多嚢胞性卵巣症候群

出典: meddic

polycystic ovary syndrome, polycystic ovarian syndrome, PCOS
スタイン・レーヴェンタール症候群 スタイン・レーベンタール症候群 スタイン-リヴェンサール症候群 Stein-Leventhal症候群 Stein-Leventhal syndrome
多嚢胞性卵巣症候群スタイン・レヴェンタール症候群
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概念

  • 両側の多嚢胞卵巣、排卵障害、月経異常(無月経)、不妊、不育、肥満、多毛、男性化症状などを呈する病態

病因

  • インスリン抵抗性 → 高インスリン血症 → 莢膜細胞肥厚 → アンドロゲン産生促進

病態生理

  • 過剰産生されたアンドロステンジオンは末梢の脂肪組織でエストロゲンに変換される。
  • 過剰のエストロゲン → 肥満
  • 卵巣の白膜が肥厚、卵胞の発育抑制 ← アンドロゲン過剰による
  • 白膜下に小嚢胞が多数発生 → 超音波エコー所見でnecklace signと呼ばれる
  • 過剰のテストステロン・アンドロゲン → にきび、声の低音化、多毛、男性化症状
  • 卵巣の顆粒細胞層は萎縮し、アロマターゼ活性低下 → エストラジオール産生は増加しない。

症状

合併症

  • 耐糖能異常、脂質代謝異常、2型糖尿病、高血圧、心血管病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 子宮体癌


参考1
  • メタボリックシンドロームの臨床像である耐糖能異常、脂質代謝異常、2型糖尿病、高血圧、心血管病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を罹患する、あるいは将来罹患すると考えられている。排卵障害に起因するエストロゲンへの恒常的曝露により、子宮体癌に進展するリスクが高い。


参考2
  • 過剰に産生されたアンドロステンジオンは脂肪組織でエストロゲンに変換され、子宮内膜がエストロゲンに暴露され、無排卵周期であるためにプロゲステロンが分泌されず暴露は継続的となる(子宮体癌との関連は限定的という研究もあるが)。しかし、PCOSでは高インスリン血症、IGF-1高値、抗アンドロゲン血症、肥満が見られ、これは子宮体癌のリスクファクターとなっている。


参考3
  • PCOSでは排卵の頻度が少ないかあるいは無敗卵となるために正常量のプロゲステロンが分泌されない。高レベルのエストロゲンを拮抗できないために子宮内膜過形成と過多月経のリスクを上げる。

検査

ホルモン検査

(also see 参考3)


  • LHRL負荷試験:LH:過剰反応。FSH:正常範囲


経腟超音波検査

診断

続発性無月経、不妊を主訴 → 視診(多毛、陰核肥大、肥満など) → 内診(両側卵巣腫大) → 経膣超音波検査(多数の卵胞が卵巣表面に並んで見える) → 血液生化学(LH高値、アンドロゲン高値、LH-RH負荷テストでLHの過剰反応) → (治療的検査?)腹腔鏡検査

治療

排卵障害・月経異常

参考1
  • 1. 挙児希望せず
  • 2. 挙児希望する:排卵誘発が目的
  • 1) クロミフェン療法:第1度無月経を呈するPCOSに対してクロミフェンを投与。50%の排卵率と10-20%の妊娠率が得られる
  • 2) ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法):クロミフェン療法が無効の場合に適応となる。多胎と卵巣過剰刺激症候群が起こりやすいので注意する。
  • 3) 腹腔鏡下卵巣多孔術:クロミフェン療法が無効の場合に適応となる。電気メスやレーザーにより、卵巣表面に多数の穴を開ける腹腔下手術である。メリット:効果はゴナドトロピン療法に匹敵、OHSSや多胎のリスクが少ない、受診回数が少なくて済むなど。デメリット:排卵誘発剤の補助的併用が必要になる場合がある、効果の持続は1-2年以内と比較的短い、手術のリスク。
  • 4) 生殖補助技術:1)-3)で不成功に終わった場合適応。

参考

  • 1. E.婦人科疾患の診断・治療・管理 3.内分泌疾患 - 日産婦誌60巻11号
http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6011-477.pdf
  • 2. [charged]Clinical manifestations of polycystic ovary syndrome in adults - uptodate [1]
  • 3. [charged] Steroid hormone metabolism in polycystic ovary syndrome - uptodate [2]

国試



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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/24 15:07:11」(JST)

