- 45歳の女性。1か月前から倦怠感が出現したため来院した。飲酒歴なし。身長153cm、体重68kg。肝・脾を触知しない。血清生化学所見:総コレステロール230mg/dl、トリグリセライド140mg/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST85単位、ALT130単位、アルカリホスファターゼ27単位(基準260以下)、γ-GTP85単位(基準8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陰性、抗核抗体陰性、抗ミトコンドリア抗体陰性。腹部超音波写真を以下に示す。この疾患について正しいのはどれか。
- a. 薬物では起こらない。
- b. 糖尿病に合併しやすい。
- c. 肝硬変に高率に移行する。
- d. 肝細胞癌は合併しない。
- e. 副腎皮質ステロイド薬が有効である。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の男性。腹部超音波検査で初めて肝に孤立性腫瘤を指摘され入院した。3年前に上行結腸癌で右半結腸切除術を受け、術後定期的に通院していた。血液所見:赤血球385万、Hb11.5g/dl、白血球4,200、血小板14万。血清生化学所見:総蛋白7.0g/dl、アルブミン3.1g/dl、ZTT13.0(基準4.0~14.5)、総ビリルビン0.9mg/dl、AST32単位、ALT28単位、アルカリホスファターゼ350単位(基準260以下)、γ-GTP48単位(基準8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陰性、AFP8ng/ml(基準20単位以下)、CEA22ng/ml(基準5以下)。腹部造影CTで肝左葉に径4cmの腫瘤陰影を1個認めるが、肺を含めその他の臓器には異常を認めない。適切な治療方針はどれか。
[正答]
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- 68歳の男性。今朝突然、腹痛と下血とをきたしたため来院した。身長165cm、体重59kg。呼吸数24/分。脈拍76/分、整。血圧132/90mmHg。腹部は平坦、軟で、左下腹部に圧痛を認める。血液所見:赤血球385万、Hb12.2g/dl、Ht35%、白血球9,900、血小板26万。CRP2.2mg/dl。大腸内視鏡写真を以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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