早期死体現象

出典: meddic

early postmortem change, postmortem phenomena at early stage
死体現象


早期死体現象

  • 死後1-2時間で発現、5-6時間で著明、12-15時間で最高。死後5-6時間以内の体位変化で死斑の移動。8-10時間くらいまでは死斑が移動しうる。死後12時間くらいまでは死斑を圧迫すると消失。死後24時間以降は消退しなくなる(SLE.263)
  • 死後2-3時間で発現(顎関節、頚関節→上肢関節→下肢関節)。6-8時間で全身の関節に及ぶ。12-15時間で最高となる。死後1日から1日半持続。30-36時間で発現した順序に従って緩解が始まる。夏2-3日、冬4-5日で完全に緩解、消失(SLE.263)
  • 3. 体温の降下(死体冷却) → 低体温の場合がある。
  • 死体の直腸温:死後1-2時間は殆ど低下しない。10-12時間までは直線的かつ急激に低下。以降、気温とゆるかやに平衡に達する。(SLE.265)
  • 1時点測定法:死後10時間までは1時間あたり1度低下、10-20時間までは0.5時間低下するとして推定。夏:1.4倍、冬:0.7倍、太った人:1.2倍、やせた人:0.8倍。(SLE.266)
  • 4. 角膜混濁:24時間以降に顕著
  • 5. 死体の乾燥(表皮の乾燥)
  • 6. 眼圧の低下



UpToDate Contents

全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.

和文文献

  • ナースのための法医学(5)死から生をみる 死体現象について
  • 早期死体現象の異型に関する2例報告
  • 江里口 敏雄 [他]
  • 東京医科大学雑誌 28(1), 143-151, 1970-01
  • NAID 40018118337

関連リンク

早期死体現象と法医学 早期死体現象には、体温変化・角膜の混濁・死後硬直・死斑 などがある。 体温変化 一般的に死亡後、数十分は体温が維持されるが、 その後、外 気温の温度を受ける。 直腸で測定され、死亡後1時間あたり10時間までは1℃、 ...
死体現象の定義と意義> 定義:死後の崩壊 (物理的、化学的)=死体現象 (早期、晩期 [後期]) 意義:死の確徴、死後経過時間の推定の根拠、死因の推定の根拠 <早期死体 現象>(スライド参照). 瞳孔散大、対光・角膜反射消失:死戦期よりコカイン中毒:瞳孔 ...


★リンクテーブル★
国試過去問103G042
リンク元死斑」「角膜混濁」「死後硬直」「死体冷却」「
関連記事現象」「死体」「死体現象」「早期

103G042」

  [★]

  • 69歳の男性。自宅のかもいにヒモをかけ首を吊っているのを午後6時半ころ帰宅した家族に発見された。
  • 家族はすぐにヒモを切断し、男性を仰向けに寝かせ、身体を揺り動かし呼びかけたが、身体は冷たく全く応答はなかった。
  • 診療所の医師に連絡したところ、午後7時に医師が到着し、死亡の確認後、死体の検案が行われた。
  • 直腸温34.0℃。室温22.0℃。顎、肩および股関節の硬直が軽度である。
  • 検案時の死斑の出現部位はどれか。
  • a. 顔面
  • b. 下半身の背面
  • c. 下半身の全面
  • d. 全身の背面
  • e. 全身の全面
[正答]


※国試ナビ4※ 103G041]←[国試_103]→[103G043

死斑」

  [★]

lividity
postmortem lividity, death spots
livor mortis
早期死体現象死体現象


  • 死後1-2時間で発現、5-6時間で著明、12-15時間で最高。死後5-6時間以内の体位変化で死斑の移動。8-10時間くらいまでは死斑が移動しうる。死後12時間くらいまでは死斑を圧迫すると消失。死後24時間以降は消退しなくなる(SLE.263)

死斑の色(SLE.263)


角膜混濁」

  [★]

corneal opacity
opacitas corneae
角膜変性

角膜混濁をきたす状態

  • 先天性
  • 後天性
  • 代謝異常:蓄積・沈着(アミロイド、ムコ多糖、シスチン、カルシウム)、ジストロフィー
  • 感染症
  • 外傷(血液)
  • 死亡(早期死体現象)


死後硬直」

  [★]

postmortem rigidity, rigor mortis
死体硬直 cadaveric rigidity cadaveric spasm強硬性死体硬直電撃性死体硬直 instantaneous rigor
早期死体現象
  • 死後2-3時間で発現(顎関節、頚関節→上肢関節→下肢関節)。6-8時間で全身の関節に及ぶ。12-15時間で最高となる。死後1日から1日半持続。30-36時間で発現した順序に従って緩解が始まる。夏2-3日、冬4-5日で完全に緩解、消失(SLE.263)

死後硬直に影響を及ぼす要因(SLE.263)

  • 気温、死亡直前の体温



死体冷却」

  [★]

cadaveric cooling
algor mortis
死後体温降下
早期死体現象死体現象
  • 死体の直腸温:死後1-2時間は殆ど低下しない。10-12時間までは直線的かつ急激に低下。以降、気温とゆるかやに平衡に達する。(SLE.265)
  • 1時点測定法:死後10時間までは1時間あたり1度低下、10-20時間までは0.5時間低下するとして推定。夏:1.4倍、冬:0.7倍、太った人:1.2倍、やせた人:0.8倍。(SLE.266)

国試



死」

  [★]

death
死亡脳死心臓死


現象」

  [★]

phenomenonphenomenaeventphenomenal

国試ででそうな現象


死体」

  [★]

corpsecarcass
屠殺体

死体

  • 病死による死体
  • 異状死体:異状死体とは犯罪性の有無にかかわらず、全ての外因子、死因が不明な死体、発症や死亡前後の状況に異状のある死体をいう(日本法医学会。異状死ガイドライン)
  • 犯罪死体 :明らかに犯罪に起因した異状死体
  • 非犯罪死体:犯罪とは無関係な異状死体
  • 変死体  :犯罪に起因しているか否かが不明


死体現象」

  [★]

postmortem appearance, postmortem phenomenon
死後変化 postmortem change



早期」

  [★]

early stageearlypreterm
初期早産早く




★コメント★

[メモ入力エリア]
※コメント5000文字まで
ニックネーム:
コメント:




表示
個人用ツール


  meddic.jp

リンク
連絡