高脂血症

出典: meddic

脂質異常症

Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/05/25 03:41:57」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 金線連の活性成分
  • Du Xiao-Ming,正山 征洋
  • 長崎国際大学論叢 11, 119-130, 2011
  • NAID 40018854990
  • Controversy 食後高脂血症の考え方とその対応
  • 倉林 正彦
  • カーディオ・リピドロジー 5(1), 5-9, 2011-03
  • NAID 40018789404

関連リンク

高脂血症と判断される基準値・数値 次の3つのうち1つでも当てはまると、高脂血症(現在は脂質異常症)と診断されます。 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値 140mg/dl以上(空腹時) HDLコレステロール(善玉 ...
高脂血症(脂質異常症)は、痛みも自覚症状も無く動脈硬化へと進む恐ろしい生活習慣病です。薬と食事、運動による治療のポイントを知っておきましょう。
高脂血症とは・・・ 高脂血症とは、血液中に溶けている脂質の値が必要量よりも異常に多い状態をいいます。 高脂血症は silent disease といわれ、血中脂質が異常に増加してもほとんどの場合において自覚症状がないのが特徴です。

関連画像


押しても画像が表示されない場合はサーバが混雑しています。2週間ほどあけて、再度押下してください。
高脂血症の種類 高脂血症高脂血症に用いる薬高脂血症の検査について高脂血症とは?】


★リンクテーブル★
国試過去問097C009」「098F050」「095G026」「104I046」「100A053」「102D050」「101D019」「097A053」「098F015」「097F022」「099C021」「096F009」「095B059」「100G062」「098E027」「098H063」「100G063」「097H045」「101F052」「100B059
リンク元脂質異常症」「降圧薬」「急性膵炎」「HMG-CoA還元酵素阻害薬」「糖質コルチコイド

097C009」

  [★]

  • 次の文を読み、7~9の問いに答えよ。
  • 67歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。
  • 現病歴 : 50歳時から高血圧と糖尿病とを指摘され近医で投薬を受けている。最近の血圧は150~160/90~94mmHgで空腹時血糖は140~160mg/dlであった。5時間程前労作中に強い胸痛を自覚した。胸痛は20分程で消失したものの胸部圧迫感が持続するため救急外来を受診し入院した。心電図の異常を指摘されたことはない。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。
  • 生活歴:喫煙 : 30年前から現在まで20本/日。
  • 現症 : 身長165cm、体重78kg。脈拍72/分、整。血圧152/92mmHg。皮膚は冷たく湿潤している。頚静脈の怒張はない。心雑音はなく、肺野でラ音を聴取しない。腹部に特記すべき所見はなく、下肢に浮腫を認めない。
  • 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+。血液所見:赤血球530万、Hb15.6g/dl、Ht46.3%、白血球10,000、血小板25万。血清生化学所見:血糖243mg/dl、総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素13mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸5.3mg/dl、総コレステロール170mg/dl、HDLコレステロール45mg/dl(基準35~60)、トリグリセライド101mg/dl(基準50~130)、AST44単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、LDH302単位(基準176~353)、CK453単位(基準10~40)。CRP0.4mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真で心胸郭比58%で肺野に異常を認めない。心エコー図で左室駆出率57%、前壁の運動低下を認めた。来院時の心電図と緊急で行われた冠動脈造影写真とを以下に示す。


  • この患者にみられない冠危険因子はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097C008]←[国試_097]→[097C010

098F050」

  [★]

  • 次の文を読み、49、50の問いに答えよ。
  • 53歳の女性。発汗、不眠および動悸を主訴に来院した。
  • 現病歴 : 1年前から時々顔面のほてりを覚え、運動もしていないのに突然汗が出るようになった。6か月前から、夜なかなか寝つけなくなり、動悸もするようになった。
  • 既往歴 : 特記すべきことはない。閉経52歳。
  • 現症 : 意識は清明。身長157cm、体重62kg。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧132/78mmHg。心雑音はない。腹部は平坦で、肝・脾を触知せず、圧痛と抵抗とを認めない。下肢の浮腫は認めない。
  • 検査所見 : 尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球410万、Hb12.4g/dl、Ht36%、白血球5,300、血小板37万。血清生化学所見:空腹時血糖96mg/dl、総蛋白6.2g/dl、クレアチニン0.8mg/dl、AST28単位(基準40以下)、ALT34単位(基準35以下)。
  • この患者に合併しやすいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 098F049]←[国試_098]→[098G001

095G026」

  [★]

  • 55歳の女性。6か月前から頚部と腰部との皮膚掻痒感が出現し、最近尿が褐色調となったので来院した。身長155cm、体重52kg。眼球結膜は黄染し、正中線上で肝を3cm、左肋骨弓下に脾を2cm触知する。血液所見:赤血球325万、Hb9.2g/dl、Ht30%、白血球5,400、血小板9万。血清生化学所見:総蛋白6.7g/dl、アルブミン3.8g/dl、総ビリルビン3.2mg/dl、直接ビリルビン1.9mg/dl、GOT62単位(基準40以下)、GPT59単位(基準35以下)、γ-GTP322単位(基準8~50)、アルカリホスファターゼ782単位(基準260以下)。肝生検組織H-E染色標本を以下に示す。
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)


