- 生後26日の新生児。7日前から哺乳後に嘔吐があり、次第に噴水状となったので来院した。食欲は良好で、下痢はなく、排便は5日前からない。右上腹部にオリーブ大の弾性硬の腫瘤を触れる。皮膚は乾燥し、緊張は低下している。血清生化学所見:Na134mEq/l、K3.1mEq/l、Cl87mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH7.56、PCO2 45Torr、HCO3 -33mEq/l、BE+7.4mEq/l。
- この患児の輸液組成に含めないのはどれか。
[正答]
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[★]
- 58歳の女性。倦怠感を主訴に来院した。8年前に胃癌で胃全摘術を受け、2年前まで定期的な検査通院をしていたが、特に問題なく体重も回復したため通院を中止した。2か月前から易疲労感を覚え、最近労作後の動悸と倦怠感とが強い。1か月前の子宮がん検診では異常がなかった。便通は1日1回、現在便の色調の変化もない。胸部に異常を認めず、腹部は平坦、軟。腫瘤を認めず、圧痛もない。血液所見:赤血球260万、Hb9.2g/dl、Ht30%、白血球5,500、血小板15万。血清生化学所見:空腹時血糖90mg/dl、総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.6g/dl、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸2.6mg/dl、総コレステロール180mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST45単位(基準40)以下)、ALT28単位(基準35以下)、LDH620単位(基準176~353)、Ca9.8mg/dl、P4.4mg/dl、Fe44μg/dl。この患者の治療として正しいのはどれか。
- a. 粘膜保護葉の経口投与
- b. ビタミンDの経口投与
- c. 抗菌薬の経口投与
- d. ビタミンB12の筋注
- e. 濃厚赤血球輸血
[正答]
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- 75歳の男性。健康診査の上部消化管造影で異常を指摘され来院した。
- 高血圧と慢性気管支炎とに対して外来治療中であった。上部消化管造影写真と食道内視鏡写真とを以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
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