直接ビリルビン

出典: meddic

direct bilirubin D-Bil
ビリルビン



基準値

  • 1.7-6.8μmolL, 0.1-0.4 mg/dl (HIM.A-4)


Wikipedia preview

出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/17 23:27:45」(JST)

wiki ja

[Wiki ja表示]

UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • 化学療法下にある末期肝細胞癌患者の亜鉛欠乏
  • 本間 和宏,和田 安代,榎本 真理 [他],小尾 俊太郎,若菜 宣明,田中 越郎
  • 東京農業大学農学集報 58(3), 194-198, 2013-12-16
  • … 血清中の直接ビリルビン,間接ビリルビン,LDH, AST, ALT, ALP, アルブミン,CRP, AFP さらに入院中の平均食事摂取率,食事摂取量,摂取エネルギー量,摂取食塩相当量,鉄摂取量,亜鉛摂取量,ビタミンK 摂取量および年齢を変数として重相関分析を行った。 …
  • NAID 110009658771
  • 診療と研究 直接ビリルビン高値を呈した極低出生体重児の臨床像の解析
  • 俣野 美雪,高橋 尚人,矢田 ゆかり [他]
  • 小児科診療 73(7), 1232-1236, 2010-07
  • NAID 40017179957
  • 出生前から経過を観察し得た胆道閉鎖症の1例
  • 河崎 正裕,仲田 惣一,高尾 智也
  • 日本小児外科学会雑誌 45(4), 729-732, 2009-06-20
  • … 部嚢胞(直径15mm)で見つかった胆道閉鎖症の1例を報告した.嚢胞は頭側管腔に連続し,胆嚢は正常に存在したため胆道拡張症を疑った.在胎38週6日,体重2,958gで出生するまで嚢胞に形態的変化はなかった.生後直接ビリルビンが徐々に増加し,肝管,嚢胞は3週間の間に縮小した.そのため生後28日目胆道閉鎖症を疑い手術を施行した.病型III dであった.葛西手術を施行し術後は順調に経過した.本例におけるこの胆道の形態的変化は …
  • NAID 110007383179

関連リンク

[編集]. 水溶性の抱合型ビリルビンを直接ビリルビン(direct bilirubin, D-Bil, 直ビ)という 。総ビリルビンのうち、水溶性の抱合型ビリルビンはグルクロン酸抱合で出来るジアゾ基 によって直接測定できる。
直接ビリルビンとは、間接ビリルビンが肝臓で変化したもので、胆管が閉塞する疾患など で高値を示します。このページでは、直接ビリルビンの概要などを分かりやすく解説して おります。

関連画像

図30 ビリルビンの生成間接ビリルビン優位の黄疸一歩一歩学ぶ生命科学イメージ 2インターネットホスピタルそして腸管で腸内細菌の作用で


★リンクテーブル★
国試過去問105A031」「095G034」「095A090」「108G016」「089A088
リンク元尿胆汁色素」「間接ビリルビン」「黄疸」「総ビリルビン
拡張検索高直接ビリルビン血症
関連記事ビリルビン」「直接」「ビン

105A031」

  [★]

  • 70歳の男性。全身の掻痒感と褐色尿とを主訴に来院した。 1週前から尿の濃染を、 3日前から皮膚掻痒感を自覚していた。意識は清明。身長160cm、体重58kg。体温35.8℃。脈拍72/分、整。皮膚は黄染、乾燥し、多数の掻爬痕を認める。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 454万、 Hb 12.1g/dl、 Ht 36%、白血球 5,500、血小板 12万。血液生化学所見:総蛋白 6.1g/dl.アルブミン 3.4g/dl、総ビリルビン 12.1mg/dl、直接ビリルビン 8.3mg/dl、 AST 233IU/l、 ALT 354IU/l、 LD 48S IU/l(基準176-353)、ALP 1.091 IU/l(基準115-359)、γ-GTP 825IU/l(基準8-50)、Na 141mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 107mEq/l。経皮経肝胆道ドレナージチューブからの造影と内視鏡的逆行性胆管造影とを同時に行った胆管造影写真(内視鏡は抜去後)(別冊No.6)を別に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 105A030]←[国試_105]→[105A032

095G034」

  [★]

  • 21歳の女性。2週前から発熱をきたし、近医で解熱薬と抗菌薬との投与を受けたが軽快せず、昨日から紫斑が出現したため入院した。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球210万、Hb 6.8 g/dl、Ht23%、網赤血球25‰、白血球2,300(好中球23%、好酸球2%、単球5%、リンパ球67%、異型リンパ球3%)、血小板2.3万。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)


