扁桃周囲膿瘍

出典: meddic

peritonsillar abscess
扁桃周囲炎口蓋扁桃摘出術


  • 急性扁桃炎の状態から周囲に炎症が波及して扁桃周囲炎となり膿瘍を形成したもの
  • 急性扁桃炎と違って、口蓋弓の突出、口蓋垂偏位、および開口障害(炎症の翼突筋への波及)が見られる




国試


UpToDate Contents

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和文文献

  • 危険な咽頭痛 : 急性喉頭蓋炎を中心に
  • 頸部膿瘍の病態に関する検討
  • 河本 愛,日高 浩史,野口 直哉,織田 一葉,宮崎 真紀子,小林 俊光
  • 頭頸部外科 21(3), 271-274, 2012
  • … 頸部膿瘍の病態の検討を行うため,2008年8月~2010年7月までの2年間に当科で外科的ドレナージを行った頸部膿瘍38例と同時期の扁桃周囲膿瘍38例について年齢,性別,膿瘍存在部位,喫煙率,原因,検出菌などについて比較検討し報告する。 … 性別は両群とも男性に多く,扁桃周囲膿瘍では20~30代,頸部膿瘍では小児と50歳以上に多い傾向を認めた。 …
  • NAID 130002137073
  • 扁桃周囲膿瘍の治療
  • 渡辺 哲生
  • 耳鼻咽喉科臨床 104(7), 530-531, 2011-07-01
  • NAID 10029062842
  • 臨床研究・症例報告 A群溶連菌T28およびG群溶連菌を検出した扁桃周囲膿瘍の1男児例
  • 森本 佳子,肌勢 知雅,佐藤 加奈子 [他]
  • 小児科臨床 64(6), 1099-1104, 2011-06-00
  • NAID 40018792097

関連リンク

扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎)。扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎)とはどんな病気か 急性扁桃炎に続発し、口蓋扁桃(こうがいへんとう)(図12、図13)の周囲に炎症が及ぶことで起こります。30代の男性に多く発症します。扁桃に生じた炎症が ...
扁桃周囲膿瘍とは、扁桃腺とその周囲の筋肉の間に膿瘍が形成された状態です。急性扁桃炎に続発して起こり、それがさらに悪化した状態です。時に奥歯や親知らずが原因となる場合があります。
扁桃炎・扁桃周囲膿瘍 扁桃肥大・アデノイドと重複するところも多いですがお許し下さい。 〈どんな病気でしょう?〉 ノドは空気・飲食物の入り口で、細菌・ウイルスも入ってきます。これを防御するためにノドをとりまくように、口蓋 ...

関連画像

右扁桃周囲膿瘍扁桃周囲膿瘍扁桃周囲膿瘍。急性へん桃炎が 尾田栄一郎 扁桃周囲膿瘍扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍スクリーンショット 2013-12-06 12 扁桃周囲膿瘍切開術.wmv


★リンクテーブル★
先読み口蓋扁桃摘出術
国試過去問106E059」「096D011」「100F013」「099G012」「104A014」「074B096
リンク元嫌気性菌」「蜂窩織炎」「咽頭痛」「咽頭周囲膿瘍」「扁桃周囲炎
関連記事扁桃」「膿瘍」「周囲

口蓋扁桃摘出術」

  [★]

tonsillectomy
扁桃摘出術、扁桃摘除術
扁桃摘出



106E059」

  [★]

  • 次の文を読み、 58-60の問いに答えよ。
  • 23歳の男性。のどの痛みを主訴に来院した。
  • 現病歴:2日前からのどの痛みと発熱とを自覚していた。痛みが次第にひどくなったため23時に救急外来を受診した。痛みが強く唾液を飲み込むことができないため口から吐き出している。
  • 既往歴: 15歳時に虫垂炎の手術を受けた。
  • 家族歴:特記すべきことはない。
  • 現 症:意識は清明。体温38.2℃。脈拍92/分、整。血圧124/80mmHg。呼吸数20/分。眼瞼結膜に貧血を認めない。咽頭後壁粘膜はやや発赤しているが、口蓋扁桃の腫脹はみられない。頸部に圧痛を認め、軽度喘鳴を聴取する。心音に異常を認めない。
  • 診断として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106E058]←[国試_106]→[106E060

096D011」

  [★]