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和文文献

  • P3-45-1 閉経前子宮体癌を合併した多嚢胞性卵巣症候群とインスリン抵抗性の関連および頻度の後方視的検討(Group 142 子宮体部腫瘍・予後1,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第66回学術講演会)
  • 植原 貴史,三橋 暁,山本 憲子,錦見 恭子,楯 真一,碓井 宏和,石川 博士,生水 真紀夫
  • 日本産科婦人科學會雜誌 66(2), 885, 2014-02-01
  • NAID 110009812875
  • P1-1-6 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)婦人における血中抗ミューラー管ホルモン(AMH)値測定の診断的意義について(第2報)(Group 1 生殖・内分泌1,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第66回学術講演会)
  • 林 正路,庄田 亜紀子,根本 央,河津 剛,深澤 一雄
  • 日本産科婦人科學會雜誌 66(2), 468, 2014-02-01
  • NAID 110009811625
  • P1-1-1 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)モデルラットにおけるゴナドトロピン分泌と視床下部キスペプチン発現の解析(Group 1 生殖・内分泌1,一般演題,公益社団法人日本産科婦人科学会第66回学術講演会)
  • 齋藤 愛,岩瀬 明,中原 辰夫,邨瀬 智彦,田中 千晴,加藤 奈緒,森 正彦,大須賀 智子,近藤 美佳,中村 智子,後藤 真紀,吉川 史隆
  • 日本産科婦人科學會雜誌 66(2), 467, 2014-02-01
  • NAID 110009811620
  • 追加発言 多嚢胞性卵巣症候群に対する卵巣多孔術(シンポジウム3:生殖「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の病因・病態と管理」,第65回日本産科婦人科学会・学術講演会)
  • 福原 理恵
  • 日本産科婦人科學會雜誌 65(12), 2737-2745, 2013-12-01
  • Objective A therapeutic algorithm for treating polycystic ovary syndrome (PCOS) based on new diagnostic criteria established by the Japan Society of Obstetrics and Gynecology recommends gonadotropin ( …
  • NAID 110009685698

関連リンク

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん、英: Polycystic ovary syndrome:PCOS)とは、女性の排卵が阻害されて卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経 異常や不妊を生じた病態。
多嚢胞性卵巣症候群というのは長い名前なので、英語名のpolycystic ovary symdromeを略してPCOとかPCOSと呼ばれることがあります。 PCOSは、 ... 多嚢胞 性卵巣であり、他の原因(先天副腎過形成、アンドロゲン産生腫瘍、Cushing症候群 など)がない ...
多嚢胞性卵巣(PCO)の症状と原因、その治療法について詳細に説明しています。
多嚢胞性卵巣(PCO)、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のくわしい症状や治療法を紹介。 卵巣ひとつ、多嚢胞性卵巣でも妊娠した管理人の体験記です。

関連画像

妊娠を希望しない方で、軽症の 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)多嚢胞性卵巣症候群と漢方多嚢胞性卵巣症候群の画像 p1_29多嚢胞性卵巣症候群の治療多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と 多嚢胞性卵巣症候群と妊娠多嚢胞性卵巣症候群と


★リンクテーブル★
先読みStein-Leventhal syndrome
国試過去問102I042」「106I064」「103H030」「102I011」「108G029」「108I011」「102I024
リンク元100Cases 30」「無月経」「女性不妊症」「高プロラクチン血症」「第2度無月経
拡張検索インスリン抵抗性・多嚢胞性卵巣症候群
関連記事症候群」「嚢胞」「卵巣」「」「症候

Stein-Leventhal syndrome」

  [★] スタイン・レーベンタール症候群

102I042」

  [★]

  • 28歳の女性。月経異常不妊とを主訴に来院した。初経は12歳で、月経周期は45~60日と不順であった。身長158cm、体重68kg。両側下肢に多毛を認める。内診で子宮は正常大。経腹超音波検査で両側の卵巣に直径10mm前後の小卵胞を多数認める。基礎体温は低温一相性。クロミフェンで排卵が認められない。血液生化学所見:LH15.8mIU/ml(基準1.8~7.6)、FSH6.8mIU/ml(基準5.2~14.4)、プロラクチン12.2ng/ml(基準15以下)、FT32.8pg/ml(基準2.5~4.5)、FT4 1.3ng/dl(基準0.8~2.2)、エストラジオール70pg/ml(基準25~75)、テストステロン52ng/dl(基準10~60)。子宮卵管造影と夫の精液検査とに異常を認めない。
  • 治療薬はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I041]←[国試_102]→[102I043

