急性心膜炎

出典: meddic

acute pericarditis
心膜心膜炎胸骨下痛

病因

YN.C-139
  • 特発性:最も多い
  • 二次性

症状

  • 発熱、胸痛

合併症

身体検査

検査

  • 超音波エコー検査:心嚢液の貯留がある場合、心筋の外側に低エコー領域を認める。
  • 心電図:
  • ST上昇
  • PR低下:心房の炎症による



治療

  • 病因に応じた治療を行う
  • ウイルス性:安静、全身管理、疼痛管理(NSAID、副腎皮質ステロイド)
  • 細菌性:抗菌薬
  • 結核性:抗結核薬
  • 膠原病性:副腎皮質ステロイド、免疫抑制薬
  • 悪性腫瘍:抗悪性腫瘍薬
  • 尿毒症性:人工透析の条件変更

参考

uptodate

  • 1. [charged] 心膜疾患の病因 - uptodate [1]
  • 2. [charged] 心膜炎および心嚢液貯留における心電図 - uptodate [2]
  • 3. [charged] 心膜の心エコー評価 - uptodate [3]
  • 4. [charged] 急性心膜炎の臨床症状および診断的評価 - uptodate [4]
  • 5. [charged] 急性心膜炎の治療 - uptodate [5]
  • 6. [charged] 急性心膜炎の治療 - uptodate [6]
  • 7. [charged] 再発性心膜炎 - uptodate [7]

国試




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/19 13:59:59」(JST)

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和文文献

  • 症例報告 急性心膜炎に縦隔気腫を合併したと考えられる稀な1症例
  • 瀧波 慶和
  • 日本救急医学会中部地方会誌 6, 7-11, 2010-11
  • NAID 40017376602
  • 全誘導でのST上昇→急性心膜炎 (心電図の読み方,診かた,考え方--重要症例で学ぶ) -- (症例からみた心電図の読み方【基本編】 心電図変化からみた臨床診断)
  • 急性心膜炎 (特集 内科エマージェンシー--病態生理の理解と診療の基本) -- (循環器系疾患)
  • 畑田 充俊,岡村 吉隆,篠崎 正博
  • 救急医学 33(10), 1200-1203, 2009-09
  • NAID 40016838257
  • 冠動脈疾患と心膜疾患の心電図 (特集 研修医のための小児心電図のよみかた) -- (小児心疾患の心電図)
  • 岸本 慎太郎,須田 憲治
  • 小児科診療 72(5), 877-885, 2009-05
  • NAID 40016638670

関連リンク

急性心膜炎. 急性心膜炎は心膜の急性炎症で,時に心筋炎,心内膜炎を合併する. ... 感染性心膜炎:細菌性(肺炎球菌,ブドウ球菌,連鎖球菌など)結核性,ウイルス性( コクサッキーA・B,インフルエンザなど),真菌性,寄生虫性などの感染による. ・ リウマチ性 ...
急性心膜炎。急性心膜炎とはどんな病気か 心臓を取り巻く心膜の炎症です。急速に心 タンポナーデ(コラム)という状態が進行し、生命に危険が及ぶ場合があるので、迅速な 診断が要求されます。原因は何か 原因は表19に示したよ gooヘルスケア 家庭の医学。

関連画像

急性心膜炎:Ⅰ期の心電図。急性心膜炎の症状表19 急性心膜炎・心膜液貯留の 病因 a 特発 性 b 感染 性 急性心膜炎の心電図 | 心筋梗塞 急性心膜炎の心電図(広範なST 急性心筋炎・急性心膜炎とは何


★リンクテーブル★
先読み胸骨下痛
国試過去問101E016」「102D027」「096A021」「106A031」「104A012
リンク元胸痛」「収縮性心膜炎」「ST上昇」「運動負荷心電図」「ウイルス性心膜炎
関連記事心膜炎」「心膜」「」「急性

胸骨下痛」

  [★]

substernal pain
胸骨後部痛 retrosternal pain 胸骨後痛胸骨下痛 infrasternal pain
[show details]



101E016」

  [★]

  • 次の文を読み、16~18の問いに答えよ。
  • 59歳の男性。4時間持続する前胸部痛のために搬入された。
  • 現病歴: 1か月前から階段を上がった際に前胸部絞扼感を自覚した。安静にすると消失するので放置していた。本日早朝に前胸部絞扼感で覚醒した。しばらく我慢していたが次第に増強してきた。
  • 既往歴: 5年前から高血圧で降圧薬を服用している。
  • 現症: 意識は清明。身長168cm、体重82kg。体温36.6℃。呼吸数24/分。脈拍104/分、欠代あり。血圧160/94mmHg。冷汗を伴い、四肢は冷たい。心雑音はないが、奔馬調律を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。
  • 検査所見: 尿所見:尿蛋白(-)、糖1+。
  • 血液所見:赤血球480万、Hb15.8g/dl、Ht46%、白血球9.800、血小板48万。
  • 血清生化学所見:総蛋白7.6g/dl、クレアチニン1.0mg/dl、AST88IU/l、ALT24IU/l、CK540IU/l(基準40~200)。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%。心電図を以下に示す。


