オーラノフィン
UpToDate Contents
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- 1. リウマチ性疾患への金化合物の使用 use of gold compounds in rheumatic diseases
- 2. 金治療の主な副作用 major side effects of gold therapy
- 3. 膜性腎症の原因および診断 causes and diagnosis of membranous nephropathy
- 4. 喘息治療の代替剤および経験的薬剤 alternative and experimental agents for the treatment of asthma
- 5. 金誘発性肺疾患 gold induced pulmonary disease
Japanese Journal
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- くすりのしおり くすりの働き、くすりの使い方、くすりを使った後気をつけていただくこと(副作用) など。くすりの適正使用協議会ページ(外部サイト)に移動します。 リドーラ錠3mg 製剤写真 リドーラ錠3mg 患者向医療品ガイド
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リドーラ錠3mg
組成
成分・含量
添加物
- 乳糖水和物、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、沈降炭酸カルシウム、カルナウバロウ
禁忌
- 金製剤による重篤な副作用(「重大な副作用」の項参照)の既往歴のある患者[重篤な副作用が発現するおそれがある。]
- 金製剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 腎障害、肝障害、血液障害あるいは重篤な下痢、消化性潰瘍等のある患者[悪化するおそれがある。]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 小児[「小児等への投与」の項参照]
効能または効果
- 関節リウマチ(過去の治療において非ステロイド性抗炎症剤により十分な効果の得られなかったもの)
- 通常成人にはオーラノフィンとして1日6mg(本剤2錠)を朝食後及び夕食後の2回に分割経口投与する。なお、1日6mgを超える用量は投与しないこと。
慎重投与
- 金製剤による副作用の既往歴のある患者[同種の副作用が発現するおそれがある。]
- 重篤な消化器障害、腎障害、肝障害、血液障害あるいは薬物過敏症の既往歴のある患者[再発するおそれがある。]
- 蕁麻疹、乾癬等慢性皮疹のある患者[発疹、そう痒等の副作用の確認が遅れるおそれがある。]
- 炎症性腸疾患のある患者[悪化するおそれがある。]
重大な副作用
間質性肺炎
- 間質性肺炎(0.1%未満)があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、労作時息切れ等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線、血液ガス分析等の検査を実施し、間質性肺炎が疑われる場合には直ちに投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤を投与するなど適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、赤芽球癆、無顆粒球症
- 再生不良性貧血、赤芽球癆、無顆粒球症(各0.1%未満)があらわれることがあるので、初期症状として全身けん怠感、皮下・粘膜下出血、発熱等がみられたら、速やかに血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全、ネフローゼ症候群
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群(各0.1%未満)があらわれることがあるので、腎機能検査値異常(BUN、クレアチニン上昇等)、尿蛋白等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
免疫応答系に対する作用
- 自己免疫疾患自然発症動物であるMRL/l系マウスの自己抗体産生及び血中IgG量の増加を明らかに抑制した。しかし、外来抗原に対する反応性に対しては抑制作用を示さず、本剤の作用は異常な免疫反応に選択的であることが示唆された11)。
抗炎症作用
- ラットのアジュバント関節炎及び免疫複合体等による急性炎症にも有効であった。特に、インドメタシンの効き難いラットのアルサス型足浮腫や逆PCA反応に抑制効果を示したことが特徴的であった12)。
in vitroの試験では好中球やマクロファージのケモタクシス及びライソゾーム酵素の遊離を抑制したが12),13)、cyclooxygenase活性には影響を与えなかった12)。
関節リウマチ患者の免疫及び炎症パラメーターに対する作用
- 本剤6mg/日とプラセボとの二重盲検比較試験で、24週後のRAテスト陰性化率及びRAHA改善率はプラセボ群に比しリドーラ群で高かった10)。なお、悪化例も含めるとRAHAではプラセボ群に比し優れた(P<0.05)結果が得られた。また、免疫グロブリン値の低下及び赤沈値、CRPの低下はプラセボ群に比し有意であった10)。
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 白色の結晶性の粉末である。
クロロホルムに極めて溶けやすく、メタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
結晶多形が認められる。
融点
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- auranofin
- 商
- リドーラ Ridaura、グレリース)、リザスト
- 関
- 抗リウマチ薬
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オーラノフィン。リドーラ