甲状腺ホルモン受容体

出典: meddic

thyroid hormone receptor TR
トリヨードサイロニン受容体 triiodothyronine receptor甲状腺ホルモンレセプター



UpToDate Contents

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和文文献

  • 今月の症例 神経内分泌腫瘍を合併した甲状腺ホルモン不応症の1例
  • 内田 浩喜,橋本 朋子,大和田 雅彦 [他]
  • 日本内科学会雑誌 100(8), 2250-2252, 2011-08-10
  • NAID 40018953976
  • アフリカツメガエルの足部消失における甲状腺ホルモン制御系モデルの改善
  • 佐々木 章克,井筒 ゆみ,前田 義信,林 豊彦
  • 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 110(52), 7-11, 2010-05-14
  • … メカニズムについて検証するために,尾部消失のキーファクターである甲状腺ホルモンと,その制御システムについてモデル化を行った.我々が以前に報告したモデルは生理的な発現パターンを再現し,制御系についてモデル化が行えている事が示唆されたが,甲状腺ホルモンの受容体が考慮されていなかった.そのため本稿では新たに甲状腺ホルモン受容体をモデルに組み込み,より生体に近いモデルを作製したので報告する. …
  • NAID 110008000935
  • P-089 アンドロゲン受容体および甲状腺ホルモン受容体レポーター酵母による環境化学物質のリガンド活性測定と大和川河川水に含まれる甲状腺ホルモン様物質の同定(ポスターセッション)
  • 江端 真吾,椎崎 一宏,川西 優喜,浅井 翔太,八木 孝司
  • 日本環境変異原学会大会プログラム・要旨集 (38), 145, 2009-11-06
  • NAID 110007522309

関連リンク

5.甲状腺ホルモンによる遺伝子発現調節と核受容体 加齢とともに活性型甲状腺ホルモンであるT3濃度は減少します。甲状腺ホルモンはどのように作用し、どのような機能を展開するのか観察してみたいと思います。甲状腺ホルモンは ...
3.水溶性ホルモンの作用機構 1)水溶性ホルモン受容体の種類 水溶性の信号分子(ホルモン、神経伝達物質、成長因子)は標的細胞の表面にある特異的な受容体と結合して、細胞内の信号に変換される。 受容体の数は、細胞1 ...
6.甲状腺ホルモン受容体・欠失動物 TR α 遺伝子を機能しないような動物を作りますとその動物の行動は人における痴呆に似ます。この動物の脳でのブドウ糖の利用は極端に低下しています(図では脳の中の様々な領域(神経核)で ...

関連画像

 の作用と甲状腺ホルモン受容体甲状腺刺激ホルモン受容体 甲状腺ホルモン受容体βの機能Thyroid-hormone therapy and thyroid cancer 依存的な甲状腺ホルモン受容体 甲状腺ホルモン受容体βの発現


★リンクテーブル★
先読みtriiodothyronine receptor
リンク元核内受容体スーパーファミリー」「TR」「T4受容体」「T3レセプター」「トリヨードサイロニン受容体
拡張検索副甲状腺ホルモン受容体」「I型副甲状腺ホルモン受容体」「甲状腺ホルモン受容体β」「甲状腺ホルモン受容体α」「II型副甲状腺ホルモン受容体
関連記事ホルモン」「甲状腺」「甲状腺ホルモン」「受容体」「受容

triiodothyronine receptor」

  [★] トリヨードサイロニン受容体

核内受容体スーパーファミリー」

  [★]

nuclear receptor superfamily
核内レセプタースーパーファミリー
核内受容体
  • 細胞質体に存在し、リガンドの結合により核内に移行してDNAに結合して転写を促進する

ドメイン構造

  • N末端--A/B(制御領域)--C(DNA結合領域)--D(核移行シグナル)--E/F(リガンド結合領域)--C末端

受容体とリガンド

内分泌受容体 リガンド
糖質コルチコイド受容体 GRα 糖質コルチコイド
鉱質コルチコイド受容体 MR 鉱質コルチコイド
黄体ホルモン受容体 PR プロゲステロン
男性ホルモン受容体 AR テストステロン
卵胞ホルモン受容体 ERα, ERβ エストロゲン
レチノイン酸受容体 RARα, RARβ, RARγ レチノイン酸
レチノイドX受容体 RXRα, RXRβ, RXRγ  
甲状腺ホルモン受容体 TRα, TRβ 甲状腺ホルモン
ビタミンD3受容体 VDR ビタミンD

TR」

  [★]


T4受容体」

  [★]

T4 receptor
甲状腺ホルモン受容体T3レセプターT4レセプター


T3レセプター」

  [★]