  • 診断はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 101E015]←[国試_101]→[101E017

102D027」

  [★]

  • 50歳の男性。胸痛を主訴に来院した。数日前から風邪気味であったが、昨日から左前胸部痛が出現した。痛みは数時間続くことがあり、深吸気時と仰臥位とで増強する。意識は清明。身長170cm、体重67kg。体温36.9℃。脈拍84/分、整。血圧140/84mmHg。収縮期と拡張期とに高調な雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球456万、Hb14.5g/dl、白血球8,900。CRP4.5mg/dl。心電図を以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 102D026]←[国試_102]→[102D028

096A021」

  [★]

  • 68歳の男性。3日前からの胸痛を主訴に来院した。胸痛は呼吸で変動し、臥位で増強した。
  • 体温37.4℃。呼吸数18/分。脈拍78/分、整。血圧100/70mmHg。心音は減弱し、心膜摩擦音を聴取する。肺野にラ音を聴取しない。肝を触知せず、下腿に浮腫を認めない。
  • 血液所見:赤血球400万、Hb12.3g/dl、白血球7,800。胸部エックス線写真と心電図とを以下に示す。
  • 最も考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 096A020]←[国試_096]→[096A022

106A031」

  [★]

  • 78歳の男性。 3時間前から持続する胸痛冷汗とを主訴に来院した。 1か月前に受けた健康診断では心電図の異常を指摘されなかった。 10年前から脂質異常症を指摘されている。喫煙は20本/日を50年間。脈拍88/分、整。血圧162/98mmHg。来院時の心電図(別冊No. 9)を別に示す。
  • 診断として最も考えられるのはどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 106A030]←[国試_106]→[106A032

104A012」

  [★]

  • 急性心膜炎でみられるのはどれか。 3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 104A011]←[国試_104]→[104A013

胸痛」

  [★]

chest pain, thoracodynia, pectoralgia
胸部痛
胸壁痛胸部圧迫感


鑑別疾患

診断エッセンシャルズ新訂版

救急疾患

その他

鑑別診断

DIF.84

胸痛の質

  • 圧迫されるような痛み:狭心症、心筋梗塞
  • 刺すような痛み:心膜炎、胸膜炎、肋間神経痛


胸痛と呼吸困難

参考1
  • 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全

診察

【現病歴】
 誘因、発生様式(突発、緩徐)、経時的変化(一定、動揺、増悪/寛解傾向)、部位(一番痛い部位、放散する部位)、軽快因子、増悪因子、(反復するエピソードあれば)前回との比較、随伴症状

【既往歴】基礎疾患(DM, HT, DL)
【嗜好】smoking, alcohl
【服用薬】
【職業】

【身体所見】
Appearance: Face anguish, Diaphoresis, Cyanosis
Vital:
 Consciousness: 
 BT , BP / , HR  (L Arm/R Arm, Lower Extrimity), RR , SpO2
Lymphnode: swollen/no swollen, breath sound →/↑/↓
Chest
 Heart:Is →/↑/↓, IIs →/↑/↓, IIIs(±)/IVs(±), murmur, friction rub ±
 Lung: crackle/rale
Abdomen: soft/hard, tenderness
Extremity: cold/pulse/edema
Skin: dry/wet/hot/cold

【検査】
ECG: ST segment change
Blood test:
 biochemistry: CK-MB, Troponine T, AST, LDH, H-FABP
 Blood count: WBC
 Arterial blood gas: PaO2 torr
  A-aDO2 = 150 - PaCO2/ 0.8 (torr) - PaO2 (normal below 20 Torr)
Chest XP:
Heart echography:

参考

  • 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf



収縮性心膜炎」

  [★]

constrictive pericarditis, CP
pericarditis constrictiva
収縮性心外膜炎
心膜炎

概念

  • 急性心膜炎のちに、心膜に線維性肥厚と癒着、あるいは石灰化を来し、心臓拡張期の血流充満が障害され、拍出量低下と右心系にのうっ滞を生じる
  • 肥厚した心膜が線維化・石灰化して慢性的に心臓を覆う状態が心膜癒着

