- 58歳の男性。3日前から肛門部違和感と肛門部痛とが出現し、昨夜から肛門部痛が増強してきたので来院した。5年前から時々排便時に出血を認めていたが放置していた。
- 身長162cm、体重54kg。脈拍84/分、整。血圧128/78mmHg。
- 血液所見:赤血球450万、Ht38%、白血球9,800。
- 肛門部の写真を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
D
- 内痔核の痔核嵌頓で肛門脱も伴っている。
- 痔核の脱肛のみであれば、疼痛は伴わないと思われるが、嵌頓することにより疼痛をきたしている。
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[★]
- 26歳の女性。皮膚の黄染を主訴に来院した。3日前に37.6℃の発熱、全身倦怠感および食思不振が出現し、尿が褐色.になった。今朝、皮膚の黄染に気付いた。この6か月性的接触はない。飲酒暦はない。皮膚と眼球結膜とに黄染を認める。肝を右肋骨弓下に3cm触知する。血清生化学所見:総ビリルビン6.2mg/dl、直接ビリルビン4.8mg/dl、ASTくGOD720単位(基準40以下)、AIJくGP乃960単位(基準35以下)。免疫学所見:lgMそ1A抗体陽性、HBs抗原陰性、HCV抗体陰性。この疾患で正しいのはどれか。
- a. 垂直感染する。
- b. 主に血液を介して感染する。
- c. 慢性化しない。
- d. 劇症化しない。
- e. 肝癌が高頻度に発生する。
[正答]
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- 55歳の男性。食後の冷汗と動悸とを主訴に来院した。4か月前に胃癌で胃全摘術を受けた。2か月前から食後2時間ころに冷汗と動悸とが出現するようになった。最近は手がふるえ、気が遠くなることもある。身長172 cm、体重55kg。脈拍72/分、整。血圧138/74mmHg。眼瞼結膜に軽度貧血を認める。腹部正中線上に手術痕を認めるが、圧痛はない。下腿に浮腫はない。この病態に最も関与するのはどれか。
[正答]
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