筋緊張
出典: meddic
■
- 英
- muscle tonus, tonus (KH), muscle tone
- 関
- 筋緊張症
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/17 10:46:21」(JST)
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UpToDate Contents
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- 1. 筋強直性ジストロフィー:病因、臨床的特徴、および診断 myotonic dystrophy etiology clinical features and diagnosis
- 2. 筋強直性ジストロフィー:予後および管理 myotonic dystrophy prognosis and management
- 3. 高カリウム性周期性四肢麻痺 hyperkalemic periodic paralysis
- 4. デュシェンヌ型およびベッカー型筋ジストロフィーの臨床的特徴および診断 clinical features and diagnosis of duchenne and becker muscular dystrophy
- 5. 非メンデル遺伝のパターン non mendelian inheritance patterns
和文文献
- 症例報告 先天性筋緊張性ジストロフィーに合併した多発石灰化上皮腫の1例
- 平井 郁子,甲田 とも,木花 光
- 臨床皮膚科 66(13), 1065-1068, 2012-12
- NAID 40019528431
- 筋力低下、筋緊張の低い方への対応 (特集 腰痛を予防する介助法 : 患者も介助者も笑顔になるテクニック) -- (場面別の腰痛予防 心身機能・身体構造の障害に対する腰痛予防)
- 榊原 潤
- リハビリナース 5(5), 462-465, 2012-09
- NAID 40019441573
- 関節拘縮・筋緊張の強い方への対応 (特集 腰痛を予防する介助法 : 患者も介助者も笑顔になるテクニック) -- (場面別の腰痛予防 心身機能・身体構造の障害に対する腰痛予防)
- 榊原 和真
- リハビリナース 5(5), 458-461, 2012-09
- NAID 40019441569
関連リンク
- 筋緊張(きんきんちょう、英:muscle tonus,myotone,myotonia)は、筋の伸張 に対する受動的抵抗、または筋に備わっている張力である。 筋緊張は生体の姿勢保持 機構や体温調節機構に関与しており、特に姿勢保持機構は、運動あるいは姿勢保持の 際に ...
- 筋緊張muscle tonusとは「安静状態にある筋の緊張状態tension」のこと。 随意収縮を してい ... ④筋の発達程度. ⑤筋収縮に関与する神経活動. ①~④は筋の硬さ(stiffness) . 筋緊張(神経学的診察における)はstiffnessを除く神経機序をみる。 筋緊張を規定する ...
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★リンクテーブル★
先読み | 「tonus」 |
国試過去問 | 「105I068」「106A052」「106D022」「104D038」「112F057」「097B012」「108E016」「103C013」「107G069」 |
リンク元 | 「100Cases 13」「小脳」「ブラウン・セカール症候群」「muscle tightness」 |
拡張検索 | 「筋緊張症」「先天性筋緊張症」「筋緊張性障害」「筋緊張性白内障」「筋緊張低下・知能低下・性腺発育不全・肥満症候群」 |
関連記事 | 「緊張」 |
「tonus」
- v.
「105I068」
- 出生直後の新生児。呼吸不全のためNICUに入院となった。母親が妊婦健康診査を受けていなかったため、妊娠経過は不明である。3,026gで出生した。Apgarスコアは3点(1分)、4点(5分)。呼吸数72/分で非常に浅い。心拍数88/分、整。全身にチアノーゼを認める。筋緊張は低下し、自発運動に乏しく、泣き声はほとんど聞き取れない。心音と呼吸音とを右胸部でわずかに聴取する。腹部は陥凹し、肝・脾を触知しない。マスクによる酸素投与が行われたが経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)50%のため、直ちに気管挿菅し、100%酸素で人工換気を行った。気管挿管後、SpOsは70%まで上昇したが、それ以上の改善は認められなかった。気管挿菅後の胸部エックス線写真(別冊No.22)を別に示す。
- この新生児の呼吸不全の原因はどれか。
※国試ナビ4※ [105I067]←[国試_105]→[105I069]
「106A052」
- 70歳の女性。しばしば転ぶようになったことを主訴に来院した。 1年前から、椅子から立ち上がったり車の後部座席から降りたりする際に尻もちをつくようになり、次第にその頻度が増加した。 1か月前からしばしばむせるようになった。意識は清明。眼球運動は上下方向が制限されており、特に下方視で制限が著しい。入院後の患者の写真(別冊No. 25)を別に示す。
- この疾患で認められるのはどれか。
※国試ナビ4※ [106A051]←[国試_106]→[106A053]
「106D022」
- 生後3日の新生児。在胎39週、 2,980gで出生した。心拍数108/分、整。呼吸数42/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。内眼角贅皮、瞼裂斜上、小さい鼻根および巨舌を認める。筋緊張が低下している。両親は「Down症候群の疑いがあります」とだけ説明を受けている。
- まず行うべき対応として適切なのはどれか。
- a 合併症について説明する。
- b 患者会の連絡先を伝える。
- c 両親の染色体検査を行う。
