- 昨年1年間のA町(人口10,000人)における全がん死亡数は50であった。昨年の日本全国における全がん死亡率は人口10万対250であった。A町の性・年齢階級別人口と全国の性・年齢階級別全がん死亡率との積和は50であった。A町の全がん標準化死亡比(SMR)はどれか。
- a. 0.2
- b. 0.5
- c. 1
- d. 2
- e. 5
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- A町の40歳以上の住民を対象にして、循環器病集団検診を実施した。収縮期血圧の値に基づいて、対象者を5群に分け、その後10年間における各群の脳卒中罹患率を求めた。この疫学研究はどれか。
- a. 生態学的研究(ecological study)
- b. 横断研究(cross-sectional study)
- c. 患者対照研究(case-control study)
- d. コホート研究(cohort study)
- e. 介入研究(intervention study)
[正答]
※国試ナビ4※ [095A018]←[国試_095]→[095A020]
[★]
- ある集団の同一時期に得られた統計値で不等号の向きが正しいのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 英
- standardized mortality ratio、SMR
- 関
- 年齢調整死亡率、間接法
- 観察集団の死亡数 / 期待死亡数 x 100 (%)
- 小さければ基準集団より死亡が少なく、大きければ基準集団より死亡が多い。
- 間接法では、観察集団の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別死亡率を適応することを思い出す。
Σ { (観察集団の年齢階級別人口) x (観察集団の年齢階級別死亡率) }
--------------------------------------------------------- x 100 (%)
Σ { (観察集団の年齢階級別人口) x (基準集団の年齢階級別死亡率) }
-
- 基準集団の年齢階級別死亡率を適用した場合の死亡数を基準として、観察集団の死亡数がどの程度か示す(比がわかる)。
国試