人格障害

出典: meddic

personality disorder
性格障害
  • 精神系 090515 I

DSM-IV

A群人格障害

他人から見て奇異、風変わりな印象を与え、内向的で社会から孤立し、引きこもる傾向があり、社会の辺縁に身を置く。
  • 他者への根強い不信の念があり、しかるべき根拠がないのに、自分に対する敵意を感じたり、馬鹿にする、他人が利用する、危害を加えるなどという疑念を抱く。
  • きわめて内向的で、人との接触に乏しく、自分の中に引きこもり、周囲から変わり者と見なされていることも少なくない。親しい友人や信頼できる友人がなく、他人との親密な関係に欠ける。他人との感情の分かち合い、優しさ、温かさがない。
  • 統合失調質人格障害の諸特徴にくわえて、他人に対する被害的内容を中心とした関係念慮、テレパシーや超能力への関心、また話が要領を得ず論理的なまとまりを欠く、不適切な思考が出没するといった明らかな病的障害が認められるもの。

B群人格障害

情動面の激しさと不安定さがあり、外向的だが、時に他者に対する関係は嵐が来たように激しく攻撃的となる。
  • 行動:他者に対する攻撃性が目立ち、喧嘩、他者への暴力、器物破損などが繰り返される。社会規範が守れず、盗みや暴力、あるいは薬物乱用のため警察に逮捕されることが少なくない。職を転々と変えたりして、持続的な就労がなされない。社会的な責任感を欠き、無責任な行動だらしなさが目立つ。
  • 感情・情動:不安定かつ荒々しい気象で、些細なことを我慢できず易怒的となる。罪悪感、後悔の念、優しさに欠け、他者に対する憎しみ、冷酷な感情を抱く。また不安感は乏しい。
  • 対人関係:自己中心的で共感性を欠き、しばしば誇大的で、他者に対し、支配的あるいは操作的な態度が目立ち、長期的な人間関係を維持できない。
  • 人格の様々な領域における不安定性と自己の空虚感が目立つ
  • 感情・情動:挿間的に出現する強い不快感、いらいら、不安の出現
  • 行動:こうした空虚感や抑うつを伴う感情・情動不安定の中で、突然、手首切傷や薬を大量に服用した自殺企図、あるいは性的逸脱、薬物乱用、浪費、過食などが衝動的な行為の形で出現する。
  • 対人関係:友人や初対面の人を前にして限られた時間なら表面的には如才ない。身近な他者に対し、しがみつくような形の依存的態度が目立ち、他者との適切な距離がとれない。
  • 対人関係にもっとも大きな特徴がある。劇場の演技に比較される、他人の注意を引こうとする度を過ぎた自己顕示的行動が多い。
  • 自分には実際以上に優れた才能、力があるという度を超した自負心を持つ
  • 他人の注意を自分にずっと引きつけ、賞賛されたいという自己顕示的欲求を持つ
  • 他者の自己評価には過敏で、些細な批判的な言葉や態度で容易に傷つき、手ひどい羞恥心や屈辱感を味わう。

C群人格障害

不安げで、臆病で内向的
  • 他人と親しく交わりたい、他人に自分を受け入れてもらいたいという願望を強く持っている者の、自信がなく、劣等感があり、低い自己評価のため他者の批判や拒絶を気にし、恥をかくことや非難されることをおそれて、対人関係は浅くなる。
  • 自分の信頼できる人に著しい依存を見せ、面倒を見てもらいたいという強い願望を持ち、その人へ自分をゆだね、没主体的な従属的な振る舞いをする。
  • 過度の秩序意識や、几帳面さと完全主義が認められ、そのため、日常生活や仕事の場面で柔軟性を欠き、かたくなな態度が目立つ。

USMLE

  • Q book p.405 12




和文文献

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★リンクテーブル★
国試過去問102A028」「096D005」「104D057」「101A003
リンク元統合失調症様症状」「境界性人格障害」「受動攻撃性人格障害」「統合失調型障害」「妄想性人格障害
拡張検索強迫性人格障害」「自己愛性人格障害」「回避性人格障害」「回避的人格障害
関連記事障害」「」「人格

102A028」

  [★]

  • 32歳の男性。妻と子供とに暴言を吐くため、見かねた両親に伴われて来院した。高校2年生のとき、特にきっかけもなく元気がなくなり、3か月間学校を休んだことがある。その時は特に治療を受けずに回復し、その後は順調であった。3か月前から、職場で上司や同僚と口論することが増え、注意を受けると不機嫌になり、反抗的な態度を示すようになった。夜間や休日の外出が増え、浪費が著しい。普段は上機嫌でじょう舌だが、ちょっとしたことでいらいらして悪態をつく。妻が浪費を注意すると激昂して暴言を吐く。幼い子供が泣きやまないと怒鳴りつける。元々は機会飲酒程度であったが、展近は酒量が増えた。本人は、心身の不調は全く自覚しておらず、両親の懇願に応じてしぶしぶ受診したと言う。
  • 考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 102A027]←[国試_102]→[102A029

