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Japanese Journal
- 出生前診断--絨毛採取か,早期羊水穿刺か (特集 産婦人科診療--pros and cons) -- (周産期)
- P-154 出生前診断における早期羊水穿刺の安全性と有用性
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- この機序が正常におこらず、胎児が出産前に胎盤が早期に剥離する状態が常位胎盤 早期剥離です。 ... 羊水検査は、針を母体腹壁から直接子宮内へ穿刺して、羊水を吸引 する「侵襲的」な方法であるのに比べて、この方法は母体の採血のみで済みます(非 侵襲 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- amniotic fluid analysis
- 関
- 羊水、羊水穿刺
目的
- 妊娠22週未満:先天性異常や代謝異常の検査
- 妊娠22週以降:胎児の成熟性、感染症、治療
検出する対象
染色体分析
- NGY.116
- 適応:高齢妊娠(最多)、両親のいずれかが転座保因者、染色体異常の児出産既往、母体血清マーカー陽性、超音波異常
- 時期:妊娠15-18週:中期羊水穿刺(羊水の採取が容易で胎児への影響が少ない) ⇔ 妊娠12-14週:早期羊水穿刺(羊水漏出が2.9倍、早流産率が3.3倍、細胞培養失敗率が26倍)
[★]
- 英
- amniotic fluid (Z)
- ラ
- liquor amnii
- 同
- 胎水
- 関
- [[]]
性状
成分
- 種々の成長因子、電解質、低濃度の蛋白質、アミノ酸、糖質、α-フェトプロテイン、リン脂質、酵素、プロラクチン、性ステロイドホルモン
産生
- 妊娠初期:羊膜
- 妊娠中期:胎児腎臓(胎児尿)、胎児肺(肺胞液)
腎による羊水の産生
- 尿細管は妊娠7週で形成され、妊娠10週には腎は尿を排泄するようになる。妊娠5ヶ月頃から腎盂、膀胱に尿が貯留し、随意的排尿が見られるようになる。(NGY.283)
羊水量
- 胎盤完成期から急増して、妊娠7-8ヶ月でピーク(700ml)となり、妊娠末期に減少して50-500mlとなる。
吸収
- 妊娠初期:羊膜
- 妊娠中期:嚥下→腸管から吸収→胎盤→母胎
機能
- MGY.292 G10M34
- 胎児の保護(物理的衝撃、体温保持)
- 運動空間の確保
- 胚の成熟
臨床関連
量的な異常
[★]
- 英
- amniocentesis
- 関
- 羊水検査、羊水
概念
- 検査(羊水検査)あるいは治療目的に施行される手技。
手順
- NGY.116
- 1. 仰臥位とし、腹壁を消毒
- 2. 腹壁超音波にて胎児、胎盤位置を確認
- 3. 穿刺部位に局所麻酔を行う
- 4. 超音波ガイド下に穿刺
- 5. 数ml吸引して廃棄し、約20mlの羊水を吸引する
- 6. 針を抜去後、圧迫し、2時間ベット上安静とする
合併症
- 破水、層流算、子宮内感染、胎児損傷、胎盤・臍帯損傷、胎盤早期剥離、母児間輸血 (NGY.116)
- 羊水漏出(1%)、流早産(0.3%)、子宮内感染(0.1%) (NGY.116) 流産率は0.1%で自然流産と同程度(QB.P-215)
適応
- 通常、妊娠15週以降に行う。
- 早期に羊膜を穿刺すると羊膜腔の緊満性が失われて羊膜が胎児に付着し羊膜索症候群を引きおこしうる。
[★]
- 英
- puncture、paracentesis、prick、stab、needling、pricking
- 関
- 穿開術、穿刺術、微小穿刺、プリッキング、パンクチャー
[★]
- 英
- early stage、early、preterm
- 関
- 初期、早産、早く