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- Viperidae
- 関
- バイパー属、ブッシュマスター
WordNet
- Old World vipers (同)family Viperidae
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2018/05/04 08:35:03」(JST)
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クサリヘビ科 |
Montivipera wagneri
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
爬虫綱 Reptilia |
目 |
: |
有鱗目 Squamata |
亜目 |
: |
ヘビ亜目 Serpentes |
科 |
: |
クサリヘビ科 Viperidae
Oppel, 1811 |
|
亜科 |
- コブラバイパー亜科
- ナイトアダー属
- マムシ亜科
- クサリヘビ亜科
|
クサリヘビ科(クサリヘビか、Viperidae)は、爬虫綱有鱗目に属する科。模式属はクサリヘビ属。特定動物。
目次
- 1 分布
- 2 形態
- 3 生態
- 4 分類
- 4.1 コブラバイパー亜科 Azemiopinae
- 4.2 ナイトアダー亜科 Causinae
- 4.3 マムシ亜科 Crotalinae
- 4.4 クサリヘビ亜科 Viperinae
- 5 出典・脚注
- 6 参考文献
- 7 関連項目
- 8 外部リンク
分布
アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本
日本に分布する種
- ニホンマムシ
- ツシママムシ
- ヒメハブ
- サキシマハブ
- ハブ(ホンハブ、オキナワハブ、リュウキュウハブとも)
- トカラハブ
- タイワンハブ(外来種)
形態
最大種は最大全長350cmのブッシュマスターで、最小種は20cmほどのドワーフアダー。またヒガシダイヤガラガラヘビが最も重い毒蛇の記録を持っている。体型が太く、模様が網目模様の種が多いため、一見鎖のように見える。クサリヘビはこの斑紋に由来する。
本科の特徴としてまず挙げられるのが、三角形の大きな頭である。顎の筋肉が発達しえらが大きく張っており、発達した筋肉を用いて毒液を獲物に大量に注入することができる。次に挙げられる特徴が、毒牙の長さである。通常200cmぐらいの大型種では2-3cmあり、中にはガボンアダー(ガブーンヴァイパー[1])のように最大で5cmもある種もある。小型のカーペットバイパーでも約0.5cmで、コブラ科の最大種キングコブラの毒牙とほぼ同じ長さである。そのため牙が直立した状態では口を閉じることができないため、牙の根元から口の内部に折りたためるようになっている。口を大きく開くと、上顎骨が回転して牙が直立し、毒を獲物に撃ち込めるようになる。口を閉じると、毒牙は自動的に口内へ折りたたまれる。毒牙の中には管があり、毒液はこの管を通るため毒牙を相手に深く刺し込まなくても相手に毒液を確実に注入できる。
毒
本科の構成種は、全ての種が出血毒という毒を持っている。これは強力な消化酵素で細胞組織のたんぱく質が分解され、獲物を消化するのに役立つ。噛まれた際の症状としては患部に激痛と腫れが起こり、痛みが徐々に全身に広がっていく。そして皮下や内臓、古傷からの出血、腎機能障害、吐き気、血便、血尿等が起こる。二次的な被害として血管がダメージを受けることにより、急激な低血圧等も起こる。治療には血清が必要であるため、噛まれたら一刻も早く救急搬送してもらう必要がある。性質上、神経を麻痺させる神経毒に比べると死亡率は高くないものの、後遺症は出血毒のほうが重篤化することもある。組織が壊死することにより、手足の切断に至るケースも少なくない。本科でも特に強毒を持つ種は、出血毒だけでなく神経毒も持つ。
生態
生息する環境は様々で、主に熱帯から亜熱帯に生息するが、温帯や亜寒帯に生息する種もいる。ヨーロッパクサリヘビのように、北緯60度にも分布する種もいる。また砂漠に適応した種もいる。
繁殖形態は卵生、卵胎生の種が共にいる。
後述のピット器官により、主に恒温動物(ネズミ、リス等の小型哺乳類や小型鳥類)を捕食する種が多いが、ヌママムシのようにカエルやトカゲ、魚類等の変温動物を主食とする種も存在する。
分類
全世界に生息する800-900種程の毒蛇のうち、約1/4を占める。大きく分類すると、マムシ亜科とクサリヘビ亜科に分けられる。マムシ亜科は眼と鼻の間に1対の赤外線感知器官(ピット器官)を持つ。
コブラバイパー亜科 Azemiopinae
- コブラバイパー属 Azemiops
- Azemiops feae コブラバイパー(アゼミオプス[2])
ナイトアダー亜科 Causinae
マムシ亜科 Crotalinae
- アメリカマムシ属 Agkistrodon
- フトリハブ属 Atropoides
- ヤシハブ属 Bothriechis
- シンリンハブ属 Bothriopsis
- ヤジリハブ属 Bothrops
- Bothrops asper テルシオペロ[3]
- Bothrops atrox カイサカ
- Bothrops jararaca ハララカ
- マレーマムシ属 Calloselasma
- Calloselasma rhodostoma マレーマムシ(マライマムシとも) Malayan pit viper
- オークハブ属 Cerrophidion
- ガラガラヘビ属 Crotalus
- ヒャッポダ属 Deinagkistrodon
- Deinagkistrodon actus ヒャッポダ Sharp-nosed viper
- マムシ属 Gloydius
- Gloydius blomhoffii ニホンマムシ
- セイロンマムシ属 Hypnale
- ブッシュマスター属 Lachesis