[正答]
※国試ナビ4※ 095G025]←[国試_095]→[095G027

104I046」

  [★]

  • 67歳の男性。労作時胸痛の再発を主訴に来院した。10年前に胃潰瘍の既往がある。4か月前に狭心症高血圧高尿酸血症および高脂血症と診断され、経皮的冠動脈ステント留置術を受けた。その後は胸痛が消失し体調が良かったため、自己判断で1週前から処方薬の内服を中断していた。意識は清明。身長168cm、体重68kg、脈拍72/分、整。血圧132/78mmHg。心尖部でIV音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。下肢浮腫を認めない。
  • 以前服薬していた薬剤の中で、中断が労作時胸痛の再発に最も影響したのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 104I045]←[国試_104]→[104I047

100A053」

  [★]

  • 64歳の女性。腰背部痛を主訴に来院した。10年前から体動時に腰背部痛があり、徐々に増悪してきた。若いころより身長が5cm低くなっている。10年前に胃癌で胃亜全摘術を受けた。運動はあまりしていない。喫煙20本/日を40年間。身長148cm、体重52kg。血圧180/110mmHg。血清生化学所見:総蛋白7.0g/ml、アルブミン5.1g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl1、総コレステロール240mg/dl、トリグリセライド220mg/dl、AST40単位、ALT46単位、LDH220単位(基準176~353)、ALP202単位(基準260以下)、Ca9.4mg/dl、P3.2mg/dl。胸椎エックス線単純写真で後弯と圧迫骨折とを認める。この患者の骨病変のリスク要因はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 100A052]←[国試_100]→[100A054

102D050」

  [★]

  • 67歳の男性。数週前から夕方になると足がむくみ、靴が履きにくくなるため来院した。足背に浮腫を認める以外特記すべき所見はない。血圧142/86mmHg。尿所見:蛋白3+、糖(-)、沈さに赤血球1~3/1視野、白血球1~3/1視野。血液生化学所見:総蛋白5.1g/dl、アルブミン2.2g/dl、尿素窒素18.0mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、総コレステロール310mg/dl。腎生検組織の蛍光抗体IgG染色標本と電子顕微鏡写真とを以下に示す。
  • 基礎疾患として考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102D049]←[国試_102]→[102D051

101D019」

  [★]

  • 48歳の男性。高血圧症と高脂血症とで通院中である。自己血圧測定の結果を持参して定期受診した。最近、血圧変動が激しいことの理由を尋ねたところ、「飲み始めるとついつい深酒になり、朝起きられない。朝食後の降圧薬の服用ができないし、そんな日は無断欠勤してしまう。それでも酒が止められない」と述べた。この患者の健康上の問題として最も重要なのはどれか。
  • a. 高血圧症
  • b. 高脂血症
  • c. 問題飲酒行動
  • d. 無断欠勤の罪悪感
  • e. 服薬コンプライアンス
[正答]


※国試ナビ4※ 101D018]←[国試_101]→[101D020

097A053」

  [★]

  • 52歳の男性。下肢筋肉痛を主訴に来院した。3年前の健康診断で高脂血症と診断され、食事療法と高脂血症治療薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)の服用とを開始した。3か月前に血清トリグリセライドの上昇がみられたため、フィプラート系薬の併用を開始した。1週前から下肢筋肉痛が認められている。病態の把握に最も有用な検査はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097A052]←[国試_097]→[097A054

098F015」

  [★]

  • 厚生花子さん。65歳の女性。3年前から、肝機能障害高脂血症とのために転院し、2か月ごとに血液検査を受けている。
  • 採血担当の研修医が最初に声をかけるのに適切なのはどれか。
  • a. 「厚生さんですね。」
  • b. 「確認のため、お名前を教えてください。」
  • c. 「検査の説明は受けていますか。」
  • d. 「前回の採血のあと、紫色になることはなかったですか。」
  • e. 「いつもの検査です。安心してください。」
[正答]


※国試ナビ4※ 098F014]←[国試_098]→[098F016

097F022」

  [★]

  • 35歳の女性。半年前から両眼瞼と両側肘部とに皮疹が出現し目立つようになってきたため来院した。アキレス腱の肥厚を認める。眼瞼の写真と皮膚生検H-E染色標本とを以下に示す。考えられる基礎疾患はどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 097F021]←[国試_097]→[097F023

099C021」

  [★]

  • 55歳の女性。右眼の急激な視力障害を訴えて来院した。
  • 視力は右0.01(矯正不能)、左1.2(矯正不能)。眼圧は右13mmHg、左12mmHg。右の眼底写真を以下に示す。
  • 原因とならないのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 099C020]←[国試_099]→[099C022

096F009」

  [★]

