- 英
- antisymmetricity、antisymmetric
- 関
- 反対称
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/20 22:53:41」(JST)
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反対称性(はんたいしょうせい)とは数学で、ある要素にある変換を施した結果が、元の要素に逆符号を付けたもの(実数でいえば絶対値が同じで正負が逆)と等しくなる、という性質をいう。対象分野によっては交代性(こうたいせい)または歪対称性(わいたいしょうせい)とも呼ばれる。このような要素を「その変換に対して反対称である」という。変換によって変化しない「対称性」に類似した性質であり、対称性・反対称性とも全くない「非対称性」とは異なる。反対称性の要素に変換を複数回施すと、元と同じになる。
例
- 奇関数:変数の反転に対して反対称である関数を奇関数という。
- 波動関数(量子力学):空間反転操作によって逆符号になる波動関数を、反対称であるという(各座標軸の反転に対して奇関数であるということ)。それに対して空間反転により変化しない波動関数を対称という。これらで表現される電子軌道をそれぞれ、反対称性軌道・対称性軌道という。
また、同種の複数のフェルミ粒子からなる系の全波動関数は、任意の2つの粒子の交換に対して反対称である。
- 交代式:f(x,y)=x2-y2 のように、変数xとyの交換操作によって逆符号になる式をいう。変数交換に対して反対称である。
- 反対称行列・反対称テンソル:行列の要素に対する転置操作により、元の行列と逆符号になるような行列を、反対称行列(または交代行列)という。同様に添字の交換により元と逆符号になるテンソルを、反対称テンソルという。
- 行列式:行列式は一般に、任意の2つの行または列の交換操作に対して反対称である。
関連項目
Japanese Journal
- Basis Quantum Monte Carlo 法による1次元及び3次元調和振動子内の2フェルミ粒子の計算
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★リンクテーブル★
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- 関
- antisymmetric
[★]
- 英
- contrary、opposition、objection、object、oppose、disagree、opposite、contrary、adverse、against
- 関
- 異論、逆、正反対、相違、対象、対生、対立性、反する、不一致、物体、目的、目標、有害、対抗、備えて、逆らって、意見が異なる、一致しない、オブジェクト、対立
[★]
- 英
- symmetry、symmetric、symmetrically
- 関
- 対称性、対称的、対側
[★]
- 英
- antisymmetric、antisymmetrically
- 関
- 反対称性