病因

  • 通常、急性心膜炎後に起こる。大半が特発性。

分類

  • 結核:最も多かった
  • 特発性
  • ウイルス性

病理

  • 心膜に石灰化が認められることが多い

症状

  • 脱力感、倦怠感、体重増加、腹囲の増加、腹部不快感、腹部の突出(protuberant abdomen)、浮腫 (HIM.1494)
  • (重症の症例)全身性浮腫、筋廃用、cachexia (HIM.1494)
  • 労作時呼吸困難。きざ呼吸もあり得るが、重度ではない (HIM.1494)

病態生理と症状

  • 静脈圧上昇 :肝うっ血、頚静脈怒張、浮腫
  • 肺静脈圧上昇:心不全(呼吸困難、起坐呼吸)

  • 心拍出量低下

身体所見

  • 脈:脈圧:正常 or 低下。1/3の症例で奇脈 (HIM.1494)
  • うっ血性肝腫大:腹水(浮腫より顕著)、黄疸 (HIM.1494)
  • 心尖拍動減弱、may retract in systole(Broadbent's sign)
  • 心膜ノック音 → 半数の症例で聴取?(QB.C-361) → 拡張早期過剰音/拡張早期過剰心音 と表現される

検査

  • 心カテーテル検査:右室圧曲線において、拡張期早期の急峻な圧低下とその後のプラトーが特徴的。dip and plateau pattern

治療

方針:症状が持続的/増悪傾向にあればpericardiectomyを行う。心膜の拘縮や一時的/可逆的である例も少数ながら存在するため、診断がついた患者であって慢性症状がなく、血行動態が安定していれば、手術を行う前に2-3ヶ月間保存的に経過を観察する。(参考1)
  • 対症療法
  • 利尿薬、塩分制限
  • 根治療法:心膜切除術
心拍数を下げる薬はよくない(カルシウム拮抗薬、β遮断薬)
  収縮性心膜炎 心タンポナーデ
奇脈 + +++
クスマウル徴候 +++ -
  • In constrictive pericarditis, the negative intrathoracic pressure generated by inspiration is not easily transmitted through the rigid pericardial shell to the right-sided heart chambers; therefore, inspiratory augmentation of RV filling is more limited.
  • 収縮性心膜炎では胸腔内圧の陰圧に心臓が影響されにくい。このために静脈還流量の変動は少なく、呼吸によらず頚静脈が怒張する? 左室への血流量も呼吸の影響を受けにくいために奇脈は心タンポナーデと比べて見られる頻度は低い?

参考

  • 1. [charged] Constrictive pericarditis - uptodate [8]



ST上昇」

  [★]

ST segment elevation
ST segment

原因

EAB.44
  • 全誘導で上昇
  • 急性心膜炎
  • 一部の誘導で上昇
  • QRSが広い
  • 健常者のST上昇
ECGP.188

疾患とST上昇

心筋梗塞


運動負荷心電図」

  [★]

exercise electrocardiogram, exercise ECG
負荷心電図
心電図



運動負荷法 LAB.1519

  • :Master2段階負荷試験、トレッドミル、エルゴメーター

禁忌 LAB.1519

  1. 不安定狭心症
  2. 急性心筋梗塞発症後10日以内
  3. 心室頻拍、重症心室性期外収縮、重症上室性不整脈、高度の徐脈、高度のブロック
  4. 急性心筋炎
  5. 急性心膜炎
  6. 肺塞栓症
  7. 重症の心不全
  8. コントロールされていない高血圧、甲状腺中毒症

正常人における心電図の変化 EAB.202

  • 心拍数増加
  • PR間隔短縮 ← 伝導速度の短縮
  • P波の振幅増大(II,III,aVFで著明)、Ta波増大
  • QRS複合、T波の振幅減少
  • QT間隔短縮
RRに対するQTの割合は増大する
  • ST部分、J点の低下
  • 正常人でも起こりうる


ウイルス性心膜炎」

  [★]

viral pericarditis
急性心膜炎心膜炎


心膜炎」

  [★]

pericarditis
心嚢炎心包炎心外膜炎 ← おそらく心内膜炎に対応する言葉として
心膜

分類

  • 急性心膜炎

病因

症状

  • 初発症状は、発熱、胸痛(持続性、咳・呼吸による増強)、呼吸困難

検査

心電図

  • 90%の患者に異常が見られる(PHD.338)
  • aVR, V1を除いたST上昇(PHD.338)
  • いくつかの電極でPR部の低下(PR segment depression) → 心房の心外膜の炎症に関連した心房の異常な再分極を示唆(PHD.338)

合併症

参考

  • 1. [charged] Epidemiology of and risk factors for atrial fibrillation - uptodate [9]



心膜」

  [★]

heart sac
心嚢
pericardium (N)
心臓

心膜の構造 (Z)


臨床関連


炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症

急性」

  [★]

acute
急性的鋭い鋭形急性型



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