- 英
- intestinal mucosa
- 関
- 腸管粘膜
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/10 19:38:07」(JST)
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腸壁の一般的構造 Gland (e.g. salivary, liver) 分泌腺(例:唾液腺、肝臓)、Muscularis mucosa 粘膜筋板、Submucosa 粘膜下層、Circular muscle 環状筋または輪状筋、Longitudinal muscle 縦走筋、Serosa 漿膜、Lumen 内腔、Peritoneum 腹膜、Mesentery 腸間膜、Brunner's Glands ブルンナー腺、Crypt of Lieberkuhn gland リーベルキューン腺小窩、Tubular gland 管状腺、Villi 絨毛、Mucosa 粘膜
腸絨毛 |
小腸の粘膜の絨毛 H&E染色
|
概要 |
ラテン語 |
villi intestinales |
外部リンク |
グレイの解剖学 |
p.1174 |
ドーランド
/エルゼビア |
v_08/12857047 |
解剖学用語(英語版) |
結腸ポリープの一種であり結腸癌の前癌症状である管状腺腫(写真左)の顕微鏡写真。通常の結腸粘膜は右側に見られる。H&E染色
腸粘膜(ちょうねんまく、英: Intestinal mucosa)は、腸壁の一部を形成し、機能解剖学的に機能に特化した一般の組織と少し異なった形状を有している。腸壁は4つの同軸状の層に分けられる。
粘膜
粘膜下層
筋層
外膜又は漿膜
目次
- 1 粘膜
- 2 粘膜下層
- 3 筋層
- 4 外膜
- 5 脚注
- 6 関連項目
粘膜
粘膜は、内腔もしくは管内の空間を囲っている消化管の最内層を形成している。この層は食べ物と直接接し、消化において重要な吸収と分泌を担っている。 粘膜は次のように分けられる。
上皮
粘膜固有層
粘膜筋板
粘膜は消化管の各器官において消化に特に特化している。例えば胃のように低いpHに接したり、小腸においては数多くの異なる物質を吸収したり、大腸では比較的大量の水を吸収したりしている。これらの器官の粘膜の構造は、胃小窩のような分泌腺が陥入していたり、表面積を増大させるためにひだ構造の腸絨毛になっていたり、様々な必要性に対応している。
粘膜下層
粘膜下層は、大血管やリンパ管や粘膜や筋層に枝分かれした神経を有した不規則な緻密層の結合組織で形成されている。粘膜下層は、粘膜筋板の内側に位置するマイスナー叢、腸筋神経叢も含んでいる。
筋層
筋層は、内側の環状筋と縦走筋で形成されている。環状筋は食べ物が後戻りさせない機能があり、縦走筋は消化管を縮める機能がある。これらの層は良く連携した縮小運動である蠕動を行い、消化管内で混沌となった食べ物の塊を前進させる役割を持つ。 2つの筋層の間には筋層間神経叢(アウアーバッハ叢)がある。
外膜
外膜は、上皮の幾つかの層で形成されている。 外幕が腹間膜や腹膜に接している場所では、外膜は奨膜とともに薄い結合組織層である中皮で覆われている。
脚注
関連項目
- 粘膜
- 胃粘膜
- 腸
- 腸内細菌
- 腸管壁浸漏症候群 (リーキーガット症候群) Leaky Gut Syndrome(LGS)
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Japanese Journal
- グラフ カプセル内視鏡(4)明らかになった非ステロイド性抗炎症薬起因性小腸粘膜傷害
- 2.直腸粘膜生検,肛門内圧検査,超音波内視鏡検査(EUS)が診断に有用であった肛門管重複症を伴うCurrarino症候群の1例(一般演題,第41回日本小児消化管機能研究会)
Related Links
- ... 左)の顕微鏡写真。通常の結腸粘膜は右側に見られる。H&E染色. 腸粘膜(ちょう ねんまく、英: Intestinal mucosa)は、腸壁の一部を形成し、機能解剖学的に機能に特 化した一般の組織と少し異なった形状を有している。腸壁は4つの同軸状の層に分け られる。
- 粘膜脱症候群<食道・胃・腸の病気>。粘膜脱症候群とはどんな病気か 排便時の長年 にわたる過度の“いきみ”によって直腸粘膜の脱出が起こり、多くは直腸の前壁に潰瘍性 の病変や隆起性の病変など多様な形態をとり、それらが混在することもあります。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
献血トロンビン経口・外用剤5000
組成
本剤は、人の血漿より精製したトロンビンを含む凍結乾燥製剤で、1瓶中に5,000単位を含有する製剤であり、添加物としてD-マンニトールを含有する。
本剤の主成分であるトロンビンは、日本において採取された献血血液を原料としている。また、製造工程中においてブタ腸粘膜由来のヘパリンを使用している。
禁忌
凝血促進剤(ヘモコアグラーゼ)、抗プラスミン剤(イプシロンアミノカプロン酸、トラネキサム酸)、アプロチニン製剤を投与中の患者
効能または効果
- 通常の結紮によって止血困難な小血管、毛細血管及び実質臓器からの出血(例えば外傷に伴う出血、手術中の出血、骨性出血、膀胱出血、抜歯後の出血、鼻出血及び上部消化管からの出血など)
- 通常、出血局所に、生理食塩液に溶かした溶液(トロンビンとして50〜1,000単位/mL)を噴霧もしくは灌注するか、又は粉末のままで散布する。上部消化管出血の場合には、適当な緩衝剤に溶かした溶液(トロンビンとして200〜400単位/mL)を経口投与する。なお、出血の部位及び程度により適宜増減する。
- トロンビンの至適pHは7付近であり、酸により酵素活性が低下するので、本剤を上部消化管出血に用いる場合には、事前に適当な緩衝液等により胃酸を中和させること。(「適用上の注意」の項1の(2)参照)
慎重投与
重篤な肝障害、汎発性血管内凝固症候群(DIC)等網内系活性の低下が考えられる病態を有する患者
- [微量のトロンビンの血管内流入により、血管内血栓を形成するおそれがある。]
溶血性・失血性貧血の患者
- [ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。]
免疫不全患者・免疫抑制状態の患者
- [ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。]
重大な副作用
- ショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、呼吸障害、胸部不快感、血圧降下、昏迷等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 1.トロンビンはフィブリノゲンに作用してフィブリンを生成する。生成したフィブリンは高重合を起こし、更にそれが集まって繊維を作り凝固が起こる。トロンビンの量が多いほど凝固時間は短くなる。1)
- 2.トロンビンによる血液凝固の速さは動物の種類によって差があり、ヒト血漿1mLを15秒で凝固させるにはトロンビン2単位を要し、ウサギ、ウシ、イヌの血漿ではそれぞれ2.2、2.2〜2.5、5.0単位を要する。1)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- intestinal mucosa, mucosaof small intestine
- ラ
- tunica mucosaintestini tenuis
- 関
- 小腸
[★]
- 英
- mucosal prolapse syndrome of rectum
- 関
- 孤在性潰瘍
[★]
- 英
- gastrointestinal mucosa
- 関
- 消化管粘膜
[★]
- 英
- colonic mucosa
- 関
- 結腸粘膜
[★]
- 英
- colonic mucosa
- 関
- 大腸粘膜
[★]
- 英
- mucosa (KL), mucous membrane (KH), endometrium (Z. L-20), mucosae (Z. P-27)
- ラ
- tunica mucosa
- 関
- 粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下組織、筋層
定義
粘膜
粘膜下の深層にある組織
[★]
- 英
- membrane
- 関
- メンブラン、メンブレン