内莢膜細胞

出典: meddic

internal theca cell
卵胞外莢膜細胞顆粒膜細胞
  • 卵胞を囲む莢膜のうち内側に位置するもの。
  • 顆粒膜細胞で産生されるエストロゲンの材料となるアンドロゲンを産生する。




UpToDate Contents

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和文文献

  • ヒト卵胞成熟機構とステロイド産生機構との関係について : 卵胞の形態的観察と卵胞液中ステロイド濃度との比較検討を通して
  • 庄司 誠,木村 英三,中田 裕信,大川 清,蜂屋 祥一,小幡 功,今川 信行
  • 日本産科婦人科學會雜誌 34(1), 43-52, 1982-01-01
  • … 5) 卵胞期後期には,旅両側卵巣中に1個の卵胞が卵胞液中ステロイド組成(高E_2,高P,低T/E_2比),卵胞径(直径12mm以上),形態学的所見(るい顆粒膜細胞層の重曹化,細胞質肥大,内莢膜細胞層無いの小血管の拡張,顆粒膜細胞基底膜下の内腔に向う微小血管の突出,新生等)により,他の大型卵胞と明瞭に区別できる様になり,この 卵胞は排卵準備 卵胞と考えられた. …
  • NAID 110002117866
  • 排卵前後期における人卵巣顆粒膜細胞 : 内莢膜細胞の超微形態学的変化
  • 大川 清,吉川 充,越智 康仁,伊藤 良弥,松信 堯,寺島 芳輝
  • 日本産科婦人科學會雜誌 27(1), 47-54, 1975-01-01
  • … 排卵前後期における人卵巣顆粒膜細胞ならびに内莢膜細胞の微細構造の変化を電子顕微鏡により検討した結果,排卵前成熟卵胞における顆粒膜細胞は,その細胞質に豊富なfree ribosome,少量のgranular endoplasmic reticulum (RER,粗面小胞体),不活性なGolgi complex, lamellar cristaeをもつ桿状mitochondria及び多数のmicrofilamentそして少数のlipid dropletを認めた.さらにribosome集団の間にagranular endoplasmic reticulum (SER,滑面小胞体)cisternae形成の初期像も観 …
  • NAID 110002131328

関連リンク

病態生理. 内莢膜細胞層の肥厚、間質細胞の増生 → テストステロンとアンドロステン ジオンの分泌亢進。 過剰産生されたアンドロステンジオンは末梢の脂肪組織で エストロゲンに変換される。 過剰のエストロゲン → 肥満. 卵巣の白膜が肥厚、卵胞の 発育抑制 ...

関連画像

 段階では顆粒細胞(卵胞上皮ヒト精巣のライディッヒ細胞  豚丹毒菌の細胞内生残・増殖能莢膜細胞は卵胞の外側、顆粒膜 重 層化 した 顆粒 膜 細胞 層


★リンクテーブル★
先読み顆粒膜細胞」「卵胞」「外莢膜細胞
リンク元多嚢胞性卵巣症候群」「一次卵胞」「黄体」「卵胞膜
拡張検索内莢膜細胞層
関連記事莢膜」「莢膜細胞」「細胞

顆粒膜細胞」

  [★]

granulosa cell, granulosa cells
顆粒層細胞
卵胞
[show details]


  • 卵胞由来の細胞で、卵胞の外層に位置する。
  • 原始卵胞から一次卵胞への発達はFSH非依存的に進行する。卵母細胞をおおう卵胞上皮(卵胞上皮細胞)は単層かつ扁平な状態から立方状に変化し、さらに多層化する。この状態の卵胞上皮細胞が顆粒層細胞と呼ばれる(HIS.395)。
  • 卵母細胞から分泌されるアクチビンによって顆粒層細胞の増殖が促進される(HIS.395)

分子細胞学的な特徴=

  • FSHとLH受容体を有する。

機能

  • 1. アンドロゲンからエストロゲンへの変換
  • 2. (LHの作用により)排卵後に黄体に変化する

ホルモン

調節

  • 多層一次卵胞の時にFSHを受容すると二次卵胞になる ← FSHは卵胞発育促進作用があり、顆粒膜細胞に作用して三方の発育・分化・エストロゲン産生を促進する(QB.Q-212)

