- 英
- methylparaben、methylparaben sodium
- 関
- メチルパラベンナトリウム
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/10 13:58:23」(JST)
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パラオキシ安息香酸エステル(—あんそくこうさん—, para-hydroxybenzonate)は、安息香酸エステルのパラ位にフェノール性ヒドロキシ基を持つ有機化合物群の呼び名である。おもに飲料向けの防腐剤として使用されているが食品・医薬品あるいは化粧品の防腐剤成分名として掲示する場合に、製品に複数種含まれるパラオキシ安息香酸エステルを総称してパラベン(Paraben)と呼称される。フェノール部分は塩を形成するためナトリウム塩などの形で使用される場合もある。
防腐剤として使用される製品名とIUPAC名を次に挙げる
- メチルパラベン (Methylparaben) methyl 4-hydroxybenzoate
- エチルパラベン (Ethylparaben) ethyl 4-hydroxybenzoate
- プロピルパラベン (Propylparaben) propyl 4-hydroxybenzoate
- イソプロピルパラベン (Isopropylparaben) isopropyl 4-hydroxybenzoate
- ブチルパラベン (Butylparaben) butyl 4-hydroxybenzoate
- イソブチルパラベン (Isobutylparaben) isobutyl 4-hydroxybenzoate
- ベンジルパラベン (Benzylparaben) benzyl 4-hydroxybenzoate
パラオキシ安息香酸エステルは広い菌種に対して、静菌作用を示し通常はエステル部分の異なるパラオキシ安息香酸エステルを組み合わせて使用される。抗菌活性の強さは、ベンジル>ブチル>プロピル>エチル>メチルエステルの順といわれている。消毒剤や感染症の治療剤としては用いられない。
関連項目 [編集]
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Japanese Journal
- 食品保存剤パラベン(パラヒドロキシ安息香酸エステル)類のミトコンドリア毒性
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1g中)
- クロベタゾン酪酸エステル 0.5mg(0.05%)
添加物
禁忌
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒が遅れるおそれがある。また、感染のおそれがある。]
- 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が著しく遅れるおそれがある。]
効能または効果
- アトピー性皮膚炎(乳幼児湿疹を含む)
顔面、頸部、腋窩、陰部における湿疹・皮膚炎
- 通常1日1〜数回適量を患部に塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
重大な副作用
- 眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、後のう白内障等があらわれることがある。
薬効薬理
生物学的同等性試験1)2)
- ラットを用いたクロトン油耳浮腫抑制試験、毛細血管透過性抑制試験、カラゲニン背部皮膚浮腫抑制試験及び肉芽増殖抑制試験において、キンダロン軟膏0.05%と標準製剤(軟膏剤、0.05%)の効力比較を行った。その結果、キンダロン軟膏0.05%は著明な抗炎症作用を示し、標準製剤との比較においても両剤間に有意差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
また同様に、キンダロンローション0.05%も著明な抗炎症作用を示し、標準製剤(ローション剤、0.05%)との比較においても両剤間に有意差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロベタゾン酪酸エステル (Clobetasone Butyrate)
化学名
- 21-chloro-9-fluoro-17-hydroxy-16β-methyl-pregna-1,4-diene-3,11,20-trione 17-butyrate
分子式
分子量
性状
- 本品は白色〜微黄色の結晶性の粉末で、においはなく、味はない。
本品はクロロホルムに極めて溶けやすく、アセトン、酢酸エチル又は1,4-ジオキサンに溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、シクロヘキサンに極めて溶けにくく、ヘキサン又は水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- silver sulfadiazine、sulfadiazine silver
- 同
- ゲーベンクリーム
- 関
- スルファジアジン
- 自己融解によるデブリドマンを促進し、また抗菌作用を有する。
- 薬剤の壊死組織への浸透力が強く、バイオフィルム内の菌にも効果を有する。
- 緑膿菌に強い抗菌作用がある。
- 壊死組織を伴う汚染創や褥瘡、深達性の熱傷にも使用される。
- 乳剤性基剤(水中油型)のため、滲出液が多いときは創面の浮腫を来すおそれがあり、不適である。
- 使用方法:創部に2-3mmの厚さで塗布し、同程度の厚さのガーゼで被覆する。ガーゼ交換の際には、付着しているゲーベンクリームを除去してから塗布する。
- 薬価:ゲーベンクリーム1%1g \12.6/g
- 製品単位:ゲーベンクリーム500g
- ゲーベンクリームの場合、スルファジアジン銀が薬効成分であり、基剤はセタノール,ミリスチン酸イソプロピル,プロピレングリコール,メチルパラベン,ブチルパラベンとなる。
[★]
メチルパラベン
- 関
- methylparaben sodium
[★]
- 英
- methylparaben sodium
- 関
- メチルパラベン
[★]
パラアミノ安息香酸