- 英
- parnaparin
- 化
- パルナパリンナトリウム parnaparin sodium
- 商
- ミニヘパ、ローヘパ
Japanese Journal
- 判例研究(NO.326)知的財産権侵害訴訟において秘密保持命令が発令された初めての事例--パルナパリンナトリウム原薬事件[東京地裁平成18.9.15決定]
- ダルテパリンナトリウム,パルナパリンナトリウム,レビパリンナトリウム,ヘパリンカルシウム,ヘパリンナトリウム(注射剤)(静脈内留置ルート内の血液凝固の防止の効能を有しない製剤),ヘパリンナトリウム(注射剤)(静脈内留置ルート内の血液凝固の防止の効能を有する製剤) (医薬品・医療機器等安全性情報(No.224)) -- (重要な副作用等に関する情報)
Related Links
- パルナパリンを英語に訳すと ** ぱるなぱりん (n) parnaparin関連語パルナパリン ナトリウム同義語(異表記)parnaparin sodiumパルナパリンナトリウムミニヘパロー ヘパ - 約486万語ある英和辞典・和英辞典。発音・イディオムも分かる英語辞書。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ローヘパ透析用500単位/mLバイアル10mL
組成
- 本剤は健康なブタの腸粘膜由来のヘパリンナトリウムを化学的に分解し、分離・精製して得たパルナパリンナトリウムの製剤で、1瓶(10mL)中下記の成分を含有する。
成分 1瓶(10mL)中
- パルナパリンナトリウム 5,000低分子量ヘパリン単位 (抗第Xa因子活性)
添加物 1瓶(10mL)中
禁忌
- パルナパリンナトリウムに対し過敏症状又は過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[使用上の注意「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- 血液体外循環時の灌流血液の凝固防止 (血液透析・血液透析ろ過・血液ろ過)
- 本剤を直接又は生理食塩液により希釈して投与する。
●出血性病変又は出血傾向を有しない患者の場合
- 通常、成人には体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして治療1時間あたり7〜13単位/kgを体外循環路内血液に単回投与する。なお、体外循環路内の血液凝固状況に応じ適宜増減する。
- 通常、成人には体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして15〜20単位/kgを体外循環路内血液に単回投与し、体外循環開始後は毎時6〜8単位/kgを抗凝固薬注入ラインより持続注入する。なお、体外循環路内の血液凝固状況に応じ適宜増減する。
●出血性病変又は出血傾向を有する患者の場合
- 通常、成人には体外循環開始時、パルナパリンナトリウムとして10〜15単位/kgを体外循環路内血液に単回投与し、体外循環開始後は毎時6〜9単位/kgを抗凝固薬注入ラインより持続注入する。
重大な副作用
血小板減少
(頻度不明)
- 本剤投与後にヘパリン起因性血小板減少症(HIT)等の著明な血小板減少があらわれることがある。また、類薬でHITに伴う血栓症の発現が報告されている。本剤投与後は血小板数を測定し、血小板数の著明な減少や血栓症を疑わせる異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識低下、呼吸困難、チアノーゼ、蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
血液凝固阻止作用15)
- イヌ血液透析モデルにおいて本剤を開始時に単回静脈内投与すると同一抗第Xa因子活性のヘパリンナトリウムよりも長時間、血液凝固阻止作用を示す。このとき、血漿中抗第Xa因子活性の半減期はヘパリンナトリウムの1.5倍であり、活性部分トロンボプラスチン時間(APTT)の延長はヘパリンナトリウムに比して軽度である。また、開始時に単回静脈内投与した後、透析施行中持続注入すると著明なAPTTの延長を伴わずにヘパリンナトリウムと同様の血液凝固阻止作用を発揮する。
作用機序16)
- 本剤の抗凝固作用はヘパリンナトリウムと同様アンチトロンビンIII(AT III)を介する間接作用である。本剤はAT IIIの活性型血液凝固第X因子(Xa)、トロンビンとの結合反応を促進するが、ヘパリンナトリウムに比して、よりXaへの選択性が高いことが示唆されている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- パルナパリンナトリウム (Parnaparin Sodium)
本質
- 健康なブタの腸粘膜から得たヘパリンナトリウムを過酸化水素及び酢酸第二銅を用いて分解して得た低分子ヘパリンナトリウムで質量平均分子量は4,500〜6,500である。硫酸エステル化の度合は、二糖類あたり2.0〜2.4である。
性状
- 吸湿性のある白色〜微黄色の粉末で、水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
パルナパリン
- 関
- parnaparin sodium
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
アセトアミノフェン