分泌

  • 二次卵胞



卵胞」

  [★]

follicle (Z), ovarian follicle
folliculus ovaricus, folliculus ovarii
卵巣濾胞


卵胞の発育

  • 最初、原始卵胞はFSHに依存せずに生育していき、顆粒膜細胞層が3層になった頃(一次卵胞)にFSH受容体を発現し、FSH依存性に生育していく。
  • 月経周期の初期には下垂体からのFSH分泌が増加して(月経周期参照)、ゴナドトロピン刺激とは無関係に発育してきた卵胞をさらに刺激してグラーフ卵胞へと発達させる。FSHによる刺激がない場合には卵胞は変性し閉鎖卵胞となる。(NGY.26)
  • (ゴナドトロピンの刺激を受けた?)卵胞は1-2mm/dayの割合で大きくなり、5mmで超音波エコーにて描出される。
  • 排卵前には約20mmとなる。


外莢膜細胞」

  [★]

external theca cell



多嚢胞性卵巣症候群」

  [★]

polycystic ovary syndrome, polycystic ovarian syndrome, PCOS
スタイン・レーヴェンタール症候群 スタイン・レーベンタール症候群 スタイン-リヴェンサール症候群 Stein-Leventhal症候群 Stein-Leventhal syndrome
多嚢胞性卵巣症候群スタイン・レヴェンタール症候群
[show details]

概念

  • 両側の多嚢胞卵巣、排卵障害、月経異常(無月経)、不妊、不育、肥満、多毛、男性化症状などを呈する病態

病因

  • インスリン抵抗性 → 高インスリン血症 → 莢膜細胞肥厚 → アンドロゲン産生促進

病態生理

  • 過剰産生されたアンドロステンジオンは末梢の脂肪組織でエストロゲンに変換される。
  • 過剰のエストロゲン → 肥満
  • 卵巣の白膜が肥厚、卵胞の発育抑制 ← アンドロゲン過剰による
  • 白膜下に小嚢胞が多数発生 → 超音波エコー所見でnecklace signと呼ばれる
  • 過剰のテストステロン・アンドロゲン → にきび、声の低音化、多毛、男性化症状
  • 卵巣の顆粒細胞層は萎縮し、アロマターゼ活性低下 → エストラジオール産生は増加しない。

症状

合併症

  • 耐糖能異常、脂質代謝異常、2型糖尿病、高血圧、心血管病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 子宮体癌
参考1
  • メタボリックシンドロームの臨床像である耐糖能異常、脂質代謝異常、2型糖尿病、高血圧、心血管病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を罹患する、あるいは将来罹患すると考えられている。排卵障害に起因するエストロゲンへの恒常的曝露により、子宮体癌に進展するリスクが高い。
参考2
  • 過剰に産生されたアンドロステンジオンは脂肪組織でエストロゲンに変換され、子宮内膜がエストロゲンに暴露され、無排卵周期であるためにプロゲステロンが分泌されず暴露は継続的となる(子宮体癌との関連は限定的という研究もあるが)。しかし、PCOSでは高インスリン血症、IGF-1高値、抗アンドロゲン血症、肥満が見られ、これは子宮体癌のリスクファクターとなっている。
参考3
  • PCOSでは排卵の頻度が少ないかあるいは無敗卵となるために正常量のプロゲステロンが分泌されない。高レベルのエストロゲンを拮抗できないために子宮内膜過形成と過多月経のリスクを上げる。

検査

ホルモン検査

(also see 参考3)
  • LHRL負荷試験:LH:過剰反応。FSH:正常範囲

経腟超音波検査

診断

続発性無月経、不妊を主訴 → 視診(多毛、陰核肥大、肥満など) → 内診(両側卵巣腫大) → 経膣超音波検査(多数の卵胞が卵巣表面に並んで見える) → 血液生化学(LH高値、アンドロゲン高値、LH-RH負荷テストでLHの過剰反応) → (治療的検査?)腹腔鏡検査