106I064」

  [★]

  • 17歳の女子。最終月経から7週間の無月経を主訴に来院した。陸上部の練習が厳しく、体重が3か月で6kg減少したという。初経12歳。月経周期は28日型、整。身長156cm、体重40kg。腹部超音波検査で卵巣に異常を認めない。黄体ホルモンの投与によって消退出血を認めた。
  • 診断として最も考えられるのはどれか。


[正答]


※国試ナビ4※ 106I063]←[国試_106]→[106I065

103H030」

  [★]

  • 31歳の女性。8か月間の無月経を主訴に来院した。
  • 1年前から不眠、気分の落ち込みと不安感のため、向精神薬を処方されている。
  • 身長158cm、体重 54kg。内診で子宮は鶏卵大で可動性は良好である。
  • 経腟超音波検査で子宮と卵巣とに異常を認めない。
  • 無月経の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 103H029]←[国試_103]→[103H031

102I011」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 102I010]←[国試_102]→[102I012

108G029」

  [★]

  • 多毛をきたすのはどれか。2つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 108G028]←[国試_108]→[108G030

108I011」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108I010]←[国試_108]→[108I012

102I024」

  [★]

  • 無月経乳漏症候群の原因疾患はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 102I023]←[国試_102]→[102I025

100Cases 30」

  [★]

☆case30 無月経
症例
23歳 女性 女優
主訴無月経
現病歴:5ヶ月前からの無月経である。初経は13歳で、これまで月経周期は整であった。食欲はあると言っているが昨年から(over the pas year)体重が8kg減少した。
嗜好品:アルコール10 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱本/週)。
既往歴:なし
社会歴現在は無職。
服用薬:なし
生活歴:一年前、彼氏と別れた。
身体所見 examination
 四肢殿部筋肉喪失身長1.7m、体重41kg、BMI 13.7(標準的:20< <24)。頬、首、前腕で毛が過剰に生えている。脈拍52/分。血圧96 /60 mmHg
検査所見 investigations
 ECG
血液生化学
 K↓, Cl↓, HCO3-↑, Cre↓, Alb(保たれているのか・・・)
問診(S)
 5ヶ月前からの無月経
 昨年から8kg体重が減少。
 無職
 1年前に彼氏と別れた
身体所見(O)
 四肢殿部筋肉喪失
 身長1.7m
 体重41kg
 BMI 13.666666666666666
 頬、首、前腕で毛が過剰に生えている。
 脈拍52/分
 血圧96/60 mmHg
検査(O)
 K↓, Cl↓, HCO3-↑, Cre
・なにをすべきか?
 ・無月経鑑別診断
 ・体重減少の原因
診断
 神経性食思不振症, anorexia nervosa, AN
要点
嘔吐 → H+,Cl-喪失
・減少した血漿量 → アルドステロン分泌亢進 → 尿細管ではナトリウム保持カリウム分泌、(本来分泌されるべき)H+の枯渇
アルカローシス(血中Cl-低値、HCO3-高値。尿:Cl-低値、K+高値)
・尿中のCl-:<10mmol/day嘔吐していることを暗示(imply vomitting)。高値利尿剤乱用
anorexia nervosaで見られる検査値もチェックしておこう
 ・LH, FSH, エストロゲン低値
key points
神経性食思不振症は若年女性の中で無月経主要原因である。
・低カリウム性代謝性アルカローシス特徴的代謝異常
神経性食思不振症利尿剤下剤濫用と結びついていることがある。
参考文献
 DIF Differential Diagnosis in Primary Care Fourth Edition版 Lippincott Williams & Wilkins
■major cases of secondary amenorrhea
 ・視床下部、下垂体の疾患:ex. 下垂体機能低下症高プロラクチン血症
 ・性腺不全:ex. 自己免疫性卵巣不全、多能性卵巣
 ・副腎不全:ex. クッシング病
 ・甲状腺疾患:ex. [甲状腺機能低下症]]、甲状腺機能亢進症
 ・重症慢性疾患:ex. 癌、慢性腎不全
アルコールunit
 1 unit = 10 ml of ethanol
 350ml アルコール5% → 350x0.05/10=1.75 unit
■glossary
buttock 
 n. 殿部、尻。船尾
interrelate 
 vi. 相互関係を持つ(有する)
 vt. 相互に関係(関連)づける
contract 
 v. 収縮する
lanugo
 n. 毳毛、うぶ毛