  • 55歳の男性。人間ドックで眼底の異常を指摘され来院した。左の眼底写真を以下に示す。
  • 右眼も同様の所見である。考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096F008]←[国試_096]→[096F010

095B059」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 095B058]←[国試_095]→[095B060

100G062」

  [★]

  • ホルモンとその過剰による病態の組合せで正しいのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G061]←[国試_100]→[100G063

098E027」

  [★]

  • 高脂血症に対する薬物療法で最も重視すべき患者アウトカム(結果)はどれか。
  • a. 脳梗塞発症の減少
  • b. 血清脂質値の正常化
  • c. 服薬中のQOL向上
  • d. 内頚動脈硬化巣の縮小
  • e. 服薬コンプライアンスの向上
[正答]


※国試ナビ4※ 098E026]←[国試_098]→[098E028

098H063」

  [★]

  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 098H062]←[国試_098]→[098H064

100G063」

  [★]

  • 三大栄養素の過剰摂取が関係するのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100G062]←[国試_100]→[100G064

097H045」

  [★]

  • 更年期障害に対するホルモン補充療法の禁忌はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 097H044]←[国試_097]→[097H046

101F052」

  [★]

  • 閉経後の女性に対するエストロゲン補充療法の禁忌はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101F051]←[国試_101]→[101F053

100B059」

  [★]

  • 肥満に関連しないのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 100B058]←[国試_100]→[100B060

脂質異常症」

  [★]

dyslipidemia
高脂血症 hyperlipidemia脂質代謝異常 lipoprotein disorders
高脂血症治療薬リポ蛋白

定義

  • 血清:Total-CHO≧220 mg/dl。LDL-C≧140 mg/dl。TG≧150 mg/dl。HDL-C<40 mg/dl

病型

  • 原発性
  • 家族性
  • 特発性
  • 二次性

分類

原発性高脂血症のWHO分類

型分類   増加するリポ蛋白 血清脂質の変動 コレステロール
(mg/dl)
トリグリセリド
(mg/dl)
正常   - - <220 <150
I型高脂血症 高カイロミクロン血症 hyperchylomicronemia カイロミクロン 中性脂肪著明増加 <260 >1000
IIa型高脂血症 高コレステロール血症 hypercholesterolemia LDL コレステロール増加 >220 >150
IIb型高脂血症 複合型高脂血症 combined hyperlipidemia LDL, VLDL コレステロール中性脂肪増加 >220 150-300
III型高脂血症 異常βリポ蛋白血症 dysbetalipoproteinemia IDL 電気泳動でbroad β 350-500 350-500
IV型高脂血症 高トリグリセリド血症 hypertriglyceridemia VLDL 中性脂肪増加 <240 200-1000
V型高脂血症 複合型高トリグリセリド血症 mixed hypertriglyceridemia カイロミクロン, VLDL 中性脂肪著明増加 <300 >1000

原発性高脂血症の型分類 (臨床検査法提要第32版 p.533)

  I型 II型 III型 IV型 V型
IIa型 IIb型
高カイロミクロン血症 高コレステロール血症 複合型高脂血症 異常βリポ蛋白血症 高トリグリセリド血症 複合型高トリグリセリド血症
増加リポ蛋白 CM ++        
VLDL      
IDL          
LDL        
血漿脂質 TC +++ ++ ++ /+
TG +++   ++ ++ ++ +++
TC/TG <0.2 >1.6 不定 0.6-1.6 <0.6
病因 LPL欠損
アポCII欠損
(外因性高脂血症)
LDL受容体異常 不明 アポE異常
(E2/E2など)
不明
(内因性高脂血症)
LPL欠損へテロ(一部)
(外因性高脂血症
and
(内因性混合型高脂血症)
臨床所見 発症時期 小児期 小児期~成人 成人 成人 小児期~成人
肝脾肥大
+++ +++
脾のみ
+++
腹痛    
膵炎      
網膜脂血症      
肥満      
角膜輪      
冠動脈疾患 まれ 最も高率 高率 中程度 比較的まれ
黄色腫 発疹状 黄色板状
結節状
腱黄色腫
手掌線
結節状
発疹状
  発疹状
耐糖能 正常 正常 正常 異常多い 異常多い
高尿酸血症 なし なし 少ない 多い 多い
遺伝 劣性遺伝 優性遺伝 劣性遺伝 優性遺伝 不明
頻度 まれ 多い
500人中
1人(ヘテロ)
100万人中
1人(ホモ)
多い
200人中
1人
少ない
1万人中
2-3人
最も多い まれ
血清静置試験 上層:乳濁 透明 わずかに混濁 混濁、
時にミルク状
混濁 上層:乳濁
下層:透明 下層:混濁
特徴     small dense LDL
の存在
broad β    
  • 頻度:IIa > IIb > IV
  • 遺伝(AR)I, III (AD)その他
  • 症状
  • 動脈硬化:IIa,IIb,III
  • 膵炎:TG多い:I,IV,V
  • TC優位に多いのがIIa, TG優位に多いのがIV
  • リポ蛋白のパターンは、IIa + IV = IIb で IIIはその中間(IDL)。I + IV = V

