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- inositol phospholipid
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/01/18 12:42:42」(JST)
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ホスファチジルイノシトール |
|
|
特性 |
化学式 |
C47H83O13P |
モル質量 |
886.56 g/mol, neutral with fatty acid composition - 18:0, 20:4 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ホスファチジルイノシトール(Phosphatidylinositol、PtdIns)は、真核生物の細胞膜の細胞質側に存在する、リン脂質の一つである。PIは両親媒性分子である。
目次
- 1 組成
- 2 リン酸化
- 3 出典
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
組成[編集]
ホスファチジルイノシトールはグリセロールと脂肪酸からなるリン脂質の一つであり、アルコール部分がイノシトールになっている。加水分解されると、1分子のグリセロール、2分子の脂肪酸、1分子のイノシトールと、1から3分子のリン酸が生成する。全てのリン脂質の中で最も酸性度の高いものと考えられている。
リン酸化[編集]
イノシトール環の3,4,5位の水酸基が7つの異なった組み合わせでリン酸化されることができ、多くの種類のキナーゼの基質になりうるため、PtdInsはシグナル伝達に関わっている。
2位と6位の水酸基は、立体障害のためにリン酸化されないと考えられている。
リン酸化された7種の全ての異性体が動物から見つかっているが、植物からはホスファチジルイノシトール 3,4,5-三リン酸だけ見つかっていない[1]。
出典[編集]
- ^ Muller-Roeber B, Pical C (2002). Inositol Phospholipid Metabolism in Arabidopsis. Characterized and Putative Isoforms of Inositol Phospholipid Kinase and Phosphoinositide-Specific Phospholipase C.
関連項目[編集]
- ホスホリパーゼC
- ジアシルグリセロール
- プロテインキナーゼC
外部リンク[編集]
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- 3K1012 イノシトールリン脂質系における波の位相特異点ダイナミクス(細胞生物的課題3,第49回年会講演予稿集)
- Taniguchi Daisuke,Ishihara Shuji,Oonuki Takehiko,Kaneko Kunihiko,Sawai Satoshi
- 生物物理 51(SUPPLEMENT_1), S144, 2011-08-15
- NAID 110008903576
- 2K1548 接着分子によるイノシトールリン脂質代謝系自己組織化パターンの制御(細胞生物的課題2,第49回日本生物物理学会年会)
- Yamazaki Shinichi,Matsuoka Satomi,Tsujioka Masatsune,Takagi Hiroaki,Ueda Masahiro
- 生物物理 51(SUPPLEMENT_1), S94, 2011-08-15
- NAID 110008903313
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ホスホイノシチド
- 同
- phosphoinositides
- 関
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- ホスファチジルイノシトール、イノシトールリン脂質、ホスホイノシタイド
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- phosphatidyl inositol、phosphatidylinositol、phosphoinositide、PtdIns
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- ホスホイノシチド、イノシトールリン脂質
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- 関
- ホスファチジルイノシトール3キナーゼ、ホスホイノシチド3キナーゼ、PI3-キナーゼ、PI3キナーゼ、PI-3キナーゼ、ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ
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- phosphoinositide phospholipase C
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- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
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