治療

排卵障害・月経異常

参考1
  • 1. 挙児希望せず
  • 2. 挙児希望する:排卵誘発が目的
  • 1) クロミフェン療法:第1度無月経を呈するPCOSに対してクロミフェンを投与。50%の排卵率と10-20%の妊娠率が得られる
  • 2) ゴナドトロピン療法(hMG-hCG療法):クロミフェン療法が無効の場合に適応となる。多胎と卵巣過剰刺激症候群が起こりやすいので注意する。
  • 3) 腹腔鏡下卵巣多孔術:クロミフェン療法が無効の場合に適応となる。電気メスやレーザーにより、卵巣表面に多数の穴を開ける腹腔下手術である。メリット:効果はゴナドトロピン療法に匹敵、OHSSや多胎のリスクが少ない、受診回数が少なくて済むなど。デメリット:排卵誘発剤の補助的併用が必要になる場合がある、効果の持続は1-2年以内と比較的短い、手術のリスク。
  • 4) 生殖補助技術:1)-3)で不成功に終わった場合適応。

参考

  • 1. E.婦人科疾患の診断・治療・管理 3.内分泌疾患 - 日産婦誌60巻11号
http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6011-477.pdf
  • 2. [charged]Clinical manifestations of polycystic ovary syndrome in adults - uptodate [1]
  • 3. [charged] Steroid hormone metabolism in polycystic ovary syndrome - uptodate [2]

国試



一次卵胞」

  [★]

primary follicle (Z)
[[]]


  • 初期一次卵胞:扁平卵胞細胞が、立方卵胞細胞となる
  • 成熟一次卵胞:単層の立方卵胞細胞(=顆粒層細胞)が重層の顆粒層細胞となる。

定義

特徴

  • 顆粒膜細胞が4層以下の卵胞はFSHと無関係に発育するが、これ以降の発育にはFSHが必要 (NGY.25)
  • 4層の顆粒膜細胞を持つ卵胞では毛細血管が卵胞周囲の繊維娘細胞層を貫入して血管症を作り、内莢膜細胞を構成する。内莢膜細胞は卵および顆粒膜細胞の唯一の栄養源であり、外側は外莢膜細胞に囲まれている (NGY.25)


黄体」

  [★]

yellow body
corpus luteum(Z), (pl.)corpora lutea


概念

NGY 11,17改変
  • 排卵後、卵胞の裂孔が血液で満たされ赤体となった後に血液が吸収され、リポイド色素によって肉眼的に黄色に見える黄体が形成される。排卵後1-4ないし2-3日で形成される。組織的には卵胞の顆粒膜細胞内莢膜細胞が黄体化ホルモンの作用を受けて大型化した顆粒膜ルテイン細胞と比較的小さめの莢膜ルテイン細胞にそれぞれ変化した細胞から構成される。

分類

  • 月経黄体:妊娠しない場合に形成され、約12日間持続した後に退縮し白体となる
  • 妊娠黄体:妊娠が成立した場合に形成され、黄体機能は妊娠10~12週がピークとなり、出産後に退縮して白体となる。

機能

  • エストロゲンとプロゲステロンを分泌する。


卵胞膜」

  [★]

theca folliculi
莢膜
内莢膜細胞外莢膜細胞



内莢膜細胞層」

  [★]

internal theca cell layer


莢膜」

  [★]

capsule

機能

  • 食細胞による貪食をのがれる
抗体を介した貪食による (SMB.43)
抗体の産生には1週間ていどかかるらしい
補体無効
補体が莢膜に接着しない
膜攻撃複合体が細胞膜に達しない

莢膜を有する病原体

莢膜を有する病原体(First Aid 2006 p.137)

SHNK

検査

  • if encapsulated bug is present, capsule swells when specific anticapsular antisera are added.



莢膜細胞」

  [★]

theca cell


  主な受容体 卵胞期における働き
莢膜細胞 LH受容体 LHの刺激によりコレステロールからアンドロゲンを産生
顆粒膜細胞 FSH受容体 アクチビンは未熟な顆粒膜細胞FSH受容体と結合し、卵胞をゴナドトロピン依存性の一次卵胞にする
FSHによりアロマターゼ(P450arom)が誘導され、アンドロゲンからエストロゲンを産生
エストロゲン顆粒膜細胞自身に作用してFSH受容体を増加させる
インヒビンを産生して下垂体を抑制しFSHの産生を減らし、主席卵胞を選抜する。


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


細胞」

  [★]

cell
cellula







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