- d 両親が何を心配しているかを聞く。
- e 次回の妊娠時に出生前診断を行うよう勧める。
※国試ナビ4※ [106D021]←[国試_106]→[106D023]
「104D038」
- 生後7日の新生児。妊娠中羊水過多がみられた。在胎38週、体重3,250gで出生した。Apgarスコア1点(1分)、3点(5分)。出生直後から人工換気を必要としている。筋緊張は著明に低下し、腱反射は軽度減弱している。
- 考えられるのはどれか。
※国試ナビ4※ [104D037]←[国試_104]→[104D039]
「112F057」
- 出生直後の新生児。在胎38週3日で常位胎盤早期剥離と診断され、緊急帝王切開で出生した。ApgarスコアはO点(1分)であり、直ちに蘇生を開始した。
- Apgarスコアの項目で最初に1点以上になるのはどれか。
※国試ナビ4※ [112F056]←[国試_112]→[112F058]
「097B012」
- 末梢神経障害でみられるのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
※国試ナビ4※ [097B011]←[国試_097]→[097B013]
「108E016」
- 生後 1日の新生児の診察に含まれないのはどれか。
※国試ナビ4※ [108E015]←[国試_108]→[108E017]
「103C013」
- 脊髄病変の高位診断で髄節障害を判定する指標として重要なのはどれか。
※国試ナビ4※ [103C012]←[国試_103]→[103C014]
「107G069」
- Apgarスコアの項目に含まれないのはどれか。
※国試ナビ4※ [107G068]←[国試_107]→[107H001]
「100Cases 13」
- ☆case13 手の筋力の低下
- ■glossary
- brisk adj. (人・態度が)活発な、元気のよい、きびきびした。ぶっきらぼうな、素っ気ない。(商売が)活況の(⇔dull)。小気味のよい、(大気など)爽快な、気持ちのよい。(味などが)ピリッとする。鋭い。(飲料が)盛んに泡立つ
- dysarthria n. difficulty in articulating words due to disease of the central nervous system 構音障害
- dysphasia n. loss of or deficiency in the power to use or understand language as a result of injury to or disease of the brain 失語症、言語障害
- multidisciplinary adj. 集学的な
- gastrostomy 胃瘻造設術
- feeding gastrostomy n. Surgery A procedure in which an opening is created in the anterior wall of the stomach to allow suction decompression and improved respiratory function by eliminating the need for a nasogastric feeding tube
- ■症例
- 67歳、男性 元大学講師(retired university lecturer)
- 主訴:左手の筋力低下と筋萎縮
- 現病歴:左手を使った労作後に左手の筋力が低下する(例えば、ドライバーを使った後など)。前腕の筋に疝痛をみとめる。発話はわずかに流暢であり(slight slurred)、水を飲んだあとで窒息しだす。服用薬はシンバスタチン、アスピリン、アテノロール。喫煙はしない。飲酒は週にワインのボトルを1本あける。
- 既往歴:高血圧が15年間続いている。3年前に心筋梗塞。
- 家族歴:妻と暮らしている。大きくなった2人の子供がいる。
- ・診察 examination
- 血圧:146/88 mmHg。心血管系、呼吸器系、腹部に異常を認めない。上肢に萎縮を認める。特に左手に著しい萎縮を認める。両側の上腕の筋にいくらか線維性筋攣縮を認める。筋力は左で全般的に低下(globaly reduced)、右手でわずかに低下。筋緊張は正常。上腕二頭筋反射・上腕三頭筋反射は両側ともに活発に認められる(brisk)。感覚喪失(sensory loss)は認めない。わずかに構音障害を認める
- ■キーワード&着目するポイント
- 筋萎縮、線維性筋攣縮、感覚喪失なし
- ■解説
- (第1パラグラフ) 疫学
- ・この男は運動ニューロン疾患。
- ・この疾患は原因不明の疾患で、脊髄、脳神経核、運動皮質に影響を及ぼす。
- ・この病気は普通50-70歳で出現する。
- (第2パラグラフ) 症状
- ・筋力低下と筋萎縮は一側の手か腕にあらわれるのが一般的 ← 両側性でないということか。
- ・筋力低下は運動後に最も顕著に表れる
- ・前腕の疝痛は疾患の初期に一般的である。
- ・患者は下肢の筋力低下あるいは構音障害や言語障害を訴えてやってくることがある。
- ・この病態の特徴的な生理的徴候は線維性攣縮(筋束の不規則で早い収縮。下位運動ニューロンの障害を示唆) → 下肢の運動ニューロン損傷による筋肉の脱神経が原因
- ・反射は著明 → 皮質運動ニューロンの喪失による。
- ・感覚喪失はない
- (第3パラグラフ) 鑑別
- ・進行例では診断は容易だが、初期ではmore problematic。
- ・疲労で悪化する四肢の筋力低下は「重症筋無力症」と混乱する。
- ・老人における失語症と構音障害の原因は、「脳血管障害による偽性球麻痺」であることがより一般的。
- ・上肢に感覚障害を伴わない筋萎縮、線維束攣縮を呈する他の疾患として「頚髄症」がある。
- ・「外傷」や「心尖部肺癌(パンコースト腫瘍)」による腕神経叢の損傷で腕に症状があらわれるかもしれない。
- ・末梢運動神経優位のニューロパチーは対側性の筋力低下と反射の低下というパターンを起こす。 ← ?
