- 英
- reflection angle、angle of reflection
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2019/06/15 03:12:28」(JST)
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この項目では、物理学での反射について説明しています。生物学での反射については「反射 (生物学)」をご覧ください。
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物理学
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物理学 - (画像)
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反射(はんしゃ、英語: reflection)は、光や音などの波がある面で跳ね返る反応のことである。
弦の振動の反射
ひもや弦などを振動させると、その波は周囲に伝わっていく。その時終端において反射が起きる。反射は終端によって2種類に分けられる。
- 固定端反射
- 終端を固定したときに起きる反射。位相が反転した(±π rad進んだ(and/or遅れた))波が反射する。
- 自由端反射
- 終端を固定せず自由に動ける状態にしたときに起きる反射。同じ位相の波が反射する。
電気信号の反射
電気の通信路でも反射は起きる(同軸ケーブルなど)。
電気のパルス波を金属の通信路にいれると、通信路の終端において、パルス波が反射する。
- 終端が短絡されていれば、(弦の反射における固定端反射のように)位相が反転したパルス波が反射される。
- 終端が開放されていれば、(弦の反射における自由端反射のように)パルス波がそのまま反射される。
この時、最適な電気抵抗を終端に入れることにより、反射を防ぐことができ、最適な通信が可能となる(終端抵抗、ターミネータ)。
光の反射
光などの電磁波は、屈折率が異なる物質間の境界面で、入射光の一部または全部が反射される。ここで、反射する光の入射角と反射角は等しいという、反射の法則が成り立つ。入射角と反射角は、それぞれの光の進行方向と境界面の垂線との間の角度として定義される。説明図における左の α が入射角、右の α が反射角である。なお、歴史的な事情から電気工学から発展した電磁気学においては、この入射角と反射角が反射面に対する角度として定義されることがある。ただ、いずれにしても入射角と反射角が等しいということに変わりはない。
完全に滑らかな面では一定の方向から入射した光は一定の方向に反射するが、現実の物体では必ずしもそうなっていない。完全に滑らかではない物体における反射を表すモデルとして、光学分野やコンピュータグラフィックスでは、双方向散乱面反射率分布関数や双方向反射率分布関数など、さまざまな反射モデルが利用されている。
光の反射の原理
屈折率が異なる物質間の境界面に光が入射したときには、一定の条件を満たすように、反射光と透過光(屈折光)が生じる。この「一定の条件」とは、「波動ベクトルの境界面に平行な成分は、各光において等しい」「電界(電場)・磁界(磁場)の境界面に平行な成分は、境界面の両側で等しい」「電束密度・磁束密度の境界面に垂直な成分は、境界面の両側で等しい」である。反射角・屈折角に関する法則(スネルの法則)や、反射率・透過率に関する法則(フレネルの式)は、この原理から導出される。
光学関連の原理・法則
- ホイヘンスの原理
- ブラッグの法則(結晶の規則正しい並びによって特定の方向に強く反射が起こる)
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、反射に関連するカテゴリがあります。 |
- 反射率
- 幾何光学
- 入射角、反射角
- 入射面、反射面
- 鏡面反射(正反射)
- 拡散反射(乱反射)
- 屈折
- フレネルの式
- コサイン4乗則
- 反射チョッキ
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 屋外MIMO伝搬特性推定におけるレイトレース法簡易計算手法
- 山田 渉,北 直樹,杉山 隆利
- 電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 108(201), 7-12, 2008-09-04
- … ンテナシステムの伝搬特性推定に適用する場合の計算量削減を目的として,送受信アンテナのアレー重心の組み合わせについてのみレイトレース法による伝搬特性推定を行い,導出された反射点/回折点および反射角/回折角の経路履歴をすべての送受信アンテナ間の組み合わせで共有する簡易計算手法を提案する.さらに,屋外計算モデルによって簡易計算手法のImaging法との誤差を評価し,MIMO伝搬特性推定へのレイトレース …
- NAID 110007005195
- 屋内SIMO伝搬特性推定におけるレイトレース法簡易計算手法(衛星,移動通信におけるアンテナ・伝搬技術,一般)
- 山田 渉,北 直樹,杉山 隆利
- 電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 108(148), 47-52, 2008-07-16
- … 要となる.そこで本稿ではレイトレース法をアレーアンテナシステムの伝搬特性推定に適用する場合の計算量削減を目的として,送受信アンテナの組み合わせの中の一組の組み合わせで算出される反射点および反射角をすべての組み合わせで共有する簡易計算手法の提案を行う.屋内計算モデルによって提案法のアレーアンテナシステムへの適用効果をImaging法との比較で評価し,伝搬損失差と位相差,および空間相関の観点か …
- NAID 110006990577
★リンクテーブル★
[★]
反射角
- 関
- angle of reflection
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反射角
- 関
- reflection angle
[★]
- 英
- reflex
- 関
- 反射の一覧
反射中枢の存在レベルによる分類
構成要素からの分類
- cf.原始反射
原始反射
- 生命維持のためにする反射
- 正常な新生児において特徴的に観察される反射的行動を総称してこう呼ぶ。
原始反射の例
- 乳さがし反射: 口の片側を触られると、赤ん坊の頭がそちらのほうを向くという反射。
- 吸啜反射: 赤ん坊の口の中にものを入れると、すぐにそれを吸い始めるという反射。
- モロー反射: 赤ん坊の背中と頭を支えて仰向けにした状態で、上体を数cm上方に起こし、手で支えながら急に頭部を落下させると、両手と両足を左右対称的に外側に伸ばし、それに続いてゆっくりと抱き込むような上肢の運動が見られる反射。大きな音などで驚いたときにも見られる。
- バビンスキー反射: 足の裏の外縁をゆっくりと踵からつま先に向かってこすることにより、母趾(おやゆび)が背屈し他の4趾が開く(開扇現象)反射。
参考(読んでおく)
[反射]
[★]
- 英
-
- 関
- 角度、隅、端、コーナー、触角