- 英
- medical ethics
- 関
年代
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概要
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B.C. 5-4
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ヒポクラテスの誓い
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医師の心構え。パターナリズム。患者を傷つけない、差別しない、秘密を守る。
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1947年
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ニュルンベルク綱領
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医学的研究のための被験者の意思と自由を保護するガイドライン
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1948年
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ジュネーブ宣言
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ヒポクラテスの誓いをもとに、現代に即して作られた医の倫理に関する規定。
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1949年
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医の倫理に関する国際規定
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ジュネーブ宣言の主旨を踏襲し、医師の一般的な義務、病人に対する医師の義務、医師相互の義務を定めた
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1964年
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ヘルシンキ宣言
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ニュルンベルク綱領をもとに、被験者の人権尊重など医学研究における規定を宣言したもの。インフォームドコンセント
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1968年
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シドニー宣言
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死亡判定に関する宣言。国際医師総会で採択された宣言。臓器移植におけるドナーの死の判定を規定
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1981年
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リスボン宣言
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患者の権利に関する宣言。医師を選ぶ権利、自由に医師の医療を受ける権利、十分な説明後の治療受入または拒否権、守秘期待権、尊厳死の権利、精神的・道徳的慰安受入または拒否権をもつ
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 関西JMS 神戸医療産業都市(2)医療は産業化すべきでない : 医の倫理からのチェックが大切
- 平和のうちに生きる権利 : EL DERECHO DE VIVIR EN PAZ (特集 戦後67年の夏に想う : 平和、民主主義、人権そして3.11以降) -- (若い世代から見る「医の倫理」)
- 私たちの可能性を信じ、重荷を共に背負わせてほしい (特集 戦後67年の夏に想う : 平和、民主主義、人権そして3.11以降) -- (若い世代から見る「医の倫理」)
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- 医の倫理の基礎知識 終末期医療 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)から考える 医の倫理について考える 現場で役立つケーススタディ WMA医の倫理マニュアル 医師の職業倫理指針[第3版] かかりつけ医として知っておきたい遺伝 ...
- 医師のみなさまへ医の倫理の基礎知識について掲載しています。 ... 【基本的事項】 1.医の倫理~その考え方の変遷 2.倫理と法 3.ヒポクラテスと医の倫理 4.インフォームド・コンセント
- 倫理審査申請システム 10/27午前0:30よりシボレス認証(SPS-IDまたはECS-IDによる認証)でログインしてください。手順については「システム利用ガイド」をご参照ください。 システム利用ガイド 学外からの申請 医の倫理委員会について
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★リンクテーブル★
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- 医学史上の人物と関連事象の組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095E049]←[国試_095]→[095F001]
[★]
- a 与益
- b 公正
- c 効率
- d 無危害
- e 自律尊重
[正答]