  • 32歳の男性。4日前から咽頭痛と発熱とがあったが放置していた。昨日から高熱が出現し、嚥下困難や開口障害を伴うようになってきたので来院した。
  • 血液所見:赤血球480万、Hb13.0g/dl、白血球13,600。
  • 血清生化学所見;AST(GOT)30単位(基準40以下)、ALT(GPT)28単位(基準35以下)。CRP 13.6mg/dl (基準0.3以下)。
  • 咽頭の写真を以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096D010]←[国試_096]→[096D012

100F013」

  [★]

  • 32歳の男性。発熱嚥下困難とを主訴に来院した。4日前から発熱咽頭痛とがあったが放置していた。昨日から高熱開口障害とが出現している。血液所見:赤血球480万、Hb. 3.0g/d. 、白血球13,600。血清生化学所見:AST30単位、ALT28単位。CRP13.6mg/d. 。咽頭部の写真と咽頭部造影CTとを以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


※国試ナビ4※ 100F012]←[国試_100]→[100F014

099G012」

  [★]

  • 22歳の女性。発熱と摂食困難とで来院した。5日前から咽頭痛と39.0℃の発熱とがあり、近医で処方された抗菌薬と解熱鎮痛薬とを内服している。口蓋垂は右側に偏位し、左軟口蓋から前口蓋弓にかけて発赤と腫脹とが著明である。
  • 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ 099G011]←[国試_099]→[099G013

104A014」

  [★]

  • 急性扁桃炎扁桃周囲膿瘍との鑑別に有用な所見はどれか。 2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 104A013]←[国試_104]→[104A015

074B096」

  [★]

  • 扁桃周囲膿瘍につき間違っているものはどれか?

嫌気性菌」

  [★]

anaerobic bacterium anaerobic bacteria, anaerobe anaerobes, anaerobic bacteria
anaerobie
細菌好気性菌嫌気性培養法

概念

  • 酸素の存在しないところで増殖する細菌。
  • 酸素が存在していても酸化還元電位(Eh)が低い状態では増殖可能 → 還元的な環境(人体でいうと腸管、膿瘍などの閉鎖環境)
  • 発酵によりエネルギーを得ている。
  • 酸素、酸化物、および過酸化物をハンドリングする酵素を持たない:シトクロム系酵素、カタラーゼスーパーオキシドジスムターゼ

分類


臨床

嫌気性菌感染を考慮すべき病態、疾患

嫌気性菌をカバーする抗菌薬


蜂窩織炎」

  [★]

cellulitis, phlegmon
蜂巣炎結合織炎 fibrositisフレグモーネ phlegmone
[show details]


頚部の蜂巣炎

治療期間

  • 抗菌薬の治療期間は急性期の炎症が消失してから3日後まで。熱病43thed




咽頭痛」

  [★]

sore throat, pharyngeal pain, pharyngodynia
[[]]

咽頭痛を示す主な疾患 (内科診断学第2版 p.339)


咽頭周囲膿瘍」

  [★]

parapharyngeal abscess
扁桃周囲膿瘍

扁桃周囲炎」

  [★]

peritonsillitis
扁桃周囲膿瘍



扁桃」

  [★]

tonsil
tonsilla
リンパ小節リンパ器官リンパ組織

概念

  • 口蓋、咽頭、舌にあるリンパ小節の集塊で一部は皮膜で覆われている。咽頭の入口における防御気管で外来の抗原に対して免疫反応を行う。(HIS.254)

リンパ節との違い

扁桃

扁桃 表面 深部 特徴
咽頭扁桃 多列線毛上皮
非角化重層扁平上皮
薄い皮膜で境界 重層するヒダを有し、基部に混合線が開口
口蓋扁桃  
非角化重層扁平上皮
被膜で境界 上皮が10-12個陥入して陰窩を形成
舌扁桃  
非角化重層扁平上皮
被膜で境界 個々の扁桃は1個の陰窩を有する

成長と発達

  • 口蓋扁桃や咽頭扁桃は5-6歳で生理的に肥大するが、学童期以降消退傾向となり思春期までにはほとんど消退する。


参考

  • 1.
[display]http://image2.kmu.ac.jp/histologydb/prc/dijest2/04.html
  • 2.
[display]http://square.umin.ac.jp/atlas/094/index.html


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.

膿瘍」

  [★]

abscess
  • 組織、臓器に起こった化膿性炎(化膿)により好中球などの滲出物が蓄積した状態 (医学大辞典)
  • 腔が形成されており、そこに滲出物がたまる。



周囲」

  [★]

surroundingcircumferentialambientperiaround, circumference
環境外周外界





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