- 次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
- 42歳の男性。頻回の嘔吐のために来院した。
- 現病歴 : 2か月前から食後の上腹部膨満感が出現し、1週前から時々嘔吐するようになった。上腹部に重圧感を自覚することもあり、一昨日から嘔吐が頻回になり、黒っぽい便が出ている。吐物は食物残渣のみで、血液の混入はなかった。
- 既往歴 : 28歳時、十二指腸潰瘍に罹患し、服薬治療を行っていたが、再発を繰り返した。
- 現症 : 意識は清明。身長170cm、体重54kg。体温36.9℃。呼吸数12/分。脈拍124/分、整。血圧98/58mmHg。胸部に異常はない。腹部は平坦で、上腹部に圧痛を認める。腸雑音は正常である。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球242万、Hb6.5g/dl、Ht20%、血小板39万。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン3.8g/dl、尿素窒素42mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、AST38単位(基準40以下)、ALT33単位(基準35以下)、LDH360単位(基準176~353)。
[正答]
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- 次の文を読み、35、36の問いに答えよ。
- 42歳の男性。頻回の嘔吐のために来院した。
- 現病歴 : 2か月前から食後の上腹部膨満感が出現し、1週前から時々嘔吐するようになった。上腹部に重圧感を自覚することもあり、一昨日から嘔吐が頻回になり、黒っぽい便が出ている。吐物は食物残渣のみで、血液の混入はなかった。
- 既往歴 : 28歳時、十二指腸潰瘍に罹患し、服薬治療を行っていたが、再発を繰り返した。
- 現症 : 意識は清明。身長170cm、体重54kg。体温36.9℃。呼吸数12/分。脈拍124/分、整。血圧98/58mmHg。胸部に異常はない。腹部は平坦で、上腹部に圧痛を認める。腸雑音は正常である。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球242万、Hb6.5g/dl、Ht20%、血小板39万。血清生化学所見:総蛋白6.5g/dl、アルブミン3.8g/dl、尿素窒素42mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、AST38単位(基準40以下)、ALT33単位(基準35以下)、LDH360単位(基準176~353)。
- この患者の血清電解質で最も著しい異常が予想されるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097F034]←[国試_097]→[097F036]
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- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 64歳の男性。意識障害のため家族に付き添われて救急車で搬入された。
- 現病歴 : 今朝、庭の植木の枝を切っていたところ、小型のハチ数匹に襲われ、手足を数か所刺された。薬をつけようと室内に入ったところで脱力と呼吸困難とを訴えて倒れ意識を失った。搬送中にけいれん発作が2回あった。
- 既往歴 : 2年前、農作業中にハチに刺されたことがある。10年前から高血圧で加療中であるが、その他の疾患の既往はない。
- 現症 : 応答はあるが意識は混濁している。体温36.5℃。脈拍140/分、緊張不良。眼球結膜に充血を認める。全身が発赤し膨疹が多発している。咽頭粘膜の腫脹を認める。心雑音はなく、肺野にwheezes(笛様音)を聴取する。腹部は平坦、軟である。腱反射に左右差はなく、病的反射を認めない。
[正答]
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