キリアン三角
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Japanese Journal
- 咽頭食道憩室(Zenker憩室)の手術症例における臨床的特徴ならびに治療法についての検討
- 小熊 潤也,小澤 壮治,北川 雄光,才川 義朗,安藤 暢敏,北島 政樹
- 日本消化器外科学会雑誌 37(5), 619-624, 2004-05-01
- … 咽頭食道憩室(Zenker憩室)は咽頭食道後壁で,下咽頭括約筋斜走部と輪状咽頭筋横走歩との間の解剖学的脆弱部,いわゆるKillian三角部に圧出性に生じる憩室で,食道憩室の中でもその割合は低く,本邦ではまれな疾患である.1988年から2003年までの16年間に教室では7例のZenker憩室に対し手術を施行した.これら7例を対象に,臨床的特徴および治療法について検討した.初発症状は全例で嚥下困難を認めた.術式は全例に憩室切除術を施 …
- NAID 110001344645
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- 英
- Zenker's diverticulum、Zenker's diverticula、Zenker diverticulum、Zenker diverticula
- 同
- ツェンケル憩室 Zenker憩室、咽頭食道憩室 pharyngoesophageal diverticulum、咽頭憩室
- 関
- 憩室、仮性憩室、食道憩室
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まとめ
- 圧出性憩室、仮性憩室:上部食道括約筋である輪状喉頭筋の弛緩と咽頭の収縮の協調不全の結果、食道入口部の内圧が上昇し粘膜が脱出。
概念
- 咽頭食道移行部後壁の食道筋層の抵抗減弱部から圧出して生じた憩室(圧出性憩室)。筋層を欠く(仮性憩室)。(SSUR.449)
- 成因:上部食道括約筋である輪状咽頭筋の弛緩と喉頭の弛緩の強調不全の結果、食道入口部の内圧が上昇し粘膜が脱出する。(SSUR.449)
- Killian三角とよばれる筋層が薄い部分から粘膜が圧出される。
症状
- SSUR.449
- Zenker憩室は入口の狭い嚢状の構造のため、飲食物が貯留しやすいうえ、咽頭や喉頭に近いため、他の憩室に比べて症状が出やすい。
診断
- 食道X線写真造影検査:側面像で食道の背側に突出する嚢状構造。(SSUR.449)
治療
- SSUR.449
- 憩室切除
- 憩室のつり上げ固定
- 輪状咽頭筋切開術:食道入口部の内圧を下げるため。
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- 英
- Killian triangle
- 同
- Killian三角、キリアン披裂 Killian dehiscence Killian's dehiscence
- 関
- ツェンカー憩室
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- 英
-
- 関
- 角度、隅、端、コーナー、触角