[正答]
※国試ナビ4※ 095G033]←[国試_095]→[095G035

095A090」

  [★]

  • (1) 黄疸による障害は血中ビリルビン最高値と生後日数とに依存する。
  • (2) ビリルビンの神経毒性は直接ビリルビン値に依存する。
  • (3) 光線療法に用いる波長は赤外線に近い。
  • (4) 光線療法中の1日水分投与量は少なめに維持する。
  • (5) 光線療法は皮膚のビリルビンを水溶性にする。
  • a. (1)(2)
  • b. (1)(5)
  • c. (2)(3)
  • d. (3)(4)
  • e. (4)(5)
[正答]


※国試ナビ4※ 095A089]←[国試_095]→[095A091

108G016」

  [★]

  • 血液検査項目とその検査結果が高値となる病態の組合せで誤っているのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 108G015]←[国試_108]→[108G017

089A088」

  [★]

  • a. 経口法は静注法より胆管像が鮮明である
  • b. 経口薬ではヨード過敏は起こらない
  • c. 血清直接ビリルビン5mg/dL以上では造影困難である。
  • d. 胆嚢収縮能の評価にはセクレチンを用いる。
  • e. 断層撮影結石の種類が判別できる。

尿胆汁色素」

  [★]

黄疸胆汁ビリルビンウロビリノゲン
  • 赤血球中のHbは間接ビリルビンとなり、肝臓でグルクロン酸抱合されて、直接ビリルビンになる。尿中には直接ビリルビンが排泄される。
直接ビリルビンは胆管から腸管に排泄されて腸内細菌によりウロビリノーゲンとなり、血中再吸収後、一部は尿中へ排泄される。
尿中に出てくるウロビリノーゲンと抱合型ビリルビンの変動でどこが悪いか分かる。
  • ビリルビン↑、ウロビリノーゲン↑:黄疸(肝細胞性)、肝炎、肝硬変やアルコール性肝障害など
肝細胞傷害により直接ビリルビンの排泄が妨げられる。また胆汁中に排泄された直接ビリルビリンはウロビリノゲンに転換された小腸で再吸収されるが、肝臓での再吸収が妨げられる。このためにウロビリノゲンが上昇する。
  • ビリルビン↑、ウロビリノーゲン→:黄疸(閉塞性)、腫瘍や結石による胆道閉塞、胆汁うっ滞
肝臓で産生された直接ビリルビンは、胆汁として排泄できないために血液中に直接ビリルビンが排泄され、そのまま尿として排泄される。このため、ウロビリノゲンはかわらずウロビリノゲンのみ上昇する。
  • ビリルビン→、ウロビリノーゲン↑:黄疸(溶血性)、溶血性貧血などによる赤血球破壊の亢進
血管内で産生された間接ビリルビンはにより、血清ビリルビリンは経度上昇するが、肝機能は正常であるために大量のウロビリノゲンが産生され排泄される。このため、ビリルビンは軽度上昇、ウロビリンは著明に上昇する。


間接ビリルビン」

  [★]

indirect bilirubin
ビリルビン


  • ポリフィリンが開裂してビリルビンとなるが不溶性であるために、血中ではアルブミンと結合する(これが、間接ビリルビン)。肝臓に運ばれた後、グルクロン酸抱合を受けて水溶性となったビリルビンが直接ビリルビンである。

基準値

  • (HIM A-4)
総ビリルビン 0.3-1.3 mg/dL
直接ビリルビン 0.1-0.4 mg/dL
間接ビリルビン 0.2-0.9 mg/dL

鑑別疾患

  • 0.9-5mg/dl(軽度増加)
  • 5-20mg/dl(中等度増加)
  • 20mg/dl以上(高度増加)
LAB 568
ジェネラリストのための内科外来マニュアル. 384



黄疸」

  [★]

jaundice (prejndiceと似ている?), choloplania
icterus
ビリルビン新生児黄疸


  • 基準値:総ビリルビン(TB) 0.2-1.2 mg/dl
総ビリルビンが2.0 mg/dl を超えると肉眼的に黄疸が認められる

黄疸の原因 (内科診断学 第2版)

