoate
分子式
分子量
融点
性状
- ベクロメタゾンプロピオン酸エステルは白色〜微黄色の粉末で、においはない。クロロホルムに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(95)又は1,4-ジオキサンにやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- beclomethasone、(欧州)beclometasone
- 化
- プロピオン酸ベクロメタゾン、beclometasone dipropionate beclomethasone dipropionate
- 商
- ベコタイド(吸入)、アルデシン(エアゾル)、リノコート(鼻腔用吸入カプセル)、Beconase AQ
- アルデシン、アルベゾン、アルロイヤー、キュバール、サルコート、タウナスアクア、ナイスピー、ナナドラ、プロパデルム、ベクラシン、ベクローゼ、ペンブリン、マイリー、リノコート
- 関
- ジプロピオン酸ベクロメタゾン
- 耳鼻科用剤
[★]
ベクロメタゾン
- 関
- 耳鼻科用剤
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3