- (第4パラグラフ) 症状・経過
- ・運動ニューロン疾患は進行性で不治の病態
- ・足の痙性麻痺を発現する傾向がある
- ・球麻痺は失語症と構音障害を起こす
- ・肛門括約筋は普通影響を受けない
- ・知能は一般的に影響を受けない
- (第5パラグラフ) 治療・管理
- ・この病態に対して治癒的な治療法はない
- ・発症から平均生存期間は2-4年
- ・医師は診断と予後について患者と家族に説明しなければならない。
- ・集学的なチームはサポートを提供しなければいけない。
- ・病気が進行して発話が悪くなったとき、コンピュータの使用で会話は補助されうる。
- ・feeding gastrostomyは十分なカロリーの摂取を可能にするために必要かもしれない。
- ・非侵襲的な呼吸器は呼吸不全を補助するために使われうる
- ・普通、気管支肺炎で死亡する
- ■運動ニューロン疾患とは?
- 運動ニューロン疾患 motor neuron disease MND
- ■参考文献
- HIM = Harrison's Principles of Internal Medicine 17th Edition
- CASES = 100 Cases in Clinical Medicine Second edition
- IMD = 内科診断学第2版
「小脳」
- SP. 392,393
- PT.105
発生
解剖
血管
- 上小脳動脈 superior cerebellar artery SCA
- 前下小脳動脈 anterior inferior cerebellar artery AICA
- 後下小脳動脈 posterior inferior cerebellar artery PICA
機能概要
- 運動のタイミング決定と一つの運動から次の運動への急速な切り替え
機能
- ①運動開始に関与
- ②運動学習に関与
- ③多関節にわたる運動に関与
- ④フィードバックモード、フィードフォワードモードに関与
- フィードバックモード~
- 熟練した運動で、早く動かさないとき
- フィードフォワードモード~
- 素早い運動を行うとき。学習を行うとき
入力経路
- 1)体性感覚
- 2)前庭感覚入力
- 3)視覚、聴覚入力
- 4)大脳からの入力
- 5)運動の誤差情報の入力
障害 (KAPLAN USMLE STEP 1 QBOOK p.54)
- motor dysfunction
- truncal ataxia
- intention tremor
- dysdiadochokinesia
- dysmetria
- dysarthria
- hypotonia
- nystagmus
障害
- 小脳性運動失調
- 平衡障害、筋緊張異常、運動障害に分けられる
- 平衡障害
- 体幹失調=姿勢の制御不良
- 失調性歩行
- 注視方向への眼振(注意方向性眼振=注視眼振)
- Tomberg兆候(-)(両側をそろえて開眼して立つ、その後閉眼しても倒れない)
- 2)虫部の障害 ...
- 体幹筋失調による歩行障害(体幹歩行失調, 失調性歩行)
- 酩酊様歩行
- 開脚歩行
- 継ぎ足歩行
- 3)小脳半球の障害
- 四肢の運動失調(協調運動障害)
- ①推尺障害
- ②変換運動障害
- ③運動解離
- ④共同運動不能
- ⑤失調性構音障害
- 筋緊張低下
臨床関連
「ブラウン・セカール症候群」
- 英
- Brown-Sequard syndrome
- 同
- Brown-Sequard症候群、脊髄半側傷害症候群、脊髄半側切截症候群、脊髄半離断症候群
症状とその原因
- 同側の触・圧・運動覚などの識別性が高い生体感覚の麻痺~
- 後索-内側毛帯系の離断
- 対側の温度覚、痛覚の麻痺~
- 外側脊髄視床路の離断
- 同側の運動麻痺と筋緊張の変化~
- 外側皮質脊髄路の離断
「muscle tightness」
- 筋緊張
「筋緊張症」
[show details]
「先天性筋緊張症」
- 英
- congenital myotony
- ラ
- myotonia congenita、paramyotonia congenita
- 同
- トムゼン病 Thomsen's disease, myotonia congenita Thomsen
- 関
- 先天性パラミオトニー、先天性パラミオトニア、先天性筋強直症、全身性筋緊張、トムゼン病
「筋緊張性障害」
「筋緊張性白内障」
- 英
- myotonic cataract
- ラ
- cataracta myotonica
- 関
- 筋強直性ジストロフィー
「筋緊張低下・知能低下・性腺発育不全・肥満症候群」
「緊張」
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