原発性高脂血症

  血清TG 血清TC
内分泌代謝疾患 甲状腺機能低下症   +++
クッシング症候群 + ++
先端性肥大症 +  
糖尿病 +++ +~++
痛風 +  
神経性食思不振症   ++
ウェルナー症候群   ++
肝疾患 閉塞性肝・胆道疾患   +++
肝癌   ++
腎疾患 ネフローゼ症候群 ++ +++
慢性腎不全 +++  
免疫異常 全身性エリテマトーデス +++  
骨髄腫 ++ +
薬剤など サイアザイド + +
β遮断薬 +  
シクロスポリン   +
経口避妊薬 +++  

リスク別脂質管理目標値 (http://jas.umin.ac.jp/pdf/guideline_summary.pdf)

  治療方針の原則 カテゴリー 脂質管理目標値(mg/dL)
リスク群 LDL-C以外の主要危険因子 LDL-C HDL-C TG
一次予防 まず生活習慣の改善を 行った後、薬物治療の 適応を考慮する I 低リスク群 0 <160 ≧40 <150
II 中リスク群 1~2 <140
III 高リスク群 3以上 <120
二次予防 生活習慣の改善とともに 薬物治療を考慮する 冠動脈疾患の既往 <100
  • LDL-C値以外の主要危険因子
  • 加齢(男性≧45歳、女性≧55歳)、高血圧、糖尿病(耐糖能異常を含む)、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低HDL-C血症(<40mg/dL)
  • 糖尿病、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症の合併はカテゴリーIIIとする。




降圧薬」

  [★]

hypotensor, depressor, hypotensive drugs hypotensive agent hypotensive drug
降圧剤血圧降下薬高血圧症治療薬抗高血圧薬 antihypertensive antihypertensive drug, antihypertensive drugs
[show details]

降圧薬

  • (作用部位で分類)
  • 近位尿細管:アセタゾラミド:炭酸脱水酵素を阻害
  • 太いヘンレループ上行脚:フロセミド:Na+-K+-2Cl-共輸送体(NKCC)を阻害
  • 遠位尿細管前半部:チアジド系利尿薬:Na+とCl-の共輸送体を阻害
  • 遠位尿細管後半部と集合管:
スピラノラクトン:アルドステロン受容体に競合的に結合
トリアムチレン:Na+流入を抑制
  • (薬剤で分類)
  • チアジド系薬 thiazide diuretic
  • ヒドロクロロチアジド
  • トリクロルメチアジド
  • ループ利尿薬
  • フロセミド furosemide
  • K保持性利尿薬-抗アルドステロン薬
  • スピロノラクトン spironolactone
  • K保持性利尿薬-尿細管直接作用薬
  • トリアムテレン triamterene
  • 交感神経抑制薬
  • 受容体遮断薬
  • β遮断薬  プロプラノールなど
  • αβ遮断薬 
  • カルベジロール(α1遮断により末梢血管を拡張。β遮断により陽性変力作用を抑制)
  • アムスラロールなど
  • α遮断薬
  • プラゾシン
  • 中枢性交感神経抑制薬(α2受容体刺激薬)
  • クロニジンなど
  • 末梢性交感神経抑制薬 
  • カルシウム拮抗薬
強力な降圧効果を示す
細胞内へのCa流入を抑制することにより血管平滑筋を弛緩させ末梢血管抵抗を下げる
脳、心臓、腎臓への血流を保つ
膜電位依存性Caチャネルに作用して血管平滑筋を弛緩させる
副作用:ジルチアゼムの副作用:洞性徐脈、洞性ブロック
  • ニフェジピン: 血管への親和性が高い→抗高血圧薬として優れる
副作用:反射性交感神経緊張、顔面紅潮、浮腫(静脈拡張より動脈拡張の度合いが大きいため)、便秘
  • 血管拡張薬
  • ACE阻害薬
臓器障害の改善、進展予防 beyond blood pressure
RA系の抑制
アンジオテンシノゲン→(レニン)→アンジオテンシンI→(アンジオテンシン転換酵素)→アンジオテンシンII-(アンジオテンシン受容体遮断薬)-|アンジオテンシン受容体1
ACE阻害薬の腎機能保護
ACE阻害薬:輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 拡張 → 糸球体内圧↓
Ca拮抗薬 :輸入細動脈 拡張、輸出細動脈 なし → 糸球体内圧↑
副作用
ACEはブラジキニンを分解するキニナーゼIIと同一の酵素である。ACE阻害薬はこの酵素を阻害するが、ブラジキニンは血管拡張、決勝滲出決勝進出、発痛作用に関わっている。このため咳を誘発することがある。
禁忌
妊婦。ブラジキニンは胎児の動脈管閉鎖に関わっている。このた、母胎にACE阻害剤を加え、ブラジキニンが増えると胎児の動脈管が閉鎖してしまう。(血管浮腫?)
  • 1型アンジオテンシンII受容体拮抗薬(AT1受容体拮抗薬)


