- 英
- resting potential
- 同
- 静止膜電位 resting membrane potential RMP
- 関
- 活動電位、膜電位
- K+は膜に対して大きい透過性を有しており、細胞内の大きい負電荷(タンパク質、核酸)を中和すべく細胞内に移動するが、K+の濃度勾配と電気的勾配が釣り合うときに生じる電位差であり、細胞外を0とする。
Ψi-Ψo=RT/ZF ln([K+]o/[K+]i)
静止膜電位の成因
- 1. K+,Cl-が膜に対して透過性を有し、Na+は透過性を有しないという仮定
- 2. 細胞におけるドナンの膜平衡
- 細胞内に負電荷を帯びた高分子の存在
- ドナン平衡の状態では細胞内のイオン濃度が高くなり、浸透圧により細胞が膨張・破裂してしまい、生存し得ないという矛盾
- 2K+引き込む代わりに、3Na+くみ出すことにより、細胞内が高浸透圧になることを補正?
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 酒井 正樹
- 比較生理生化学 29(3), 135-150, 2012-09-20
- … それは,伝導には静止電位や活動電位であまり問題にならなかった空間という要素があるからだ。 …
- NAID 10031123313
- 酒井 正樹
- 比較生理生化学 29(2), 76-86, 2012-04-30
- … 活動電位発生のしくみは,静止電位のしくみを理解しておれば,さほど難しいものではない。 … しかし,学生には静止電位のときと同じく,知識不足や誤解があり,また誤ったイメージをもっている者がいる。 …
- NAID 10030727790
- 心房細動のダウンストリームアプローチ : 新たな心房細動治療薬とその標的分子
- 山下 徹
- 日本薬理学雑誌 135(2), 62-65, 2010-02-01
- … 脈薬の研究開発が進められている.1つの期待されるターゲットは,心房の再分極相にかかわっている超高速活性化遅延整流K+電流(IKur)であり,もう1つの期待されるターゲットは,心房の再分極相および静止電位相の調節に重要な役割を果たしているアセチルコリン感受性K+電流(IKACh)である.各イオンチャネル電流をつかさどるチャネルタンパク質は,心臓において心房だけに発現しており,心室には発現してい …
- NAID 10026334681
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- 静止膜電位とは・・・ まず、膜電位とは神経細胞の内外で生じている電位差のことである。これは、内外で作られるイオンの分布の差である。 また、このイオンはタンパク質などの作用によって、内外を常に移動しているが ...
- 静止電位が生じる理由 細胞膜にあるナトリウムポンプによって、細胞膜の外側に Na イオンが多く、内側に K イオンが多くなるようにイオンが移動させられ濃度の差が生じます。ただし、これだけでは静止電位が生じる理由には ...
- 4.静止膜電位の発生(1) 能動輸送 神経に限らずすべての細胞において、非興奮時では細胞内は細胞外に比べて負電位 (-90~ -60 mV) を示す。このときの膜電位を静止膜電位といい、これは細胞内・外のナトリウムイオン(Na +)とカリウム ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- action potential
- 同
- スパイク電位 spike potential
- 関
- 静止電位、膜電位、心筋の活動電位
- 興奮性細胞に特徴的
- 脱分極が閾値(閾電位)を超えると必ずオーバーシュートが発生:全か無かの法則
- 両側性に無減衰に伝導
- 活動電位は、静止電位から立ち上がる一過性で、一定の振幅の脱分極である(PT.28)
[★]
[★]
- 英
- resting、arrest、stasis、rest、arrest、resting、still
- 関
- 安静、安静時、うっ滞、通過障害、停止、にもかかわらず、残り、抑止、まだ、滞留
[★]
- 英
- voltage、potential、electrical potential、electric potential
- 関
- 可能、可能性、潜在的、ボルテージ、ポテンシャル、有望、電圧