T3 receptor
甲状腺ホルモン受容体T3受容体T4受容体

トリヨードサイロニン受容体」

  [★]

triiodothyronine receptor
甲状腺ホルモン受容体


副甲状腺ホルモン受容体」

  [★]

parathyroid hormone receptor
副甲状腺ホルモンレセプター上皮小体ホルモンレセプター上皮小体ホルモン受容体I型副甲状腺ホルモン受容体


I型副甲状腺ホルモン受容体」

  [★]

type 1 parathyroid hormone receptor
副甲状腺ホルモン受容体

甲状腺ホルモン受容体β」

  [★]

thyroid hormone receptor betaTRbeta


甲状腺ホルモン受容体α」

  [★]

thyroid hormone receptor alphaTRalpha

II型副甲状腺ホルモン受容体」

  [★]

type 2 parathyroid hormone receptor

ホルモン」

  [★]

hormone

古典的な定義

  • 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)

例外

  • 腺構造を持たない組織から分泌されるホルモンがある
消化管ホルモン (PT.403)
視床下部ホルモン (PT.403)
甲状腺濾胞ホルモン?
カルシトニン?

ホルモンの一覧表

日本語 放出器官/細胞 作用器官/細胞 働き
メラトニン 松果体    
成長ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 GH放出
プロラクチン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 ATCH放出
ゴナドトロピン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 FSH/LH放出
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 TSH放出
ソマトスタチン 視床下部 下垂体前葉 GH放出抑制
ドーパミン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出抑制
成長ホルモン 下垂体前葉 全身/肝細胞 タンパク質同化, 抗インスリン, 脂肪異化/IGF-I合成促進
プロラクチン 下垂体前葉 乳腺 乳汁分泌促進
副腎皮質刺激ホルモン 下垂体前葉 副腎皮質  
卵胞刺激ホルモン 下垂体前葉 卵胞  
黄体形成ホルモン 下垂体前葉 黄体  
間細胞刺激ホルモン 下垂体前葉 精巣の間細胞  
甲状腺刺激ホルモン 下垂体前葉 甲状腺  
オキシトシン 下垂体後葉 子宮平滑筋/乳腺 子宮収縮/射乳促進
バソプレシン 下垂体後葉 腎臓集合管 水の再吸
甲状腺ホルモン - トリヨードサイロニン 甲状腺   代謝亢進
甲状腺ホルモン - サイロキシン 甲状腺   代謝亢進
カルシトニン 甲状腺   Ca2+濃度低下
副甲状腺ホルモン 甲状腺 /腎臓 破骨細胞活性化/腎細尿管Ca2+取り込み↑/腎ビタミンD活性化/血清Ca2+↑
心房性ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
脳ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
Cタイプナトリウム利尿ペプチド     Na利尿
エンドセリン 血管   血管収縮
アンジオテンシンII 血管   血管収縮
ガストリン 酸分泌
セレクチン 十二指腸    
インスリン様成長因子 肝臓    
アンジオテンシノジェン 肝臓   昇圧
コルチゾール 副腎皮質    
アルドステロン 副腎皮質    
デヒドロイソアンドロステロン 副腎皮質    
アドレナリン 副腎髄質   軽微な昇圧、血糖上昇
ノルアドレナリン 副腎髄質   昇圧(寄与は20%程度)、血糖上昇
インスリン 膵臓 - β細胞 全身 グルコース取り込み亢進
グルカゴン 膵臓 - α細胞 全身 糖新生
ソマトスタチン 膵臓 - δ細胞   ホルモン分泌抑制(インスリングルカゴンガストリン)
レニン 腎臓 - 傍糸球体細胞   昇圧(angiotensin Iを産生, 血管内皮アンジオテンシン転換酵素によりangiotensin IIに転換)
エリスロポエチン 腎臓 造血器官 赤血球産生刺激
エストロゲン 卵巣    
プロゲステロン 卵巣    
インヒビン 卵巣    
テストステロン 精巣    
インヒビン 精巣    
レプチン 脂肪    
アディポネクチン 脂肪    



甲状腺」

  [★]

thyroid gland
glandula thyroidea
甲状腺ホルモン副甲状腺(上皮小体)
喉頭
  • 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)

解剖学

部位

性状

  • 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。

大きさ

よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
単位はmm?
  n 峡部 横断厚 横径 縦経(右) 縦経(左)
男性 34 1.8±0.6 18±3.0 48±4.8 49±3.7 49±3.8
女性 16 1.3±0.8 16±2.2 46±3.6 45±6.0 46±3.0

血管

動脈

静脈

神経

声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71

画像

  • 超音波検査
  • (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー)  ← 要確認

組織学

濾胞上皮細胞 follicular cell

  • 甲状腺ホルモンを産生、分泌。

C細胞 C cell

  • 成人甲状腺全体の0.1%を占める
  • カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
  • 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
  • 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。

機能

発生

神経支配

  • 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。

臨床関連

非腫瘍性疾患

  • 1. 遺伝疾患、発達傷害
  • mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
  • 4. 感染
  • 5. 自己免疫性甲状腺疾患