降圧薬の積極的な適応と禁忌

降圧薬 積極的な適応 禁忌
高齢者 糖尿病 狭心症 心不全 脳血管障害 左室肥大 腎障害 心筋梗塞 頻脈 脂質代謝異常 前立腺肥大
Ca拮抗薬               心ブロック(ジルチアゼム)
ACE阻害薬         妊娠、高カリウム血症両側腎動脈狭窄
A-II受容体拮抗薬        
利尿薬                   痛風高尿酸血症
β遮断薬             ○(後)     喘息、心ブロック、末梢循環不良
α遮断薬                 起立性低血圧

  • 合併症を有する高齢者高血圧に対する第一選択薬と併用薬
合併症 Ca拮抗薬 ACE阻害薬 利尿薬 β遮断薬 α遮断薬
脳血管障害慢性期    
虚血性心疾患    
心不全  
腎障害    
糖尿病
高脂血症
痛風(高尿酸血症) ×    
慢性閉塞性肺疾患     ×  
閉塞性動脈硬化症 ×  
骨粗鬆症        
前立腺肥大        

○:第一選択 空欄:適応可 △:注意が必要 ×:禁忌

妊婦への降圧薬 (妊娠中毒症)

理由はACE参照

使用できる降圧薬

α2作動薬
  • 胎児がしっかりしているのなら
  • Ca拮抗薬
β遮断薬
α遮断薬

参考

  • 1. 高血圧治療ガイドライン
[display]http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/kouketuatu.html




急性膵炎」

  [★]

acute pancreatitis
膵炎慢性膵炎



概念

  • 種々の原因で膵酵素が膵内で活性化され、組織を自己消化して起こる急性炎症。
  • 原因としてはアルコールと胆石が一般的と思われる。
  • 突然上腹部痛を呈し、 種々の腹部所見(軽度の圧痛から反跳痛まで)が見られる。
  • 症候、身体所見、および検査値異常として、嘔吐、発熱、頻脈、白血球増加、血中・尿中の膵酵素の上昇を見る。
  • 重症急性膵炎は特定疾患治療研究事業の対象疾患である(公費対象)

病因

  • アルコール
  • 胆石症
  • 特発性
  • 医原性
  • 外傷
  • 慢性膵炎急性増悪
  • 膵・胆道奇形
  • 代謝・栄養障害
  • その他:膵腫瘍、薬剤性、感染性
SSUR.626
  • アルコール、胆石症、ERCP、手術、薬剤、脂質異常症、副甲状腺亢進症

小児の急性膵炎

YN.B-82

発症機序

SSUR.626
  • 共通管説:胆石性膵炎
  • 膵外分泌亢進-膵管閉塞説:アルコール性膵炎:アルコール化量摂取が膵外分泌を亢進させ、乳頭部の浮腫や痙攣を惹起して膵液の相対的流出障害を起こす。
  • Oddi括約筋の痙攣、不溶性蛋白栓の沈殿による膵導管の閉塞、および 膵プロテアーゼの活性化が考えられている(ガイドイラン1)。
  • 十二指腸液逆流説:小腸閉塞、Billroth II法再建胃切除術後の輸入脚症候群における急性膵炎

分類

障害組織による分類

  • 浮腫性膵炎:炎症に伴いびまん性または限局性に膵臓は腫大し、壊死を伴わないもの。造影CTで不染領域をみとめないもの
  • 壊死性膵炎:びまん性または限局性に膵実質が壊死に陥ったもの。壊死組織は造影CTで造影不良をみる。膵壊死組織への細菌感染の有無が予後を規定する。

疫学

  • 発生頻度は27.7/10 万人/年
  • 男女比=2:1
  • アルコール性膵炎は男性に多く、胆石性膵炎は女性に多い。

病態

SSUR.626
  • 膵酵素の膵実質障害 → 炎症反応惹起 → (炎症が高度の場合)高サイトカイン血症 → 活性化された顆粒球による多臓器障害
  • 膵酵素、エンドトキシン、顆粒球やマクロファージから産生されたホスホリパーゼA2により肺胞が障害される。
  • 膵臓からの滲出液の後腹膜腔への貯留 + サイトカイン血症による血管透過性の亢進 → 血液量減少

症状

  • 上腹部腹痛から背部痛、悪心嘔吐、腹部膨満感、発熱。
  • 腹痛は胸膝位で軽減する(SSUR.626)

合併症

  • 早期合併症:(重症化例で)DIC、ショック、呼吸不全、腎不全、MODS
  • 後期合併症:膵仮性嚢胞(2-3%の症例にみられる)、膵膿瘍、腹腔内膿瘍、出血、重症感染症

検査

CT

  • (浮腫性膵炎)単純CTで膵臓の浮腫による腫大、炎症の波及による膵周囲脂肪織の濃度上昇。
  • (壊死性膵炎)浮腫性膵炎の所見に加え、造影CTで造影不良領域が認められる。

