- 32歳の2回経産婦。7週間の無月経と嘔気・嘔吐とを主訴として来院した。既往歴と妊娠歴とに特記すべきことはない。バイタルサインと外診所見とに異常はない。内診では、子宮は鶏卵大、軟で圧痛は認めないが、右の付属器と思われる部位に鶏卵大の腫瘤を触知した。経膣超音波検査で、子宮内に妊娠7週相当の胎嚢と心拍動を有する胎芽とを確認した。触知した腫瘤は径5cmの充実性成分を含まない右付属器の単房性嚢胞であった。次に行うべきことはどれか。
- a. 4週後再検査
- b. 超音波ガイド下で嚢胞を穿刺
- c. 腹腔鏡下で嚢胞を摘出
- d. 開腹して嚢胞を摘出
- e. 人工妊娠中絶術
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 25歳の1回経産婦。妊娠38週で昨夜から3、4分毎の自然陣痛が発来し、翌朝破水を訴え入院した。今回の妊娠経過中に異常は指摘されていない。入院時の内診所見では子宮口3cm開大、展退度80%、破水していた。
- 児は第2順位で推定体重が2,700 g、先進部は浮動していた。胎児心拍数陣痛計を装着し陣痛室で観察していたところ5時間後の内診で、子宮口5cm開大、展退度80%、先進部はほぼ固定、小泉門を3時の位置に触れた。
- この時点の胎児心拍数陣痛図を以下に示す。
- 次に行うべきことはどれか。
- a. 妊婦を病室に戻す。
- b. 胎位胎向を確認する。
- c. このまま自然経過を観察する。
- d. オキシトシン投与を開始する。
- e. 帝王切開術を行う。
[正答]
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- 59歳の女性。6年前から一過性に顔面のほてり、発汗および動悸が起こり、不眠が持続するため来院した。閉経は52歳。脈拍72/分、整。血圧138/74mmHg。甲状線機能検査と副腎髄質機能検査とに異常はない。この病態で分泌亢進が予想される下垂体ホルモンはどれか。
[正答]
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