101G046

  • 75歳の男性。5日前から徐々に増悪する頭痛と左上下肢の脱力とを主訴に来院した。意識は清明。左上下肢の不全麻痺と左半身の感覚低下とを認める。頭部単純CTを以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。




[正答]


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★リンクテーブル★
国試過去問101G045」「101G047
リンク元慢性硬膜下血腫

101G045」

  [★]

  • 36歳の女性。腰痛と右下肢のしびれとを主訴に来院した。3週前、掃除中に急に強い腰痛が出現し、その後も持続している。1週前から右足部のしびれも自覚している。腰椎には前屈制限があり、Lasegue徴候は右下肢で陽性である。膝蓋腱反射とアキレス腱反射とに異常を認めない。徒手筋力テストで右長母趾伸筋と右長趾伸筋とが4(good)、他の筋は5(very good)である。右下腿外側と足背とに触覚の低下を認める。腰椎単純MRIのT2強調矢状断像とT1強調横断像とを以下に示す。
  • 障害されている可能の高い神経根はどれか。


[正答]


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101G047」

  [★]

  • 78歳の女性。自宅内の段差につまずいて転倒し、右大腿骨頸部骨折(内側骨折)を生じた。全身状態は良好である。
  • 適切な処置はどれか。2つ選べ。
  • a. 自己導尿指導
  • b. 右下肢ギプス固定
  • c. 左下肢の運動療法
  • d. 早期の車椅子処方
  • e. 早期の人工骨頭置換術

[正答]


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慢性硬膜下血腫」

  [★]

chronic subdural hematoma
急性硬膜下血腫硬膜下血腫 凹、硬膜外血腫

定義

  • 何らかのきっかけにより出血し(頭部外傷が多い。20%の症例では外傷の既往がない)、その出血から3週間以降に症状が出現した場合
1週間以内に発症したものは急性硬膜下血腫

概念

  • 硬膜内面の外側皮膜(外膜)とくも膜表面の内側皮膜(内膜)に包まれた暗赤色流動性の血腫(SCN.266)

疫学

  • 中高年以上の男性に多い
  • 片側性(90%)、両側性(10%)

病理

  • 慢性硬膜下血腫の外膜は組織的には肉芽組織で血管に富む。内膜はコラーゲン束からなり血管は見られない(SCN.266 図:SCN.267(病理組織))
  • 血腫は凝固因子を欠如しているため、凝固しない(SCN.266)

症状

  • 初発症状は頭痛が多い。
  • 頭痛→片麻痺→意識障害
YN.
  • 片麻痺、記憶力低下、意識障害
  • 若年者・・・頭痛、高齢者・・・認知症が多い。
  • 頭蓋内圧亢進症状 >> 脳圧迫症

検査

CT

  • 三日月型の血腫が典型的  ⇔  急性硬膜外血腫
  • 血腫は新鮮なものはhighしだいにisoからlowに変化する。
  • 出血後2-4修吾の血腫は、血腫被膜部の増強効果がみられる。

MRI

治療

  • 穿頭術により流動性血腫を除去後、血腫腔を生理食塩水で洗浄した後、血腫腔にドレーンを1日留置することで症状が劇的に改善する(SCN.267)

国試