後下小脳動脈

出典: meddic

posterior inferior cerebellar artery (KH) , PICA
arteria cerebelli inferior posterior
椎骨動脈大脳動脈前下小脳動脈


  • 図:KH.346 N.134

起始

走行

分布

  • 延髄両側を支配し、小脳に枝を出す。(CNUR.48)
  • 小脳の後下面

臨床関連

  • ワレンベルグ症候群:CN X, CN XI, CN XIIの脳神経核がある部位は後下小脳動脈が支配しており、この動脈の閉塞により延髄外側部の梗塞が生じて発症する。




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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/01/26 14:57:05」(JST)

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和文文献

  • 症例報告 両側後下小脳動脈に限局した解離性動脈瘤の1例
  • 髙田 芽,柘植 雄一郎,村尾 健一 [他]
  • JNET : journal of neuroendovascular therapy 8(1), 40-45, 2014-03
  • NAID 40020128444
  • 後下小脳動脈瘤の臨床像と治療
  • 西野 繁樹,桑原 研,冨田 祐介,大熊 佑,田邉 智之,村岡 賢一郎,寺田 欣矢,目黒 俊成,廣常 信之
  • 脳卒中の外科 42(4), 262-269, 2014
  • Over the past 23 years, we have experienced 42 surgical cases of the posterior inferior cerebellar artery aneurysm (PICA An); of these, 90% (38) cases were ruptured (SAH) and 10% (four) cases were unr …
  • NAID 130004699316
  • 保存的治療中に続発した両側性後下小脳動脈解離による小脳梗塞の1 例
  • 都築 俊介,厚地 正子,角 真佐武,草野 良,三浦 直久,岡田 芳和
  • 脳卒中 36(5), 337-341, 2014
  • … 側の後下小脳動脈の解離性動脈瘤が疑われた.脳血管撮影では両側の後下小脳動脈起始部よりpearl and string sign を認め,解離性動脈瘤と診断した.保存的治療のみで自覚症状も改善し,その後梗塞の再発は認めていない.本症例では左小脳梗塞発症の急性期に対側の小脳梗塞を発症し,原因としては両側後下小脳動脈単独の解離が疑われた.後下小脳動脈単独 …
  • NAID 130004691371
  • 両側後下小脳動脈に限局した解離性動脈瘤の1 例
  • 髙田 芽,柘植 雄一郎,村尾 健一,川上 理,児島 正裕,松林 景子,山田 圭介
  • 脳神経血管内治療 8(1), 40-45, 2014
  • … 【目的】後下小脳動脈に限局した解離性動脈瘤は稀であり,両側性病変の報告はこれまでにない.くも膜下出血で発症し,両側後下小脳動脈に解離を認めた症例を経験したので報告する.【症例】後頚部痛と眩暈で救急受診した41 歳男性.意識清明,CT 上Fisher grade 3 のくも膜下出血を認めた.両側後下小脳動脈のanterior medullary segment からlateral medullary segment 近位に解離性動脈瘤を …
  • NAID 130004565427

関連リンク

後下小脳動脈(こうかしょうのうどうみゃく、Posterior inferior cerebellar artery, PICA) は椎骨動脈の最大の枝であり、上小脳動脈、前下小脳動脈とともに小脳を栄養する主な 三つの動脈のうちのひとつ。以下文中ではこの動脈をPICAと表現する。
脳梁周囲動脈は前大脳動脈との吻合部から遠位側の本幹で終板槽の前方を上行した 後、脳梁に沿って脳梁周囲槽内を脳梁膨大へ至る。終板槽前面を走る部位を脳梁下部 infracallosal portion、脳梁に沿って脳梁周囲槽内を後方へ進み脳梁膨大部に至るまで ...

関連画像

CerebellumArteries.jpg舌咽神経から後下小脳動脈を DDB 10449 SUNY Labs 28:09-0225 Roche ):左椎骨動脈の後下小脳動脈  の圧迫血管、後下小脳動脈Circle of Willis ja.svg疾患 [ 編集 ]


★リンクテーブル★
先読み大脳動脈
国試過去問101A043
リンク元ワレンベルグ症候群」「上小脳動脈」「片側顔面痙攣」「前下小脳動脈」「椎骨動脈
拡張検索後下小脳動脈領域梗塞」「後下小脳動脈血栓」「後下小脳動脈症候群
関連記事小脳」「動脈」「脳動脈

大脳動脈」

  [★]

cerebral artery (KL)
大脳
  • 図:KH.347(分布)

種類

  1. ref(artery_cerebral_base.png,[大脳動脈])



101A043」

  [★]

  • 66歳の男性。今朝からのめまいと左上下肢のしびれとを主訴に来院した。右顔面の温痛覚の低下、顔面を除く左半身の温痛覚の低下および右半身の小脳失調を認める。四肢の運動麻痺は認めない。眼部の写真を以下に示す。
  • 障害があるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 101A042]←[国試_101]→[101A044

ワレンベルグ症候群」

  [★]

