- 24歳の男性。下腹部痛と下痢とを主訴に来院した。2年前から下痢便の排出で軽快する下腹部痛が繰り返し生じ、近医で治療を受けていた。3か月前から転勤に伴い更に症状が悪化したため、他院で注腸造影と下部消化管内視鏡検査とを受け器質的異常はないと言われた。この病態の診断に最も有用なのはどれか。
- a. 患者背景の聴取
- b. 便の細菌培養
- c. 血清電解質検査
- d. 腫瘍マーカー測定
- e. 腹部単純CT
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 今朝4時ころ胸部圧追想が出現した。横になり朝まで我慢していたが、胸痛はますます強くなり、冷汗と嘔吐とを伴うようになった。脈拍68/分、整。血圧110/80mmHg。肺野にcoarse crackles(湿性ラ音)を聴取する。
- 来院直後の心電図を以下に示す。
- 診断に有用な検査はどれか。
[正答]
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[★]
- 7か月の乳児。嘔吐と白色下痢とを主訴に来院した。昨夕、38.7℃の発熱かあり、嘔吐7回と白色水様下痢12回とがみられた。今朝から元気がなく、うとうとするようになった。意識は傾眠状である。体重7,500g。体温38.6℃。脈拍130/分、整、微弱。四肢に冷感がある。皮膚は乾燥し、緊張度は中等度に低下している。1週前の体重は8,350gであった。
- 脱水の重症度判定に最も重要な指標はどれか。
[正答]
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