血液一般検査・生化学

  • 白血球:増加
  • Plt:低下 (なぜ? DICが存在するのであれば、想像できるが)
  • Ht:増加(浸出液増加による血液濃縮)
  • Ca:↓(重症のサイン。鹸化壊死で消費) ← また、血中グルカゴン上昇により、カルシトニン甲状腺より遊離されるため(QB.B-349) おかしくない???
  • 血糖:上昇(ランゲルハンス島の破壊)
  • BUN:上昇(腎機能障害)
  • LDH:上昇(重症例で。組織破壊)
  • TG?:血中リパーゼ濃度が上昇し、脂肪が分解されるため、らしい。

逸脱酵素

  • 血清アミラーゼ:高値。発症数時間で上昇。3日程度で正常化。尿中アミラーゼは持続日数が長い。鑑別:高アミラーゼ血症
  • 血清トリプシン:高値。特異性高い。
  • 血清リパーゼ:高値。特異性高い。
  • 血清エラスターゼ-I:高値。特異性高い。高値が持続する。膵臓に特異的らしい。アミラーゼ、リパーゼに比べ正常化が遅れるため、経過を見るのに適す(YN.B-80)。

肝機能・胆道系酵素

  • ビリルビン

画像検査

診断

  • CT、特に造影CTが有用

重症度

  • 重症度は血清カルシウム、血糖値、BUNで判定できる。血清アミラーゼは参考にならない。

ガイドライン1

予後因子3点と造影CT Grade 2以上の場合に重症と判定される。

予後因子(各1点)

  • 1. Base Excess≦-3 mEq/L, またはショック(収縮期血圧≦80 mmHg)  代謝性アシドーシス
  • 2. PaO2≦60 mmHg (roomair), または呼吸不全(人工呼吸管理が必要)  換気機能低下
  • 3. BUN≧40 mg/dL (or Cr≧2 mg/dL), または乏尿(輸液後も1 日尿量が400 mL 以下)  腎機能低下
  • 4. LDH≧基準値上限の2 倍  組織障害
  • 5. 血小数≦10 万/mm3  血小板の消費
  • 6. 総Ca≦7.5 mg/dL  脂肪壊死
  • 7. CRP≧15 mg/dL  炎症
  • 8. SIRS 診断基準における陽性項目数≧3  全身性の炎症  
  • 9. 年齢≧70 歳  ストレスに対する適応能力低下
SIRS診断基準項目:(1)体温>38℃または<36℃,(2)脈拍>90 回/分,(3)呼吸数>20 回/分またはPaCO2<32 torr,(4)白血球数>12,000/mm3か<4,000 mm3または10%幼若球出現

造影CT Grade

  • 1 炎症の膵外進展度
前腎傍腔 0点
結腸間膜根部 1点
腎下極以遠 2点
  • 2 膵の造影不良域(図Ⅴ�2)
  • 膵を便宜的に3 つの区域(膵頭部, 膵体部, 膵尾部) に分け判定する。
各区域に限局している場合,または膵の周辺のみの場合 0点
2つの区域にかかる場合 1点
2つの区域全体を占める,またはそれ以上の場合 2点
  • 1+2 合計スコア
1点以下 Grade 1
2点   Grade 2
3点以上 Grade 3

治療

SSUR.627
  • 内科的治療
  • 血液量減少:急速輸液
  • 膵臓を休ませる?:高カロリー輸液
  • 感染防止:抗菌薬
  • 組織障害抑制:膵酵素阻害薬
  • 多臓器不全:人工呼吸、血漿交換、腹膜透析、血液透析
  • (胆石性膵炎では)膵炎の治療の前に内視鏡的乳頭切開術による胆石除去を行う
  • 手術療法:壊死膵組織が感染して膵膿瘍、敗血症となった場合に限り適応。膵壊死部摘除術、膵切除術、open drainageを行い、壊死巣を除去する。

手術適応

B.352
  • 緊急手術を要する疾患と鑑別が困難な場合(穿孔性腹膜炎など)
  • 保存治療が奏功しない場合
  • 胆道疾患が合併するとき
  • 合併症が存在するとき(膿瘍、血腫、仮性嚢胞、慢性膵炎)

ガイドライン

  • 1. 日本膵臓学会 - 急性膵炎診療ガイドライン2010
[display]http://www.suizou.org/APCGL2010/APCGL2010.pdf
  • 2. 急性膵炎GL2010改訂出版委員会編/医療・GL(10年)/ガイドライン
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0011/1/0011_G0000243_GL.html

参考

  • 1. 急性膵炎の重症度判定基準 - 日本メディカルセンター
[display]http://www.nmckk.jp/pdf.php?mode=puball&category=CLGA&vol=23&no=10&d1=2&d2=0&d3=0
  • 2.
[display]http://www.jslm.org/books/guideline/19.pdf
  • 3. 難病情報センター | 重症急性膵炎(公費対象)
[display]http://www.nanbyou.or.jp/entry/271

