- 25歳の1回経産婦。妊娠29週。定期的妊婦健康診査のため来院した。前回の妊娠・分娩経過ともに正常で、児にも異常はみられなかった。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。前回までの妊婦健康診査で異常は指摘されていない。今回の超音波検査で、胎児に腹水、胸水および皮下浮腫が認められる。母体血液検査で原因検索に有用なのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [097A002]←[国試_097]→[097A004]
★リンクテーブル★
[★]
- 33歳の初妊婦。妊娠39週に陣痛が発来したので来院した。子宮ロ3cm開大、展退度90%、児頭は骨盤入口部に固定、SP-1cmで矢状縫合は骨盤横径に一致し未破水である。子宮収縮は3分間隔、持続は1分。胎児心拍数陣痛図は正常であった。経過を観察していたところ5時間後に自然破水し子宮口は全開となった。さらに2時間後の診察所見では、児頭はSP±0cm、矢状縫合は骨盤横径に一致している。この時点での胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A001]←[国試_097]→[097A003]
[★]
- 4か月の女児。元気がないということで来院した。在胎38週、体重1,840gで出生し、仮死はなかった。生直後から、かん高い子猫のような泣き声である。身長52cm、体重3,720g、頭囲32cm、胸囲33cm。丸顔で両眼距離が広く、瞼裂は外側で下方を向き、耳介は低位で、顎が小さい。筋緊張が低下し、弱々しい感じがする。この疾患で正しいのはどれか。
- a. 母系遺伝である。
- b. 5番染色体の異常による。
- c. 知能は正常である。
- d. 心奇形を伴う。
- e. 主な死因は声門浮腫である。
[正答]
※国試ナビ4※ [097A003]←[国試_097]→[097A005]