※国試ナビ4※ [106C014]←[国試_106]→[106C016]
[★]
- 英
- hippocratic oath
- 関
- 医の倫理
- 医神アポロン・アスクレピオス・ヒギェイア・パナケイア、および全ての男神と女神とに誓う。私の能力と判断に従って、この誓いと約束を守ることを。
- この術を私に教えた人を、我が親の如く敬い、我が財を分って、その必要あるとき助ける。その子孫を私自身の兄弟の如く見て、彼らが学ぶことを欲すれば、報酬なしにこの術を教える。そして書き物や講義、その他あらゆる方法で、私の持つ医術の知識を、我が息子、我が師の息子、また医の規則に基づき約束と誓いで結ばれている弟子どもに分ち与え、それ以外の誰にも与えない。
- 私は能力と判断の限り、患者に利益すると思う養生法を採り、悪くて有害と知る方法を決して採らない。頼まれても死に導くような薬を与えない。それを悟らせることもしない。同様に婦人を流産に導く道具を与えない。純粋と神聖を以て我が生涯を貫き、我が術を行う。結石を切り出すことは神かけてしない。それを業とするものに委ねる。いかなる患家を訪れるときも、それはただ病者を利益するためであり、あらゆる勝手な戯れや堕落の行いを避ける。女と男、自由人と奴隷の違いを考慮しない。医に関すると否とに関わらず、他人の生活について秘密を守る。
- この誓いを守り続ける限り、私はいつも医術の実施を楽しみつつ生きて、全ての人から尊敬されるであろう。もしも、この誓いを破るならば、その反対の運命をたまわりたい。
- 全ての行為は患者に役立つか医師が判断
- 知らしむべからず、依らしむべからず
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- 英
- Helsinki Medical Oath
- 関
- 医の倫理
概念
- 1964年、フィンランドの首都ヘルシンキにおいて開かれた世界医師会第18回総会で採択された(参考1)
要旨
- 参考1
- 1. 患者・被験者福利の尊重。
- 2. 本人の自発的・自由意思による参加。
- 3. インフォームド・コンセント取得の必要。
- 4. 倫理審査委員会の存在。
- 5. 常識的な医学研究であること。
また、宣言の保護対象が単にヒトだけにとどまらず、ヒト由来の臓器・組織・細胞・遺伝子、さらには診療情報まで含むこと、および宣言の対象者が医学研究にかかわるすべての人々であることとされている。
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AD%E5%AE%A3%E8%A8%80
- 2. 日医ホーム>オピニオン>世界医師会>最新のヘルシンキ宣言修正について
- http://www.med.or.jp/wma/helsinki08_j.html
- 3. 医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 (平成九年三月二十七日厚生省令第二十八号)
- http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H09/H09F03601000028.html
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- 英
- Nuremberg Code
- 同
- ニュールンベルク規範
- 関
- ニュルンベルク、医の倫理
[show details]
- 二次大戦中にナチスが行った人体実験が明らかになった。
- 1947年 ニュルンベルク裁判をうけて採択されたものであり、研究目的の医療行為(臨床試験及び臨床研究)を行うにあたって厳守すべき10項目の基本原則が定められている。
- ニュルンベルク綱領は、医学的研究のための被験者の意思と自由を保護するガイドラインである。
参考
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- 英
- Declaration of Lisbon
- 同
- 患者の権利宣言
- 関
- 医の倫理
リスボン宣言
- 良質の医療を受ける権利
- 選択の自由
- 自己決定権
- 意識喪失患者の代理人の権利
- 法的無能力者の代理人の権利
- 情報に関する権利
- 秘密保持に関する権利
- 健康教育を受ける権利
- 尊厳性への権利
- 宗教的支援を受ける権利
参考
- http://www.med.or.jp/wma/lisbon.html
国試
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- 英
- Geneva Oath, Geneva Medical Oath
- 関
- ジュネーブ、スイス、医の倫理
- 1948年ジュネーブで開催された第2回世界医師会総会において採択された。
- ヒポクラテスの誓いをもとに、現代に即して作られた医の倫理に関する規定。
- 1. 全生涯を人道のために捧げる
- 2. 人道的立場にのっとり、医を実践する。(道徳的・良識的配慮)
- 3. 受胎の時から人命を最大限に尊重する。(人命の尊重)
- 4. 患者の健康を第一に考慮する。
- 5. 患者の秘密を厳守する。(守秘義務)
- 6. 患者に対して差別・偏見をしない。(患者の非差別)
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- 関
- 医の倫理
- 医師の一般的な義務:医学水準の保持。営利性の排除。医療費以外の金銭授受の禁止。身体的、精神的に有害な行為や助言の禁止。新事実や新技術の発表は慎重に。立証できないことを証言しない。
- 病人に対する医師の義務:人命保護・全力を尽くす義務。自己の能力の限界をわきまえる。善管注意義務。守秘義務。緊急医療に対する義務。
- 医師相互の義務:他の医師に対する態度に注意する。よその患者をそそのかさない。
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- 英
- ethics
- 関
- 倫理学、医の倫理