096D005」

  [★]

  • 8歳の男児。コミュニケーションがうまくとれないことを主訴に母親に伴われて来院した。乳幼児期の運動発達は良好であったが、乳児のときからあやされて喜んだりすることがなく、6歳まで言葉がなかった。最近は日常会話はなんとか可能だが、相手の話しかけに対するおうむ返し(反響言語)が目立ち、会話が成立しがたい。そのため、友達がつくれずに孤立している。興味や関心の対象が限られ、それに頑固に執着する傾向があり、決まった遊びをいつまでも繰り返したりする。生活上に変化が生じると不安がって大騒ぎとなる。児童相談所で行った知能検査でIQは59であった。この患児で考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096D004]←[国試_096]→[096D006

104D057」

  [★]

  • 7歳の男児。意思の疎通がとれないことを心配した両親に伴われて来院した。乳児期からあやされても喜ばず、3歳まで有意語がなかった。現在、日常会話はかろうじて可能だが、相手の言葉に対するオウム返しが多い。興味の対象が限られ、それに執着する傾向があり、決まった遊びをいつまでも繰り返す。いつもと違う状況になると不安になり大騒ぎする。IQは49。運動発達は良好である。
  • この患児で考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 104D056]←[国試_104]→[104D058

101A003」

  [★]

  • 52歳の男性。半年ほど前から元気がなくなってきた。今まで周囲に配慮をし、礼儀正しい人であったが、自己中心的な振る舞いや無礼な行動が増えてきた。
  • 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101A002]←[国試_101]→[101A004

統合失調症様症状」

  [★]

schizophrenia like symptoms
  • 内科的および神経学的疾患(KPS.540)

境界性人格障害」

  [★]

borderline personality disorder, BPD
人格障害
境界性パーソナリティ障害

DSM-IV

  • 人格障害
  • B群人格障害
  • 境界性人格障害

ICD-10

  • F60-F69 Disorders of adult personality and behaviour
  • F60 Specific personality disorders
  • F60.3 Emotionally unstable personality disorder
  • .30 Impulsive type
  • .31 Borderline type

特徴 (PSY.222)

  • 人格の様々な領域における不安定性と自己の空虚感が目立つ
  • 感情・情動面:挿間的に出現する不快不快感、イライラ、不安が出現する。慢性的な空虚感があり、抑うつ症状を呈することもある。極度の緊張、強い怒りの感情も見られる。
  • 行動面:空虚感や抑うつを伴う感情・情動不安の中で、突然手首切傷や薬を対象に服用した自殺企図、あるいは性的逸脱、薬物乱用、浪費、などが衝動的な後逸形で出現
  • 対人関係面:身近な他社、例えば両親、あるいは多少関係の深まった治療者に対し、しがみつくような形の依存的態度が目立ち、他社との適切な距離がとれない。

疫学 (PSY.222)

  • 有病率:1-2%
  • 女性に多く、男性の2倍
  • 10年以上の経過研究で約2/3の患者が社会適応。9%が自殺。


受動攻撃性人格障害」

  [★]

passive-aggressive personality disorder
受動攻撃性人格人格障害
  • passive-aggressive personality disorder is associated with difficulties in assertiveness and the appropriate expression of anger. People with this disorder may act out their anger indirectly, presenting a resistant stance in situations involving social or occupational functioning.(Q book p.416)
パーソナリティ


統合失調型障害」

  [★]

schizotypal disorder
統合失調型人格障害(DSM)

ICD-10

  • F20-F29 Schizophrenia, schizotypal and delusional disorders
  • F21 Schizotypal disorder


妄想性人格障害」

  [★]

paranoid personality disorder
妄想性パーソナリティ障害
ICD-10
F60.0
妄想性人格人格障害
誇大妄想性人格障害、狂信的人格障害、好訴性人格障害、敏感妄想性人格障害
妄想性障害統合失調症



強迫性人格障害」

  [★]

obsessive compulsive
obsessive-compulsive personality disorder, compulsive personality disorder
強迫性格強迫性人格C群人格障害人格障害
強迫性パーソナリティ障害


自己愛性人格障害」

  [★]

narcissistic personality disorder
人格障害回避的人格障害
パーソナリティ


回避性人格障害」

  [★]

avoidant personality disorder
回避性パーソナリティ障害
回避的人格障害



回避的人格障害」

  [★]

avoidant personality disorder
人格障害自己愛性人格障害回避性人格障害

障害」

  [★]

disorderimpairmentdysfunctiondamagedifficulty、(妨げ)barrierimpedimentobstacledisturbancefoe、(化学)hindrancedisorderimpairlesion
妨げ撹乱関門機能障害機能不全困難傷害障壁損なう損傷ダメージ破壊破損バリヤー病変不安妨害乱れ無秩序機能異常症疾患バリアバリアー機能異常機能不全症


害」

  [★] harmhazardinjure

危険損傷ハザード傷害を与える害する


人格」

  [★]

personality
パーソナリティ
性格





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