- 65歳の男性。凝血塊を伴う血尿を主訴に来院した。膀胱内視鏡写真を以下に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の男性。2週前から続く血尿と血痰とを主訴に来院した。意識は清明。身長171cm、体重63kg。体温37.2℃。脈拍80/分、整。血圧172/104mmHg。眼瞼と両側下腿とに浮腫を認める。肺野にcoarse cracklesを聴取する。尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、糖(-)。血液所見:赤血球350万、Hb10.2g/dl、Ht30%、白血球8,200、血小板16万。血清生化学所見:総蛋白6.4g/dl、アルブミン4.5g/dl、尿素窒素52mg/dl、クレアチニン4.7mg/dl、尿酸7.5mg/dl、胸部エックス線写真で両側上中肺野に斑状陰影を認める。全身状態が悪く、腎生検が施行できない。正常ヒト糸球体組織に患者血清と標識抗ヒトIgG抗体とを反応させた蛍光写真を以下に示す。病態として考えられるのはどれか。
- a. 感染病原体が糸球体に沈着した。
- b. 血清中の免疫複合体が糸球体に沈着した。
- c. 破壊された肺の成分が糸球体に沈着した。
- d. 血清中の抗体が糸球体構成成分に結合した。
- e. 糸球体に沈着した流血抗原に血清中の抗体が結合した。
[正答]
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[★]
- 61歳の女性。3か月前から乳房緊満感を認め、1か月前から少量の性器出血が持続するため来院した。閉経51歳。膣分泌物は白色、中等量で、子宮膣部に異常を認めない。子宮はやや大きく、左付属器部に手拳大の軟らかい腫瘤を触知する。
- 子宮頸部細胞診クラスI、子宮内膜細胞診陰性。血液所見に異常を認めない。血清生化学所見:FSH15mIU/ml(基準 閉経後30以上)、エストラジオール84pg/ml(基準閉経後20以下)。免疫学所見:CEA1.5ng/ml(基準5以下)、CA19-9 14U/ml(基準37以下)、CA125 38U/ml(基準35以下)。
- 経膣超音波検査で左付属器腫瘤は大部分充実性で内部に大小の嚢胞を多数認める。骨盤部単純MRIのT1強調像とT2強調像とを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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