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- sea snakes (同)family Hydrophidae
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/05/28 19:34:31」(JST)
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ウミヘビ科 |
セグロウミヘビ
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分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
爬虫綱 Reptilia |
目 |
: |
有鱗目 Squamata |
亜目 |
: |
ヘビ亜目 Serpentes |
科 |
: |
ウミヘビ科 Hydrophiidae |
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属 |
本文参照
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ウミヘビ科(ウミヘビか)は、
- 爬虫類有鱗目(ヘビ・トカゲの仲間)に属する科(学名:Hydrophiidae)。ウミヘビ類をコブラ科 Elapidae のウミヘビ亜科とする説もある。
- 魚類ウナギ目に属する科(学名:Ophichthidae)。
本項では 1. について解説する。 2. については「ウナギ目のウミヘビ科について」として簡単に付説するが、またウナギ目#ウミヘビ科も参照されたい。
目次
- 1 特徴
- 2 毒
- 3 分類
- 4 ウナギ目のウミヘビ科について
- 5 系統
- 6 脚注
- 7 関連項目
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特徴 [編集]
ウミヘビは海生に適応したヘビで、熱帯から亜熱帯の海域に生息し、回遊する種では、亜寒帯の地域まで北上することもある。体型は種類によって異なり、セグロウミヘビのように腹盤を持たない種や、エラブウミヘビのようによく陸に上がるために腹盤を持つ種などさまざまな種がいる。尾は縦に平べったくなっており、泳ぐのに適している。泳ぐ際は体を横にくねらせて泳ぐ。また、横縞を持つ種類が多い。これはウミヘビが、アマガサヘビやサンゴヘビなどの横縞を持つコブラの仲間から進化してきたためであるという説がある。性質は大人しい種類が多いが、手で持つと咬まれることがある。また好奇心から近付いてくる事もあるようである。
毒 [編集]
ウミヘビ科のヘビは、獲物や敵の神経の放電を塞ぐ神経毒を持ち、咬まれると主に麻痺やしびれが起き、やがて呼吸や心臓が停止して死に至る(但し、スズメダイ科やハゼ科の魚類の固着性の卵塊を専門に摂食するカメガシラウミヘビとイイジマウミヘビの2種は、毒腺が完全に退化していて、唾液の毒性も失われているという)。特にウミヘビの場合、海中で咬まれることが多いため、放っておくと身動きが取れなくなり溺死してしまう恐れもあるので、速やかに陸もしくは船上に上がること。
分類 [編集]
- エラブウミヘビ属 Laticauda - 5種 一般的にはウミヘビとされるが、狭義のウミヘビ類とは別の系統に属する。
- アオマダラウミヘビ Laticauda colubrina
- ヒロオウミヘビ Laticauda laticaudata
- エラブウミヘビ Laticauda semifasciata
- ミナミウミヘビ属 Aipysurus - 7種 オリーブミナミウミヘビ Aipysurus laevis
- カメガシラウミヘビ属 Emydocephalus - 2種 カメガシラウミヘビ Emydocephalus annulatus ・イイジマウミヘビ Emydocephalus ijimae
- オビウミヘビ属 Ephalophis - 1種 オビウミヘビ Ephalophis greyi
- ウミコブラ属 Hydrelaps - 1種 ウミコブラ Hydrelaps darwiniensis
- アラフラウミヘビ属 Parahydrophis - 1種 アラフラウミヘビ Parahydrophis mertoni
- コガシラウミヘビ属 Microcephalophis - 2種 コガシラウミヘビ Microcephalophis gracilis
- ウミヘビ属 Hydrophis - 34種
- ベルチャーウミヘビ Hydrophis belcheri
- クロガシラウミヘビ Hydrophis melanocephalus
- タールウミヘビ Hydrophis semperi(フィリピンのタール湖に生息する淡水生のウミヘビ。クロガシラウミヘビの陸封型と言われている)
- マダラウミヘビ Hydrophis cyanocinctus
ウミヘビ属はウミヘビ類最大の属であるが、側系統群であり、以下の属を含めることで単系統群となる。
- ツノウミヘビ属 Acalyptophis - 1種 ツノウミヘビ Acalyptophis peronii
- ハラナシウミヘビ属 Astrotia - 1種 ハラナシウミヘビ Astrotia stokesii
- フトウミヘビ属 Disteira - 4種
- イボウミヘビ属 Enhydrina - 2種 イボウミヘビ Enhydrina schistosa
- ジェルドンウミヘビ属 Kerilia - 1種 ジェルドンウミヘビ Kerilia jerdonii
- トゲウミヘビ属 Lapemis - 2種 トゲウミヘビ Lapemis curtus
- セグロウミヘビ属 Pelamis - 1種 セグロウミヘビ Pelamis platurus
- カワリウミヘビ属 Thalassophis - 1種 カワリウミヘビ Thalassophis anomalus
- クサリウミヘビ属 Praescutata - 1種 クサリウミヘビ Praescutata viperina
- オオアタマウミヘビ属 Kolpophis - 1種 オオアタマウミヘビ Kolpophis annandalei
ウナギ目のウミヘビ科について [編集]
詳細は「ウナギ目#ウミヘビ科」を参照
魚類のウナギ目にはダイナンウミヘビやホタテウミヘビが属するウミヘビ科 Ophichthidae が存在する。英語でも Snake eel(ヘビウナギ)と通称され、ヘビのように細長い体や獰猛な顔つきが名前の由来であると思われる。
ウナギ目ウミヘビ科の生物は毒を持たない海水魚の一種である。ウナギやウツボの仲間であり、本項のウミヘビとはまったく別の生物である。
系統 [編集]
以下の系統樹はSanders et al.(2012)による[1]。
ウミヘビ科 |
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ミナミウミヘビ属 Aipysurus
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カメガシラウミヘビ属 Emydocephalus
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ウミコブラ Hydrelaps darwiniensis
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アラフラウミヘビ Parahydrophis mertoni
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オビウミヘビ Ephalophis greyi
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コガシラウミヘビ属 Microcephalophis
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ウミヘビ属 Hydrophis
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ウミヘビ属 |