国試

acute pancreatitis


acute pancreatitis


HMG-CoA還元酵素阻害薬」

  [★]

HMG-CoA reductase inhibitor
ヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムA還元酵素阻害薬 hydroxymethylglutaryl-CoA reductase inhibitorスタチン statin
高脂血症治療薬高脂血症コレステロールの生合成HMG-CoA還元酵素 HMG-CoA reductase

特徴

  • 強力なコレステロール低下作用
アトルバスタチンの場合
血清TC低下率30%
血清LDL-C低下率41%
血清TG低下作用
TG250-350mg/dl 380
TG350-450mg/dl 470
プラバスタチンは水溶性。(⇔脂溶性だとどこでも入っていく→全身性に作用する)
プラバスタチンの輸送担体は肝臓にしかない→臓器選択性↑→安全性↑
CYP3A4との相互作用がない

種類

CYP
代謝による
分類
薬物 商品名 性質1) CYP代謝
2)
代謝物の活性
3)
排泄形態
3)
bioavailability
(%) 3)
尿中排泄
(%) 2)
半減期
(hr) 2)
定性 定量(LogP)
非代謝型 プラバスタチン メバロチン 水溶性 -0.47 ほとんどなし 未変化体 18 20 1ー2
ロスバスタチン クレストール 水溶性   ー 5) 未変化体 5) 29 10 5) 15~19 5)
ピタバスタチン リバロ 脂溶性 1.49 未変化体 60 <2 11
代謝型 フルバスタチン ローコール 脂溶性 1.73 CYP2C9 なし 代謝物 10-35 <6 1.2
シンバスタチン リポバス 脂溶性 4.4 CYP3A4 あり 代謝物 <5 13 1ー2
アトルバスタチン リピトール 脂溶性 1.53 CYP3A4 あり (データ無し) 12 2 14
1)Prog Med, 18:957-962,1998. 2)Heart, 85:259-264,2001. 3)PHarmacol Ther, 80:1-34 改変 4)興和(株)社内資料 5)添付文書

作用機序

  • HMG-CoA reductaseを競合阻害→肝内コレステロール産生↓→肝LDL受容体発現↑→血中LDL↓
HMG-CoA reductaseHMG-CoAからmevalonate産生を触媒

副作用

原因:メバロン酸合成↓→CoQ↓→ミトコンドリア機能異常。Cl-の細胞膜透過性の変化
  • 2. CYPを介する薬物相互作用
CYP 代謝されるスタチン 代謝される薬物 強く阻害する薬物
CYP2C9 フルバスタチン ワーファリン
ジクロフェナク
フェニトイン
サルファ剤
ST合剤
CYP3A4 シンバスタチン
セリバスタチン
アトルバスタチン
ニフェジピン
シクロスポリン
ジルチアゼム
など多数
エリスロマイシン
シメチジン
イトラコナゾール
ベラパミル
薬物相互作用によりCYP3A4の働きが阻害されると、横紋筋融解症の引き金となりうる
  • 3. 肝障害
脂溶性HMG-CoA還元酵素阻害薬は重篤な肝障害を起こす
  • 4. CK上昇
This was suggested by a study showing greater increases in post-marathon CK levels in individuals receiving statins; older runners receiving statins exhibited more susceptibility to CK elevations than younger runners. These elevations in CK were, however, mild and subclinical, which suggests that trained individuals need not discontinue statin therapy prior to a race.(uptodate)
軽度であれば(マラソンの)習熟者はレース前にスタチンを中止をする必要がないことを示唆する。

禁忌

  • 妊婦




糖質コルチコイド」

  [★]

glucocorticoid (Z), glucocorticoids
グルココルチコイド
副腎皮質副腎皮質ホルモン
  • 以下、内的に合成される糖質コルチコイドについて述べる

種類

分類

性状

  • ステロイド

産生組織

標的組織

生理作用

1. エネルギー代謝

糖新生においてグルコースの前駆体となるアミノ酸を肝臓に供給すべく動員する作用 (SP.894)

a. 糖代謝作用

糖新生の亢進
血糖上昇
肝細胞以外のグルコースの取り込みを抑制 (SP.894) ← 末梢でインスリンの作用に拮抗
グルコース-6-ホスファターゼの活性亢進 (SP.894)
グリコーゲンの合成亢進
血糖値の上昇に伴い、肝臓などでグルコースからグリコーゲンが作られる (SP.894)

b. タンパク質代謝作用

肝臓での糖新生の基質を末梢から供給する作用
肝細胞以外でのアミノ酸取り込み阻害 (SP.894)
特定のアミノ酸合成を阻害 (SP.894)
生理的範囲:(肝臓)同化作用が起こる、(肝臓以外)異化作用が起こる
ステロイド大量投与時:ほとんど異化作用が起こる→副作用につながる