Wallenberg's syndrome, Wallenberg syndrome
ワレンベルグ症候群Wallenberg症候群
延髄外側症候群 lateral medullary syndrome LMS
後下小脳動脈血栓橋延髄外側症候群
[show details]
  • 表:BET.235(脳神経を侵す脳幹障害)
  • 図:BET.370,376 N.159(自律神経),164(脊髄の動脈)
障害部位:5, 8(vestibular n.), 9, 10, Sympathetic, Cerebellar, Lateral spinothalamic tract

疫学

  • 若年に多く、椎骨動脈の解離が原因であることが多い。

病因

障害部位

see BET.376
  • 延髄外側

症状

  • 全身:頭痛、回転性めまい、悪心・嘔吐
  • 同側:顔面の温度・痛覚消失(感覚解離)、角膜反射低下、ホルネル症候群、眼振(回旋性眼振)、眼球側方突進、発声困難、嚥下困難、小脳性運動失調、筋緊張低下
  • 対側:体幹・上下肢の温度・痛覚消失
[show details]

BET.235

症候
障害側 健側
CN V(感覚解離) 半身感覚解離(顔面をのぞく)
CN IX, Xの麻痺  
ホルネル症候群
小脳性運動失調、眼振



  • 椎骨動脈が脳底動脈となるより下位で後下小脳動脈(PICA)を分枝。PICAは延髄を後方に回り込み小脳の下面に分布

国試



上小脳動脈」

  [★]

superior cerebellar artery] (KH), SCA
arteria cerebelli superior
大脳動脈脳底動脈前下小脳動脈後下小脳動脈、小脳の動脈、ウィリス動脈輪


  • 図:N.132,134 KA.93
  • 大脳半球と脳幹を見上げたとき、動眼神経を挟んで上方にあるのが後大脳動脈で、下方にあるのが上小脳動脈である (N.132)

由来

走行

  • 大脳脚を取り囲みつつ後方に進み、小脳の上面に至る
  • 上部で脳底動脈から分岐し、(200%){動眼神経};の(200%){下};を通って外側に向かう (N.134)

分布

  • 小脳正面、橋、松果体 (医学辞書)

==臨床関連

  • 閉塞:小脳失調、対側感覚障害、難聴



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


片側顔面痙攣」

  [★]

hemifacial spasm
半側顔面痙攣片側顔面けいれん半側顔面けいれん
片側顔面攣縮
[show details]

病因

参考1
  • 顔面神経が脳幹を出る部位で血管に接触圧迫されることが原因


治療法

参考1
  • 内科療法
  • 手術療法:後頭蓋窩神経血管減圧術]] Janetta手術

参考

  • 1. 片側顔面麻痺 標準的神経治療 - 日本神経治療学会
http://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/keiren.pdf


前下小脳動脈」

  [★]

anterior inferior cerebellar artery (KL) AICA, anterior inferior cerebellai artery
arteria cerebelli inferior anterior
大脳動脈脳底動脈後下小脳動脈小脳


  • 図:N.134

由来

走行

迷路動脈前下小脳動脈が外転神経を挟み込んでいる

分布

  • 橋の片側を支配し、小脳に至る。(CNUR.48)
  • 小脳下面の前部に分布



椎骨動脈」

  [★]

vertebral artery (Z), VA
arteria vertebralis
小脳の動脈、鎖骨下動脈内頸動脈


  • 図:N.130

由来

走行

  • 後下小脳動脈


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.



後下小脳動脈領域梗塞」

  [★]

infarcts in the territory of the posterior inferior cerebellar artery?, posterior inferior cerebellar artery territory infarcts?
後下小脳動脈脳梗塞


後下小脳動脈血栓」

  [★]

thrombosis of the posterior inferior cerebellar artery
ワレンベルグ症候群

後下小脳動脈症候群」

  [★]

posterior inferior cerebellar artery syndrome


小脳」

  [★]

cerebellum
  • SP. 392,393
  • PT.105

発生

解剖

血管

機能概要

  • 運動のタイミング決定と一つの運動から次の運動への急速な切り替え

機能

  • ①運動開始に関与
  • ②運動学習に関与
  • ③多関節にわたる運動に関与
  • ④フィードバックモード、フィードフォワードモードに関与
  • フィードバックモード~
熟練した運動で、早く動かさないとき
  • フィードフォワードモード~
素早い運動を行うとき。学習を行うとき

入力経路

  • 3)視覚、聴覚入力
  • 5)運動の誤差情報の入力 

障害 (KAPLAN USMLE STEP 1 QBOOK p.54)

障害

  • 小脳性運動失調
  • 平衡障害、筋緊張異常、運動障害に分けられる
  • 平衡障害
  • 体幹失調=姿勢の制御不良
  • 失調性歩行
  • 注視方向への眼振(注意方向性眼振=注視眼振)
  • Tomberg兆候(-)(両側をそろえて開眼して立つ、その後閉眼しても倒れない)
  • 体幹筋失調による歩行障害(体幹歩行失調, 失調性歩行)
  • 酩酊様歩行
  • 開脚歩行
  • 継ぎ足歩行
  • 四肢の運動失調(協調運動障害)
  • ①推尺障害
  • ②変換運動障害
  • ③運動解離
  • ④共同運動不能
  • ⑤失調性構音障害

臨床関連




動脈」

  [★]

artery (Z)
arteria
静脈



脳動脈」

  [★]

cerebral artery
大脳動脈




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