- 英
- fludiazepam
- 商
- エリスパン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/17 17:19:22」(JST)
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フルジアゼパム
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IUPAC命名法による物質名 |
9-chloro-6-(2-fluorophenyl)- 2-methyl-2,5-diazabicyclo [5.4.0]undeca- 5,8,10,12-tetraen-3-one
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臨床データ |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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投与方法 |
経口 |
薬物動態データ |
生物学的利用能 |
? |
代謝 |
肝臓 |
半減期 |
? |
排泄 |
尿 |
識別 |
CAS番号 |
3900-31-0 |
ATCコード |
N05BA17 |
PubChem |
CID: 3369 |
DrugBank |
? |
ChemSpider |
3252 |
UNII |
7F64A2K16Z |
KEGG |
D01354 |
ChEMBL |
CHEMBL13291 |
化学的データ |
化学式 |
C16H12ClFN2O |
分子量 |
302.7 |
SMILES
-
Fc3ccccc3C/2=N/CC(=O)N(c1c\2cc(Cl)cc1)C
|
InChI
-
InChI=1S/C16H12ClFN2O/c1-20-14-7-6-10(17)8-12(14)16(19-9-15(20)21)11-4-2-3-5-13(11)18/h2-8H,9H2,1H3
-
Key:ROYOYTLGDLIGBX-UHFFFAOYSA-N
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フルジアゼパム(fludiazepam)は、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の一種。長時間作用型。
心身症からくる不安・緊張・うつ病・不眠症および、自律神経失調症によるめまい・肩こり・食欲不振に適応がある。日本では大日本住友製薬からエリスパンが発売されている
種類
薬理
脳にある神経受容体(ベンゾジアゼピン受容体)に結合することにより、神経を活性化させる。
副作用
倦怠感、頭痛、集中力低下、ふらつき、脱力感など。緑内障などを起こしている人には使用できない。
抗不安薬 (N05B) |
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GABAA PAMs |
ベンゾジアゼピン
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アジナゾラム アルプラゾラム Bretazenil ブロマゼパム Camazepam クロルジアゼポキシド クロバザム クロナゼパム クロラゼプ酸 クロチアゼパム クロキサゾラム ジアゼパム ロフラゼプ酸エチル エチゾラム フルジアゼパム Halazepam Imidazenil Ketazolam ロラゼパム メダゼパム Nordazepam Oxazepam ピナゼパム プラゼパム トフィソパム
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カルバミン
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エミルカメート メブタメート メプロバメート (Carisoprodol, Tybamate) フェンプロバメート エキパックス
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非ベンゾジアゼピン
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アベカルニル アジピプロン アルピデム CGS-9896 CGS-20625 ジバプロン ELB-139 Etifoxine ファシプロン GBLD-345 Gedocarnil ICI-190,622 L-838,417 NS-2664 NS-2710 オシナプロン パゴクロン Panadiplon Pipequaline RWJ-51204 SB-205,384 SL-651,498 TP-003 TP-13 TPA-023 Tracazolate Y-23684 ZK-93423
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その他
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クロルメザノン エタゾレート エタノール (アルコール) Kavalactone (カヴァカヴァ) タツナミソウ属 吉草酸 (セイヨウカノコソウ)
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α2δ VDCC Blockers |
ガバペンチン プレガバリン
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5-HT1A作動薬 |
アザピロン系: ブスピロン ゲピロン タンドスピロン; Others: Flesinoxan Oxaflozane
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H1 拮抗薬 |
Diphenylmethanes: Captodiame ヒドロキシジン; Others: Brompheniramine クロルフェニラミン Pheniramine
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CRF1 拮抗薬 |
Antalarmin CP-154,526 Pexacerfont Pivagabine
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NK2 拮抗薬 |
GR-159,897 Saredutant
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MCH1 拮抗薬 |
ATC-0175 SNAP-94847
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mGluR2/3 作動薬 |
エグルメガド
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mGluR5 NAMs |
フェノバム
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TSPO 作動薬 |
DAA-1097 DAA-1106 Emapunil FGIN-127 FGIN-143
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σ1 作動薬 |
Afobazole Opipramol
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Others |
Benzoctamine Carbetocin Demoxytocin メフェノキサロン オキシトシン Promoxolane トリメトジン WAY-267,464
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 耳鳴に対するフルジアゼパムの臨床効果 リドカイン静注試験成績との対比:―リドカイン静注試験成績との対比―
- I-B-16 フルジアゼパムの小児難治性てんかんに対する使用経験 : クロナゼパムとの比較検討
- 自覚的耳鳴に対するFludiazepam (Erispan®)の臨床評価
Related Links
- エリスパンとは?フルジアゼパムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
- エリスパンの名前の由来は? まずはエリスパンの名前の由来ですが、特にないようです。抗不安薬は意外とないものが多いですね。一般名はフルジアゼパムです。 作用を一行でまとめると 『不安や緊張を和らげる』 となります。
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
エリスパン錠0.25mg
組成
有効成分
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、硬化油
禁忌
- 急性狭隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがある。〕
- 重症筋無力症の患者〔筋弛緩作用により症状が悪化するおそれがある。〕
効能または効果
- 心身症(消化器疾患、高血圧症、心臓神経症、自律神経失調症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ及び焦躁、易疲労性、睡眠障害
- 通常、成人にはフルジアゼパムとして1日0.75mgを3回に分け経口投与する。なお、年令・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心障害のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 肝障害、腎障害のある患者〔排泄が遅延するおそれがある。〕
- 脳に器質的障害のある患者〔作用が強くあらわれることがある。〕
- 乳児、幼児〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
- 衰弱患者〔副作用があらわれやすい。〕
- 中等度又は重篤な呼吸不全のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
重大な副作用
依存性(頻度不明)
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
刺激興奮、錯乱等(頻度不明)
- 刺激興奮、錯乱等があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗不安作用
不安・葛藤状態寛解作用(ラット)
- 抗不安作用と最も相関性が高いとされている抗コンフリクト行動実験で、ジアゼパムに比し約8倍強い効力を示す。3)
馴化作用(マウス)
- 電撃により誘発した闘争行動抑制試験で、ジアゼパムより6.5倍強い効力を示す。4)
鎮静・催眠作用
自発運動抑制作用(マウス)
- 隔離時の自発運動量の抑制はジアゼパムに比し約1/4と弱い。4)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 7-Chloro-5-(2-fluorophenyl)-1-methyl-1,3-dihydro-2H-1,4-benzodiazepin-2-one
分子式
分子量
性状
- 白色〜淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
クロロホルムに極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、酢酸(100)又はジエチルエーテルに溶けやすく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- diazepam, DZP
- ラ
- diazepamum
- 商
- エリスパン、ジアパックス、セエルカム、セルシン、セレナミン、ダイアップ、パールキット、ホリゾン。Valium。セレンジン、ソナコン
作用機序
- →中枢での興奮性シナプス伝導を抑制
適応
- 抗てんかん薬(てんかん重積)、抗不安薬、抗痙攣薬、静脈麻酔薬(前投与)
- 精神症状:神経症、うつ病、心身症
- 筋弛緩:筋痙攣疾患
- 麻酔前投与:不安・緊張・抑うつ,筋緊張の軽減
拮抗薬
添付文書
- 2mgセルシン錠/5mgセルシン錠/10mgセルシン錠/セルシン散1%
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1124017B1129_1_10/