間接ビリルビン優位 産生過剰 網内系赤血球破壊 先天性溶血性貧血
後天性溶血性貧血
血管内溶血 発作性夜間血色素尿症
寒冷凝集素症
血液型不適合溶血
血栓性血小板減少性紫斑病
骨髄内無効造血 シャントビリルビン血症
悪性貧血
肝臓摂取障害 シャント形成 肝硬変
抱合障害 Crigler-Najjar症候群(I,II型)
Gilbert症候群
直接ビリルビン優位 排泄障害 Rotor症候群
Dubin-Johnson症候群
肝細胞障害 急性肝炎
慢性肝炎
肝硬変
胆管障害 肝内胆汁うっ滞 原発性胆汁性肝硬変
原発性硬化性胆管炎
薬物性胆汁うっ滞
閉塞性黄疸


jaundice
付録16


総ビリルビン」

  [★]

total bilirubin, T-Bil, TB
ビリルビン

意義

単位

  • 1 μmol/L = 0.058 mg/dl

基準値

  • 0.2-1.0 mg/dL(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.13)
  • 5.1-22μmolL, 0.3-1.3 mg/dl (HIM.A-4)

総ビリルビンの異常値と黄疸(LAB.568)

黄疸の程度

  • 潜在的黄疸:1-2 mg/dl : 17.2-34.5 μmol/l
  • 軽度黄疸:2-10 mg/dl : 34.5-172.4 μmol/l
  • 中程度黄疸:10-20 mg/dl : 172.4-344.8 μmol/l
  • 高度黄疸:20mg/dl以上 : 344.8 μmol/l

黄疸の種類

  • 閉塞性黄疸
  • 不完全閉塞:10-15 mg/dl : 172.4-258.6 μmol/l
  • 完全閉塞:20-30 mg/dl : 344.8-517.2 μmol/l
  • 肝細胞性黄疸:1-70 mg/dl : 17.2-1206.9 μmol/l
  • 溶血性黄疸:5 mg/dlを超えることはまれ : 86.2 μmol/l

肝機能障害のマーカーとして

  • AST, ALTが最大値を示した1週間後に最大値をしめす。急性期のマーカーとしては使えない。(QB.B-264)


高直接ビリルビン血症」

  [★]

direct-reacting hyperbilirubinemia
抱合型高ビリルビン血症 conjugated hyperbilirubinemia


ビリルビン」

  [★]

bilirubin
ヘマトイジン類血素 hematoidin
黄疸

血清ビリルビンの由来

  • 70-80%が網内系での老廃赤血球の破壊に由来、20-30%が骨髄での無効増血と肝臓での代謝回転の早いヘム由来のシャントビリルビンに由来。
  • 70-75%が脾臓、肝臓などで老化赤血球に由来、10-20%が骨髄の無構造血、約10%が肝臓などのヘム蛋白に由来。1日に250-300mg生成される。
  • 細網系由来:ヘモグロビンは細胞内秘計でヘムとグロビンに分解され、ヘムはヘムオキシゲナーゼにより開裂切断を受けてビリベル人となり、さらにビリベル人還元酵素の作用を受けて遊離型ビリルビンになる。遊離型ビリルビンは水溶性が低いため血中で血清アルブミンと結合して存在し、肝臓に運ばれてミクロソーム内のUDP-グルクロニダーゼにより、グルクロン酸抱合されて抱合型ビリルビンとなる。抱合型ビリルビンの大部分は胆道系を経て胆汁に排泄され、一部は血液中に漏れだし、尿中に排泄される。胆汁中の縫合ビリルビンは腸内に排泄され腸内細菌により還元されウロビリノゲン隣、大部分は便中に排泄される。一部のウロビリノゲンは小腸で再吸収されて血液中に移行し、大部分は肝臓で処理され胆汁に移行(腸肝循環)するが、一部は尿中に排泄される(LAB.563)。

基準値

血清ビリルビン

単位:1 μmol/L = 0.058 mg/dl

(流れが分かる臨床検査マニュアル上 p.13)

HIM.A-4

  • total bilirubin: 5.1-22μmolL, 0.3-1.3 mg/dl
  • direct bilirubin: 1.7-6.8μmolL, 0.1-0.4 mg/dl
  • indirect bilirubin: 3.4-15.2μmolL, 0.2-0.9 mg/dl

ビリルビンの吸収波長

  • 450-460nm


臨床関連




直接」

  [★]

directimmediatestraightforwarddirectly
指揮指示指導即時即時型速効性直接型直接的配向向ける、方向づける、率直単刀直入ダイレクト

ビン」

  [★]

bottle
ビンづめ




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