- 26歳の初産婦。妊娠35週。2日間持続する水様性帯下を訴えて来院した。妊娠経過中異常は指摘されなかった。体温38.4℃。脈拍120/分、整。血圧124/68mmHg。来院時の膣鏡診で後膣円蓋から採取した白色不透明の液体は、弱アルカリ性、乾燥塗抹標本では羊歯状結晶を多数認めた。子宮口の開大はみられず、展退度50%、先進部は児頭であり固定していた。血液所見:Hb11.0g/dl、Ht34%、白血球18,000、血小板17万。胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A056]←[国試_096]→[096A058]
★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の男性。3日前に同窓会の懇親会で泥酔し、何回も嘔吐を繰り返した。2日前から発熱と咳献、今朝から膿性痰と右側胸痛とが現れたため来院した。体温38℃。脈拍90/分、整。血液所見:白血球13,000(桿状核好中球8%、分葉核好中球72%、好酸球2%、単球3%、リンパ球15%)。CRP14.5mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真では右下肺野に浸潤影と胸水とを認め、試験穿刺で悪臭の強い膿性胸水を採取した。胸水のGram染色で多数の好中球とグラム陽性球菌とを認めた。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A057]←[国試_096]→[096A059]
[★]
- 30歳の男性。下着に小さなシミが付くため来院した。2日前から軽い排尿痛と透明な尿道分泌物とがあった。10日前に性行為があったという。外尿道口に軽度の発赤を認めるほかは、陰茎、精巣および精巣上体に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球(-)、白血球5~10/1視野。
- 考えられる起因病原体はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A055]←[国試_096]→[096A057]