成長ホルモン
- 英
- growth hormone (Z), GH
- 同?
- ソマトトロピン somatotropin、ソマトトロピックホルモン somatotropic hormone STH
- 関
- 成長ホルモン
基準値
分類
性状
- ペプチド
産生組織
- 好酸性細胞
標的組織
作用
- SP.883
- 1.IGF分泌促進
- 肝臓を含む種々の組織でインスリン様成長因子 IGFの産生を亢進させる。
- インスリン様成長因子-I IGF-I:細胞増殖作用、蛋白同化作用、糖質同化作用、脂質同化作用
- インスリン様成長因子-II IGF-II:細胞増殖作用、蛋白同化作用、糖質同化作用、脂質同化作用
- 2. 成長促進作用
- 成長を促進:各組織における細胞分裂による増殖(細胞分裂、DNA,RNA,蛋白合成)と細胞の分化
- 3. 中間代謝に対する作用
- 3-1. タンパク同化作用
- GH存在下でアミノ酸が組織に取り込まれ蛋白合成のために用いられる。内臓臓器、骨格筋、皮膚、および結合組織などほとんど全ての組織がGHに反応して肥大。
- 3-2. 糖代謝
- (抗インスリン作用->血糖上昇)筋肉、脂肪へのグルコース取り込みを減少させ、肝臓からのグルコース放出を増加させる。膵臓に作用しインスリン分泌を促進する。 ← GHは何がしたいの?
- 3-3. 脂質代謝
- (中性脂肪分解作用->血中遊離脂肪酸増加)中性脂肪を分解し、末梢血でFFAを増加させ、グルコースの代わりにエネルギー源として利用される。(おそらくFFA増加により)ケトン体が増加する。
- 3-4. 電解質代謝
- (骨形成に向かう反応。リン酸濃度上昇、カルシウム濃度上昇)近位尿細管でのリン酸の再吸収促進、腸からのカルシウム促進。Na,K,Cl濃度増加、細胞外液増加
分泌の調整
| 分泌刺激 | 分泌促進 | 分泌抑制 |
| 神経刺激 | 睡眠(StageIII&IV) | REM睡眠 |
| ストレス | 愛情剥脱 | |
| α受容体刺激薬 | α受容体拮抗薬 | |
| β受容体拮抗薬 | β受容体刺激薬 | |
| ドパミン受容体作動薬 | ||
| アセチルコリン受容体作動薬 | アセチルコリン受容体拮抗薬 | |
| 代謝刺激 | 低血糖 | 高血糖 |
| 絶食、神経性食思不振症 | ||
| 脂肪酸の低下 | 脂肪酸の増加 | |
| アミノ酸 | ||
| コントロール不良糖尿病 | 肥満 | |
| 尿毒症 | ||
| 肝硬変 | ||
| ホルモン | GHRH | |
| IGF-I低値 | IGF-I高値 | |
| エストロゲン | 甲状腺機能低下症 | |
| グルカゴン | グルココルチコイド高値 | |
| ADH(AVP) |
分子機構
臨床関連
- 成長の遅れ:成長ホルモン分泌が低下している場合、3歳頃から身長の伸びが遅れる。