- 64歳の男性。半年前から突然に生じる動悸を時々自覚するため来院した。
- 動悸は長い時には数時間続き、いきみや冷水に顔をつけることで消失することがある。約1か月前から動悸発作中に一過性の眼前暗黒感を伴うようになった。意識消失をきたしたことはない。脈拍65/分、整。血圧132/76mmHg。安静時心電図は正常。
- 長時間連続記録心電図(II誘導)を以下に示す。
- この患者で正しいのはどれか。
- (1) 血栓塞栓症の危険がある。
- (2) 高カリウム血症を合併している。
- (3) キシロカイン静注が有効である。
- (4) カテーテル焼灼術(アブレーション)の適応である。
- (5) ペースメーカー植え込みの適応である。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 3歳の男児。3歳児健診で初めて心雑音を指摘され来院した。生来かぜをひきやすく、年に5、6回は急性咽頭炎として治療を受けていた。身長95cm、体重12kg。脈拍98/分、整。心臓の聴診で、第2肋間胸骨左縁を最強点とする2/6度の収縮期雑音を聴取し、II音の固定性分裂を認める。他に特記すべき身体所見はない。胸部エックス線写真と心電図とを以下に示す。
[正答]
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[★]
- 60歳の男性。咳嗽と労作時の呼吸困難とを訴えて来院した。20年間自動車部品製造業に従事した職歴がある。来院時の胸部エックス線写真と造影CTとを以下に示す。入院後に胸腔穿刺により採取した胸水の細胞診は陰性で、ヒアルロン酸値が増加していた。診断はどれか。
[正答]
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