- メキシコツノハブ属 Ophryacus
- Ophryacus undulatus メキシコツノハブ
- ヤマハブ属 Ovophis
- ソリハナハブ属 Porthidium
- ハブ属 Protobothrops
- Protobothrops elegans サキシマハブ
- Protobothrops flavoviridis ハブ
- Protobothrops mucrosquamatus タイワンハブ
- Protobothrops tokarensis トカラハブ
- ヒメガラガラヘビ属 Sistrurus
- ヨロイハブ属 Tropidolaemus
クサリヘビ亜科 Viperinae
- バーバーバイパー属 Adenorhinos
- Adenorhinos barbouri バーバーバイパー Uzungwe viper
- ブッシュバイパー属 Atheris
- アフリカアダー属 Bitis
- スナクサリヘビ属 Cerastes
- ラッセルクサリヘビ属 Daboia(クサリヘビ属に含める説もあり)
- Daboia russelii ラッセルクサリヘビ Russell's viper
- ノコギリヘビ属 Echis
- ハナビラクサリヘビ属 Eristicophis
- Eristicophis macmahoni ハナビラクサリヘビ McMahon's viper
- オオクサリヘビ属 Macrovipera
- ツノメクサリヘビ属 Pseudocerastes
- Pseudocerastes persicus ツノメクサリヘビ Persian horned viper
- クサリヘビ属 Vipera
出典・脚注
- ^ 和名ではガブーンバイパー、ガブンバイパー、ガボンバイパー、ガボーンバイパー、ガボーンヴァイパー、ガブーンクサリヘビ、ガボンクサリヘビなど様々な呼び名がある。
- ^ 学名に沿ってアゼミオプスと書かれることもある。志村隆 他、『ニューワイド 学研の図鑑 爬虫類・両生類』、学習研究社、2004年、p87,149
- ^ テルキオペロ、チュウオウアメリカハブ、または種小名に沿ってアスパーハブ、アスペルハブとも呼ばれる
参考文献
- 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、146頁。
- クリス・マティソン 『ヘビ大図鑑』、森光社、2000年、183-187頁。
- 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、132-139頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、134-138頁。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、クサリヘビ科に関連するカテゴリがあります。 |
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ウィキスピーシーズにクサリヘビ科に関する情報があります。 |
外部リンク
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Japanese Journal
- 第14回ヨーロッパ爬虫両棲類学会大会および第2回クサリヘビ科会議(於ポルト)参加報告
- ハブ(クサリヘビ科)の活動と気象要因との関係 : 沖縄諸島において就寝中の人に生じた咬症数から
- 西村 昌彦
- 日本生態学会誌 50(2), 133-140, 2000-08-25
- The activity of a venomous snake, habu (Trimeresurus flavoviridis) was represented by the frequencies of bites of sleeping men in the Okinawa Islands. Five climate factors recorded at the Okinawa Mete …
- NAID 110001880933
Related Links
- 分布 [編集] アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、インドネシア、日本 日本に分布する種 [編集] ニホンマムシ ツシママムシ ヒメハブ サキシマハブ ホンハブ(オキナワハブ、リュウキュウハブとも)
- 株式会社スポーツニッポン新聞社(以下「弊社」といいます)が提供する スポニチwiki サービス(以下「当サービス」といいます)では、ウィキメディア財団が運営する日本語版ウィキペディアに含まれるフリー百科事典の情報及びその関連 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- snake bite
- 同
- ヘビ咬傷
- 関
- 毒蛇咬傷
- 日本ではハブ、マムシによる咬傷が多い
- 初期治療として、咬傷より心臓に近い部位をきつく縛り、創から毒の吸引を行う。
- 有効な抗毒血清がある場合には抗毒素血清の投与を行い、そのほか支持療法として輸液、酸素投与を行う。
(参考:NSU.86)
- 神経毒により神経伝導が傷害されるため、眼瞼下垂、痙攣、知覚麻痺、複視、霧視が出現しうる。出血毒により、局所の腫脹、出血、出血斑、吐血、下血を生じうる。また、毒素による免疫反応によるDIC、腎不全、呼吸不全を来しうる。
[★]
- ラ
- Bitis
- 関
- クサリヘビ科、Bitis属、ブッシュマスター、ビチス属
[★]
クサリヘビ科
- 関
- Asp、Bitis、bushmaster
[★]
- 英
- bushmaster
- 関
- クサリヘビ科、バイパー属
[★]
- 英
- family
- 関
- 家族、系統群、ファミリ、ファミリー
[★]
- 英
- snake
- 関
- ヘビ科、ガーターヘビ属、ガーターヘビ、ウォーターモカシン