- 22歳の男性。昼食1時間後から全身の掻痒感と嘔気とを伴うようになったので来院した。体温36.5℃。脈拍80/分、整。血圧120/64mmHg。全身に地図状の膨疹を認める。口唇はやや腫脹している。昼食に何を食べたか聞くと、しっかりした声で「アジの干物、芋の煮つけ、豆腐のミソ汁を食べました。」と答えた。適切な処置はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の男性。3日前に同窓会の懇親会で泥酔し、何回も嘔吐を繰り返した。2日前から発熱と咳献、今朝から膿性痰と右側胸痛とが現れたため来院した。体温38℃。脈拍90/分、整。血液所見:白血球13,000(桿状核好中球8%、分葉核好中球72%、好酸球2%、単球3%、リンパ球15%)。CRP14.5mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真では右下肺野に浸潤影と胸水とを認め、試験穿刺で悪臭の強い膿性胸水を採取した。胸水のGram染色で多数の好中球とグラム陽性球菌とを認めた。
[正答]
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- 原子力燃料工場が放射能漏れ事故を起こし、多数の周辺住民が町立病院を受診した。急性障害の症状を呈する者はいない。町役場、町立病院および保健所の合同調査班が、事故直後からの住民の健康への影響を調査することになった。適切でないのはどれか。
- a. 事故情報の開示を工場に求める。
- b. プライバシーの保護に留意する。
- c. 事故当時に居た場所を尋ねる。
- d. 生活習慣を調査する。
- e. 患者対照研究(case control study)として行う。
[正答]
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