腫瘍性疾患 (甲状腺腫瘍)

  • 1. 良性腫瘍
  • a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
  • 2. 悪性腫瘍 悪性腫瘍中の頻度)
  • a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
  • b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
  • c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
  • d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
  • e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
  • f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

分類






甲状腺ホルモン」

  [★]

thyroid hormone, thyroid hormones
甲状腺サイログロブリンカルシトニン甲状腺ホルモン製剤
胎児の発育・新生児の生理と適応


  • SP.915-

種類

分類

性状

  • 疎水性アミノ酸

産生組織

標的組織

受容体

  • 核内甲状腺受容体(甲状腺ホルモン受容体ファミリー)
ステロイドレセプタースーパーファミリーに属する → 核内受容体スーパーファミリー

作用

代謝系別

  • 1. 熱産生
  • 脳、脾臓、睾丸をのぞくすべての組織で酸素消費を高める ← 甲状腺クリーゼによる発熱の原因
  • 2. 自律神経系
  • カテコラミンの作用を増強する
  • 心筋細胞のカテコールアミン受容体を増加 ←証明されていない?
  • 3. 内分泌
→甲状腺ホルモンの投与によりコルチゾールが減少し副腎クリーゼを誘発
  • 4. 呼吸器系
  • 5. 造血器系
  • エリスロポエチン産生促進 → 赤血球増加
  • ヘモグロビンからの酸素解離を促進 → 末梢組織での酸素利用↑
  • 6. 骨格筋系作用
  • 骨代謝回転を高め、骨形成・骨吸収を促進 (閉経後女性で甲状腺ホルモン多 → 骨塩量減少 → 骨粗鬆症
  • グレーブス病では筋肉蛋白の代謝亢進、筋肉量の減少、筋力低下、筋脱力、四肢麻痺
  • 7. 糖代謝
  • 糖代謝の亢進
  • 8. 脂質代謝
  • 肝臓におけるコレステロール産生を促進
  • 肝臓のトリグリセリドリパーゼ活性を亢進し、コレステロールの代謝を促進
コレステロールが減少 ← 総じて分解系の法が作用が強い
  • 9. その他

薬理学的作用 (SPC.321)

  • 成長と発育
全ての生体の活動に関わる-(不足)→成長停止、身体的・精神的発育停止
  • 熱産生と体温調整
組織の酸素消費を高め、基礎代謝を亢進させる。Na+,K+-ATApaseの活性刺激や、核内クロマチンに作用してDNA転写を促進する作用による
  • 代謝亢進作用
上記の通り
  • TSH分泌抑制
ネガティブフィードバック

分泌の調節

  • 分泌の制御系
視床下部--(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)-→下垂体前葉--(甲状腺刺激ホルモン)-→甲状腺濾胞細胞-→T3, T4-→T3, T4下垂体前葉・視床下部に作用し甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑制

分子機構

臨床関連

過多

欠乏

  • 甲状腺機能検査値の異常を来す病態。ほとんどの場合TSHは正常
  • free T3↓、rT3↑(重症ではT4↓、TSH
  • 低栄養、外傷、感染症、手術、腎不全、肝不全、心不全、悪性腫瘍
  • エネルギー消費を減らすための適応かもしれない
以上2007後期生理学授業プリント内分泌(3)

生合成 (SP.916)

受容体」

  [★]

receptor
レセプターリセプター
  • 図:GOO.27

種類

First Aid FOR THE USMLE STEP 1 2006 p.199

一般的作動薬 受容体 G protein subunit 作用
アドレナリン
ノルアドレナリン
α1 Gq 血管平滑筋収縮
α2 Gi 中枢交感神経抑制、インスリン放出抑制
β1 Gs 心拍数増加、収縮力増加、レニン放出、脂肪分解
β2 骨格筋筋弛緩、内臓平滑筋弛緩、気道平滑筋弛緩、グリコーゲン放出
β3 肥満細胞脂質分解亢進
アセチルコリン M1 Gq 中枢神経
M2 Gi 心拍数低下
M3 Gq 外分泌腺分泌亢進
ドーパミン D1 Gs 腎臓平滑筋弛緩
D2 Gi 神経伝達物質放出を調節
ヒスタミン H1 Gq 鼻、器官粘膜分泌、細気管支収縮、かゆみ、痛み
H2 Gs 胃酸分泌
バソプレシン V1 Gq 血管平滑筋収縮
V2 Gs 腎集合管で水の透過性亢進

チャネルの型による分類(SP. 154改変)

イオンチャネル連結型受容体

Gタンパク質共役型受容体

受容体とシグナル伝達系

リガンド、受容体、細胞内情報伝達系

PKA,PKC

癌細胞における

受容」

  [★]

accept, acceptance
受け取る承認受諾認容認める受け入れる




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