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エレガンスホソウミヘビ Hydrophis elegans
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hydrophis brooki
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トゲウミヘビ Lapemis curtus
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hydrophis stricticollis
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Hydrophis lapemoides
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ジェルドンウミヘビ Kerilia jerdonii
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Hydrophis parviceps
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ベルチャーウミヘビ Hydrophis belcheri
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クサリウミヘビ Praescutata viperina
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マダラウミヘビ Hydrophis cyanocinctus
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Hydrophis coggeri
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Hydrophis caerulescens
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セグロウミヘビ Pelamis platurus
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Hydrophis macdowelli
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Hydrophis fasciatus
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Hydrophis atriceps
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Hydrophis pachycercos
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Hydrophis donaldi
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Hydrophis obscurus
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イボウミヘビ Enhydrina schistosa
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Hydrophis ocellatus
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Hydrophis lamberti
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クロボシウミヘビ Hydrophis ornatus
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ラセンウミヘビ Hydrophis spiralis
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Disteira major
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ハラナシウミヘビ Astrotia stokesii
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ツノウミヘビ Acalyptophis peronii
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脚注 [編集]
- ^ Kate L. Sanders, Michael S.Y. Lee, Mumpuni, Terry Bertozzi, Arne R. Rasmussen (2012). “Multilocus phylogeny and recent rapid radiation of the viviparous sea snakes (Elapidae: Hydrophiinae)”. Molecular Phylogenetics and Evolution. doi:10.1016/j.ympev.2012.09.021.
関連項目 [編集]
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ウィキメディア・コモンズには、ウミヘビ科に関連するメディアがあります。 |
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 宇治群島宇治島と奄美群島喜界島から得られたウミヘビ科魚類モヨウモンガラドオシMyrichthys maculosus
- Nature of Kagoshima = カゴシマネイチャー : an annual magazine for naturalists 41, 23-29, 2015
- NAID 120005608015
- 鹿児島県喜界島から得られた日本初記録のウミヘビ科フトミミズアナゴ(新称)<i>Scolecenchelys laticaudata</i>
- Bulletin of the National Museum of Nature and Science. Series A, Zoology (Suppl.6), 1-16, 2012-03
- NAID 40019531116
Related Links
- ウミヘビ科(ウミヘビか)は、 爬虫類 有鱗目(ヘビ・トカゲの仲間)に属する科(学名:Hydrophiidae)。ウミヘビ類をコブラ科 Elapidae のウミヘビ亜科 Hydrophiinae とする説もある。 魚類 ウナギ目に属する科(学名:Ophichthidae)。
- ウミヘビ科 - Ophichthidae。“ウミヘビ”と名前に付く動物には、鱗のあるものと、ないものに分けられる。前者は爬虫類のヘビ亜目に分類される蛇の仲間となり、後者は...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- snake bite
- 同
- ヘビ咬傷
- 関
- 毒蛇咬傷
- 日本ではハブ、マムシによる咬傷が多い
- 初期治療として、咬傷より心臓に近い部位をきつく縛り、創から毒の吸引を行う。
- 有効な抗毒血清がある場合には抗毒素血清の投与を行い、そのほか支持療法として輸液、酸素投与を行う。
(参考:NSU.86)
- 神経毒により神経伝導が傷害されるため、眼瞼下垂、痙攣、知覚麻痺、複視、霧視が出現しうる。出血毒により、局所の腫脹、出血、出血斑、吐血、下血を生じうる。また、毒素による免疫反応によるDIC、腎不全、呼吸不全を来しうる。
[★]
ウミヘビ科
- 関
- sea snake
[★]
- 英
- family
- 関
- 家族、系統群、ファミリ、ファミリー
[★]
- 英
- snake
- 関
- ヘビ科、ガーターヘビ属、ガーターヘビ、ウォーターモカシン
[★]
- 英
- sea snake
- 関
- ウミヘビ科