- 55歳の男性。尿量の減少と全身倦怠感とのため来院した。腰痛のため市販の非ステロイド性抗炎症薬を3日間大量に服用した。顔面と下腿とに軽い浮腫を認める。脈拍104/分、整。血圧180/100mmHg。肺野にcoarse crackles(水泡音)を聴取する。尿道カテーテルを留置し10ml/時の尿量が得られた。尿所見:蛋白3+、糖1+、クレアチニン95mg/dl、Na50mEq/l、K11mEq/l。血清生化学所見:総蛋白6.3g/dl、尿素窒素40mg/dl、クレアチニン4.2mg/dl、Na131mEq/l、K6.7mEq/l、Cl100mEq/l。腹部エックス線単純写真で腎陰影の長径は左右とも14cmである。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 53歳の女性。全身倦怠態と夜間多尿とを訴えて来院した。頻回に起こる頭痛のため鎮痛薬を8年間内服している。食欲は良好である。血圧152/90mmHg。下腿に浮腫はない。尿所見:蛋白1+、沈渣に白血球5~7/1視野、細菌培養は陰性。血清生化学所見:尿素窒素35mg/dl、クレアチニン3.0mg/dl。低値が予測されるのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 48歳の女性。意識混濁のため救急車で搬入された。脈拍88/分、整。血圧104/62mmHg、尿所見:pH6.5、蛋白(±)、糖(-)、潜血(±)。血清生化学所見:尿素窒素14mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、Na135mEq/l、K2.0mEq/l、Cl 111mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.16、PaO2 80Torr、PaCO2 32Torr、HCO3 -12mEq/l。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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