甲状腺ホルモン
- SP.915-
種類
- サイロキシン thyroxine tetraiodothyronine T4 3,5,3',5'-tetraiodothyronine
- トリヨードサイロニン triodothyronine T3 3,5,3'-triiodothyronine
- リバーストリヨードサイロニン リバースT3 reverse triodothyronine rT3 3,3',5'-triiodothyronine
分類
性状
- 疎水性アミノ酸
産生組織
標的組織
受容体
- 核内甲状腺受容体(甲状腺ホルモン受容体ファミリー)
- ステロイドレセプタースーパーファミリーに属する → 核内受容体スーパーファミリー
作用
代謝系別
- 1. 熱産生
- 脳、脾臓、睾丸をのぞくすべての組織で酸素消費を高める ← 甲状腺クリーゼによる発熱の原因
- 2. 自律神経系
- カテコラミンの作用を増強する
心筋細胞のカテコールアミン受容体を増加←証明されていない?
- 3. 内分泌
- 4. 呼吸器系
- 5. 造血器系
- エリスロポエチン産生促進 → 赤血球増加
- ヘモグロビンからの酸素解離を促進 → 末梢組織での酸素利用↑
- 6. 骨格筋系作用
- 骨代謝回転を高め、骨形成・骨吸収を促進 (閉経後女性で甲状腺ホルモン多 → 骨塩量減少 → 骨粗鬆症
- グレーブス病では筋肉蛋白の代謝亢進、筋肉量の減少、筋力低下、筋脱力、四肢麻痺
- 7. 糖代謝
- 糖代謝の亢進
- グレーブス病では耐糖能異常を引き起こしうる
- 8. 脂質代謝
- 肝臓におけるコレステロール産生を促進
- 肝臓のトリグリセリドリパーゼ活性を亢進し、コレステロールの代謝を促進
- コレステロールが減少 ← 総じて分解系の法が作用が強い
- 9. その他
薬理学的作用 (SPC.321)
- 成長と発育
- 熱産生と体温調整
- 組織の酸素消費を高め、基礎代謝を亢進させる。Na+,K+-ATApaseの活性刺激や、核内クロマチンに作用してDNA転写を促進する作用による
- 代謝亢進作用
- 上記の通り
- TSH分泌抑制
- ネガティブフィードバック
分泌の調節
- 分泌の制御系
- +:甲状腺刺激ホルモン TSH、(TSH様作用)ヒト絨毛性ゴナドトロピン hCG
- -:トリヨードサイロニン、サイロキシン
分子機構
臨床関連
過多
欠乏
- nonthyroidal illness, euthyroid sick syndrome (異常値の出るメカニズム 第5版 p.296)
-
- 低栄養、外傷、感染症、手術、腎不全、肝不全、心不全、悪性腫瘍
- エネルギー消費を減らすための適応かもしれない
- 以上2007後期生理学授業プリント内分泌(3)