ティーエスワン
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- the 20th letter of the Roman alphabet (同)t
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- tritiumの化学記号
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/05/07 06:33:45」(JST)
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TS-1(ティーエスワン)とは、胃癌などに使用される経口の抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)の一種で、代謝拮抗剤に分類される。
商品名は、ティーエスワン、一般名はテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウムで、製造、販売元は大鵬薬品工業である。欧米では、2011年からノルディックグループにより"Teysuno"の名称で市販されている[1]。
目次
- 1 名称
- 2 有効成分
- 3 作用機序
- 4 効能・効果
- 5 用法・用量
- 6 副作用
- 7 脚注
- 8 参考資料
- 9 外部リンク
名称
「TS-1」は当初「S-1」と呼ばれた。これは開発者の白坂哲彦のイニシャルから取ったものである。しかし「S-1」の商標は佐藤製薬がすでに取得済みであったことから、大鵬薬品工業のTをつけて「TS-1」と最終的になった。名称については、本薬のことを商品名の「TS-1」と呼ばず、開発時の名称から「S-1」と記載する論文もある。
有効成分
有効成分は以下である。
- テガフール(tegafur)
- ギメラシル(gimeracil,化学式:C5H4ClNO2)
- オテラシルカリウム(oteracil potassium,化学式:C4H2KN3O4)
作用機序
本剤の各成分は、次のような作用機序である。
- テガフール
- 代謝によりフルオロウラシルに変換され、これがDNA生合成を阻害する。また、フルオロウラシルの代謝物もRNA機能を阻害する。
- ギメラシル
- テガフールがフルオロウラシル以外に代謝されることを防ぐ作用がある。すなわち体内でのフルオロウラシルの濃度を上げて効果を高めるためのものである。
- オテラシルカリウム(オキソン酸カリウム)
- フルオロウラシルの消化器毒性を軽減する。
効能・効果
厚生労働省より保険適応が認められているのは以下のとおり(括弧内は奏効率)。
- 胃癌(46.5%)
- 結腸・直腸癌(32.6%)
- 頭頸部癌(34.1%)
- 非小細胞肺癌(18.2%)
- 手術不能又は再発乳癌(21.8%)
- 膵癌(32.2%)
- 胆道癌
- 胆管癌
上記に無い食道癌等の他の癌に対しても有効性は報告されている。
用法・用量
1日2回、28日間連続投与し、14日間休薬する。しかし、近年の研究[2]からは、隔日投与とするなど、体表面積当たりに規定量を投与しないで、薬物代謝酵素の活性の個体差に応じた長期間もっともよい効果がもたらされる投与方法が模索されている。
副作用
骨髄抑制、播種性血管内凝固症候群(DIC)、溶血性貧血、肝障害、下痢、腸炎、間質性肺炎、消化管潰瘍・出血、急性腎不全、スティーブンス・ジョンソン症候群、ライエル症候群など。
脚注
- ^ ティーエスワン®(欧州申請商品名:Teysuno™) 欧州における共同開発販売契約を締結、大鵬薬品工業
- ^ 『がん化学療法におけるバイオマーカーの探索に関する研究』Bulletin of Osaka University of Pharmaceutical Sciences 5 (2011) p.111~128
参考資料
- 『ティーエスワンTMカプセル20mg 25mg』添付文書・第18版(大鵬薬品)
- S-1誕生 国産初の世界レベル抗癌剤開発秘話 白坂哲彦 株式会社エビデンス社
外部リンク
- 膵がん - 京都大学・膵臓外科
- 膵がんの放射線療法と化学療法 - 京都大学・膵臓外科
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English Journal
- Mesoporous MFI zeolites by microwave induced assembly between sulfonic acid functionalized MFI zeolite nanoparticles and alkyltrimethylammonium cationic surfactants.
- Jin H, Bismillah Ansari M, Park SE.SourceLaboratory of Nano-Green Catalysis and Nano Center for Fine Chemicals Fusion Technology, Department of Chemistry, Inha University, Incheon 402-7, 5, 1, Korea. separk@inha.ac.kr.
- Chemical communications (Cambridge, England).2011 May 31. [Epub ahead of print]
- Mesoporous MFI zeolites (ZSM-5, TS-1, S-1) having intracrystalline mesoporosity within zeolite crystals were synthesized by microwave induced assembly through the ionic interaction between the sulfonic acid functionalized MFI zeolite nanoparticles and alkyltrimethylammonium cationic surfactants.
- PMID 21629918
- Toxic Epidermal Necrolysis Associated with TS-1 in a Patient with Gastric Cancer.
- Tan CS, Lim R, Lim TC, Aw CW, Yeo SW, Lee SC.Source*Department of Haematology-Oncology, National University Cancer Institute (NCIS), National University Health System, Level 7, Tower Block, 1E, Kent Ridge Road, Singapore 119228, Singapore. csilsc@nus.edu.sg.
- Japanese journal of clinical oncology.2011 May;41(5):666-8. Epub 2011 Mar 16.
- A 64-year-old female who has undergone D2 total gastrectomy was started on adjuvant treatment with TS-1. Four weeks after initiation of TS-1, the patient developed a rare complication of life-threatening toxic epidermal necrolysis. TS-1 was discontinued and the patient received treatment with intrav
- PMID 21415005
Japanese Journal
- 後腹膜鏡下摘除により診断しえた胃癌後腹膜リンパ節転移の1例
- 中澤 成晃,奥見 雅由,米田 傑 [他]
- 泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica 58(12), 683-686, 2012-12
- … Postoperatively, TS-1 administration was given for Virchow lymph node metastasis, which disappeared within 2 years and TS-1 was stopped. …
- NAID 40019530642
- The synthesis of copolymers, blends and composites based on poly(butylene succinate)
- Hwang Sung Yeon,Yoo Eui Sang,Im Seung Soon
- Polymer journal 44(12), 1179-1190, 2012-12
- NAID 40019502329
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- 関
- 血栓性血小板減少性紫斑病 TTP、フォンウィルブランド因子
参考
- http://www.kensin-kensa.com/archives/cat35/post_175/
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