c. 脂質代謝作用

  • 脂肪細胞に対して、インスリンの拮抗作用を持つが、一方で糖質コルチコイドにより血糖値が上昇する
  • 脂肪分解↑→血糖値↑ …(1)
脂肪細胞に対してグルコースの取り込みを抑制し、中性脂肪の生合成を抑制し、さらに大量の遊離脂肪酸とグリセロールを放出させる。肝臓でグリセロールからグルコースが合成される。 (SP.894)
  • 血糖値↑→脂肪合成↑ …(2)
血糖値の上昇によりインスリンが分泌され、脂肪細胞で脂肪の合成が促進される (SP.894)
  • (1)、(2)のいずれの反応が起こるかは体の部位によって異なり、脂肪分布の変化が生じる。
中心性肥満、満月様顔貌、バッファローハンプ

2. 電解質代謝作用

糖質コルチコイドの電解質コルチコイド様作用。
Na+再吸収↑、K+排泄↑
コルチゾールの電解質作用はアルドステロンの約1/400
コルチゾールの量    はアルドステロンの約 200倍
ゆえに、電解質コルチコイドの1/2の作用力を持つ

3. 水代謝作用

GFR↑、ADHに拮抗、細胞内への水移動の抑制→水利尿作用を有する。  尿崩症 + 副腎不全 → 多尿がいくらか改善されると考えて良いと思われる。仮面尿崩症

4. 骨・軟骨に対する作用

  • a. ビタミンDと拮抗して腸管からのCa吸収阻害 (SP.894)
  • b. 腎尿細管におけるCa再吸収阻害 (SP.894)
  • c. 骨芽細胞の分化・増殖を抑制 (SP.894)
糖質コルチコイドの大量投与→軟骨↓骨成長↓(活性型ビタミンD3に拮抗・尿細管Ca再吸収↓→PTH↑、骨芽細胞の分化抑制、タンパク質の異化作用↑)→骨粗鬆症、骨壊死 or 骨端線閉鎖を促進(←?要調査)
b.の機序で尿に排泄されるカルシウムが増加  →  高カルシウム尿症 → 尿路結石

5. 抗炎症作用

  • 胸腺やリンパ組織を萎縮させる → 炎症反応や免疫反応を抑制
リンパ球数の減少、白血球の遊走抑制、抗体産生低下、ヒスタミン放出抑制(局所の毛細血管拡張抑制) (SP.894)
末梢好中球数は増加する(YN.F-78) → 白血球増多症

SPC.330

  • a) 核内受容体を介してlipocortinを発現させ、これがphospholipase A2を阻害する。これにより、アラキドン酸の産生が抑制され、炎症を促進するロイコトリエンの産生も抑制される。
  • b) 末梢血Tリンパ球、単球、好酸球、好塩基球:骨髄からの放出減少と再分配(?)のため末梢血中では減少する。
  • c) 末梢血好中球:炎症部位への集合が抑制され(血管外への遊走が抑制される(GOO.1600))、末梢血中では増加する。
  • d) Bリンパ球はヘルパーT細胞が抑制されるために抗体産生能が減少する。
  • e) リンパ球などの細胞表面の立体構造を換えて抗体や補体の結合を抑制する。
  • f) 毛細血管(毛細管)の収縮により、血管の透過性は低下する。

6. 循環器

  • カテコールアミン・アンジオテンシンIIによる血管収縮作用の許容作用 → 糖質コルチコイドなしではその作用を十分に及ぼし得ない
欠乏症では血管のカテコールアミン・アンジオテンシンIIに対する感受性低下

7. 中枢神経系

  • 認知機能や情動を修飾 (SP.895)

8. 成長発達

  • 胎児期の消化酵素・リン脂質(肺胞表面の張力に関与)の合成に関与 (SP.895)
  • 小児期で骨や熱強訴域に直接作用して身長の伸びを抑制する (SP.895)

作用機序

免疫抑制(GOO. 657,674,1600)

糖質コルチコイドはリポコルチンを産生→リポコルチンはホスホリパーゼA2の活性を修飾→アラキドン酸産生↓

分泌調節

  • 1. 概日リズム
  • 2. フィードバック制御
    • 糖質コルチコイドがACTHCRHを抑制
  • 3. ストレス反応

臨床関連


  • 合成ステロイドホルモン

副作用

副腎皮質ホルモン剤
Table 59–2 Relative Potencies and Equivalent Doses of Representative Corticosteroids
COMPOUND ANTIINFLAMMATORY POTENCY Na+-RETAINING POTENCY DURATION OF ACTION* EQUIVALENT DOSE, MG
cortisol 1 1 S 20
cortisone 0.8 0.8 S 25
fludrocortisone 10 125 I
prednisone 4 0.8 I 5
prednisolone 4 0.8 I 5
6α-methylprednisolone 5 0.5 I 4
triamcinolone 5 0 I 4
betamethasone 25 0 L 0.75
dexamethasone 25 0 L 0.75


-グルココルチコイド
-グルココルチコイド
-glucocorticoid





★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