無月経原因 NGY.153

  原発性無月経 続発性無月経
視床下部性無月経 カルマン症候群 視床下部の機能障害
フレーリヒ症候群 神経性食欲不振症
Laurence-Moon-Biedl症候群 体重減少性無月経
プラダ・ウィリ症候群 高プロラクチン血症
  Chiari-Frommel症候群
  Argonz-del Castillo症候群
下垂体性無月経 先天性ゴナドトロピン欠損症 シーハン症候群
empty sella症候群 下垂体腺腫
  Forbes-Albright症候群
卵巣性無月経 性腺形成不全 早発卵巣機能不全
ターナー症候群 多嚢胞性卵巣症候群
  卵巣摘出
  卵巣の放射線障害
子宮性無月経 ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群 アッシャーマン症候群
子宮奇形 子宮内膜炎
処女膜閉鎖 子宮摘出術後
膣性無月経 処女膜閉鎖症  
膣閉鎖症  
その他 半陰陽(先天性副腎過形成アンドロゲン不応症) Cushing症候群
  Addison病
  Basedow病
  甲状腺機能低下症
  糖尿病
生理的   妊娠産褥授乳閉経


無月経」

  [★]

amenorrhea
月経 menorrhea、月経異常


発症時期による分類

原因による分類

  原発性無月経 続発性無月経
視床下部性無月経 カルマン症候群 視床下部の機能障害
フレーリッヒ症候群 神経性食思不振症
ローレンス・ムーン・ビードル症候群 体重減少性無月経
プラダー・ウィリー症候群 高プロラクチン血症
  Chiari-Frommel症候群
  Argonz-del Castillo症候群
下垂体性無月経 先天性ゴナドトロピン欠損症 Sheehan症候群
empty sella症候群 下垂体腺腫
  Forbes-Albright症候群
  Simmonds病
卵巣性無月経 性腺形成不全 早発卵巣機能不全
ターナー症候群 多嚢胞性卵巣症候群
  卵巣摘出
  卵巣の放射線障害
子宮性無月経 ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群 アッシャーマン症候群
子宮奇形 子宮内膜炎
処女膜閉鎖 子宮摘出術後
膣性無月経 処女膜閉鎖症  
膣閉鎖症  
その他 半陰陽(先天性副腎過形成アンドロゲン不応症) Cushing症候群
  Addison病
  Basedow病
  甲状腺機能低下症
  糖尿病
生理的   妊娠、産褥、授乳、閉経

Kupperman方式による分類

検査

無月経と基礎体温


女性不妊症」

  [★]

female sterility
不妊症


不妊因子

G9M.77
  • 視床下部-下垂体-卵巣:内分泌・排卵因子
  • 卵管:卵管因子
  • 子宮

検査

NGY.254
  初期検査 特殊検査
内分泌因子 基礎体温測定 月経開始後10日以内。 LHRH負荷試験  
内分泌検査   プロゲステロンテスト  
頚管粘液検査 排卵期前後。エストロゲン活性 エストロゲン・プロゲステロン  
経膣超音波   その他の内分泌学的検査  
    染色体検査  
卵管因子 子宮卵管造影法 月経開始後10日以内。 腹腔鏡  
通気テスト(ルビンテスト) 卵胞期。卵管の疎通性を見る コツバンク右京  
クラミジア抗体   通色素検査  
    卵管鏡  
子宮因子 子宮卵管造影法   子宮内膜日付診 黄体期。排卵を確認し、月経周期と子宮内膜の関係をみる
経膣超音波子宮内膜検査   子宮鏡  
月経血培養   MRI  
    CT  
頚管因子 頚管粘液検査   フナーテスト(性交後試験) 排卵期前後。精子と卵管粘液の適合性を見る
    ミラー・クルツロック試験(ガラス板試験)  
腟・会陰因子 腟鏡診   クラミジア抗体染色体検査  
帯下培養      
その他の因子 抗精子抗体   抗透明帯抗体  
    卵巣自己抗体  
    抗リン脂質抗体  

高プロラクチン血症」

  [★]

hyperprolactinemia
プロラクチン

病因

高プロラクチン血症をきたす病態

IMD.933
  • 視床下部下垂体茎障害
  • 異所性PRL産生腫瘍
  • PRLの産生を促進する薬物
  • 機能性高PRL血漿
  • 分娩と無関係

分類

日中正常で、夜間のみ高プロラクチン血症を呈するもの

病態生理

SP.890
1. → (乳腺)乳汁漏出、男性でも乳房肥大
2. → GnRHの産生・放出を抑制 → 性腺機能低下 → 性腺ホルモン分泌低下 → 性欲低下、(女性)排卵・月経周期の異常、(男性)精子産生の異常

症状

HIM.2205
  • 男性:性欲減退、不妊、失明(視神経の圧迫があれば)。ゴナドトロピンの抑制により、テストステロンの低下、インポテンス、精子減少をきたす。長期間ゴナドトロピンの低下が持続すれば、骨減少症、筋肉量の減少、ヒゲの成長速度減少がみられる。
  • 女性:無月経、乳汁漏出(80%の症例)、不妊。

検査

  • ゴナドトロピン低値(FSH, LSH抑制)

治療

薬物療法

国試



第2度無月経」

  [★]

クッパーマン試験無月経

定義

  • 1.かつ2.
  • 1. プロゲステロンテストで消退出血なく
  • 2. エストロゲン・プロゲステロンテストで消退出血有り

意義

  • 2.でエストロゲンとプロゲステロンの両方が存在すれば消退出血する、すなわち子宮内膜の状態は問題がないことが分かる。もし、このテストで消退出血が無ければ子宮に問題があることになる(子宮性無月経)。
  • 以降、エストロゲンの産生に問題があるのではないかと言うことを疑ってかかる。
  • 鑑別にあげられるのは、エストロゲンの産生がうまくいかない病態を考えれば中枢性無月経(視床下部、下垂体)、卵巣性無月経(多嚢胞性卵巣症候群など)をあげることができる。

治療


インスリン抵抗性・多嚢胞性卵巣症候群」

  [★]

insulin resistance-polycystic ovary syndrome
多嚢胞性卵巣インスリン抵抗性


症候群」

  [★]

syndrome, symptom-complex
症状群
[[]]
  • 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患


内分泌

先天的代謝異常

高プロラクチン血症

分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。

性腺機能低下

嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長

性早熟

思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。

脳神経外科・神経内科

  • Wallenberg症候群 ワレンベルグ症候群:椎骨動脈、後下小脳動脈の血栓塞栓症などで生じる。頚部より下位で温度覚の障害が健側に出現するのに対し、頚部より上位では障害側に温度覚の障害が出現する。



嚢胞」

  [★]

cyst

概念

  • 内腔に液体や泥状物を含む袋状の構造物をいう。
  • 上皮細胞に囲まれた体内にできた異常な腔で、水や泥状の物を含む

種類

総胆管嚢胞胆管嚢胞内膜症性嚢胞出血嚢胞前立腺小室嚢胞単純腎嚢胞卵巣内膜症性嚢胞卵巣嚢胞性腺腫卵巣嚢胞腺腫卵巣機能性嚢胞外傷後嚢胞多嚢胞症多発嚢胞性腎多発性嚢胞射精管嚢胞汎発性嚢胞状線維性骨炎深在嚢胞性大腸炎肝嚢胞腺癌腸管気腫性嚢胞症膵嚢胞性病変虫垂粘液嚢胞腹膜軟骨下嚢胞先天性肺嚢胞症単独嚢胞腎Nabothian嚢胞ミュラー管嚢胞膵嚢胞性腺癌先天性総胆管嚢胞寄生虫性嚢胞巨大嚢胞嚢胞体血液嚢胞嚢胞性膵疾患多発性肝嚢胞漿液性嚢胞腫瘍多嚢胞化萎縮腎後天性嚢胞性腎疾患成人型多発性嚢胞腎胸膜下肺胞性肺嚢胞、腎嚢胞性疾患の鑑別、線維嚢胞性変化乳頭状嚢胞腺腫孤立性腎嚢胞肺嚢胞鰓原性嚢胞膵嚢胞症ナボット嚢胞甲状舌管嚢胞単純性腎嚢胞

産婦人科



卵巣」

  [★]

ovary
ovarium
子宮


解剖

卵巣の固定

  • 卵巣提索:卵巣の上端と骨盤側壁を結ぶ。卵巣動脈、卵巣静脈、リンパ管、腹大動脈自律神経叢からの自律神経が通る
  • 固有卵巣索

卵巣の上皮

  • 腹膜には覆われず、胚上皮(表層上皮)に覆われている。

血管

重量

  • 閉経前後に卵巣重量が低下する

疾患 (NGY.201)

発生 L.307

群」

  [★]

group
グループ集団分類群れグループ化


症候」

  [★]

symptom and sign
症状, 徴候 兆候




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