デング熱

出典: meddic

dengue fever
デングウイルスウイルス


概念

  • デングウイルスによる感染症。

法令

  • 一類感染症、検疫感染症、学校において予防すべき感染症第一類

病原体

疫学

  • 東南アジア、南アジア、中南米で見られる。
  • 輸入感染症として毎年100人発症

潜伏期間

  • 2-7日

感染経路

症状

  • 発熱、頭痛、腰痛、関節痛、骨痛、食欲低下、悪心嘔吐など
  • 比較的徐脈、皮疹、リンパ節腫大


  • 発熱:39-41℃、二峰性
  • 皮疹:第3-5病期に麻疹様発疹が体幹、顔面~四肢へ。


続発症

  • 出血傾向、多臓器不全、ショック症状
  • デングウイルスに既感染で、別のタイプのデングウイルスに感染した場合

合併症

検査

  • 血算:
  • 白血球減少
  • 血小板減少  →  出血傾向
  • 止血帯テスト:最高血圧と最低血圧の中間の圧力で駆血帯により3分圧迫し、2.5cm2あたり10以上の溢血点が見られた場合を陽性とする。

治療

  • 対症療法

禁忌

  • アスピリン:出血傾向の増悪、ライ症侯群発症の危険があるため。

経過

  • 発熱から解熱まで数日間

予防

  • ワクチン無し
  • 蚊からの防御


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UpToDate Contents

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和文文献

  • 公衆衛生 Up-To-Date(新連載・1)国立感染症研究所発信(その1)警戒しないといけない輸入感染症の話題「デング熱,チクングニア熱」
  • 遺伝子組み換え蚊でデング熱を撲滅 (感染症 新たな闘いに向けて) -- (昆虫や動物が媒介する感染症)
  • トリベディ B. P.
  • 別冊日経サイエンス (188), 54-61, 2012-11
  • NAID 40019495110
  • デング熱患者を入院させた場合に院内伝播するのか (特集 いつでも遭遇しうる! 輸入感染症・性感染症への対策UP DATE)
  • 加來 浩器
  • Infection control : The Japanese journal of infection control 21(8), 837-839, 2012-08
  • NAID 40019404198

関連リンク

(1)デング熱(DF) 症状を示す患者の大多数は、デング熱と呼ばれる一過性熱性疾患の症状を呈する。感染3~7日後、突然の発熱で始まり、頭痛特に眼窩痛・筋肉痛・関節痛を伴うことが多く、食欲不振、腹痛、便秘を伴うこと ...
デング熱 2006~2010年<速報>(2011年5月24日現在) デング熱 2008年第15週 デング熱 2007年第41週 デング熱 1999年4月~2006年第12週<速報>(2006年3月31日現在) デング熱・デング出血熱とチクングニア熱輸入症例 2011年5月 ...
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関連画像

デング熱皮疹Closeup of the adult Asian tiger mosquito デング熱皮疹図1. デング熱・デング出血熱の デング熱 症状,デングショック Why Are Mosquitoes Biting Me And Not You?デング熱で見られる典型的な  輸入デング熱/出血熱症例数


★リンクテーブル★
先読みウイルス
国試過去問098A055」「096D056」「108A009」「095A024
リンク元リンパ節腫脹」「輸入感染症」「デングウイルス」「比較的徐脈」「顧みられない熱帯病
関連記事

ウイルス」

  [★]

virus
ウイルス粒子 virus particleビリオン virion
微生物学抗ウイルス薬国試に出がちなウイルス

ウイルス一覧

感染経路による分類 SMB.374

呼吸器粘膜の局所感染 ライノウイルス
アデノウイルス
コロナウイルス
RSウイルス
インフルエンザウイルス
全身感染 ムンプスウイルス
麻疹ウイルス
風疹ウイルス
ハンタウイルス
水痘・帯状疱疹ウイルス
ラッサウイルス
天然痘ウイルス

学名

目(order, -virales), 科(family, -viridae), 亜科(subfamily, -virinae), 属(genus, -virus), 種(species)

増殖過程

  • 吸着 absorption
  • 侵入 penetration
  • 脱殻 uncoating
  • ゲノムの複製 replication、遺伝子発現 transcription
  • ウイルス粒子の組み立て assembly
  • 放出 release

感染の分類

持続時間

  • 急性感染
  • 慢性感染

ゲノム

  • 一本鎖RNA(-)をゲノムとするウイルスはウイルス粒子内にRNA依存性RNA合成酵素を有する。





098A055」

  [★]

  • 35歳の男性。39℃を超える発熱、全身の筋肉痛および関節痛を訴えて来院した。
  • カメラマンとして西サモア諸島に2週間滞在し、10日前に帰国した。撮影中よく蚊に剌されたと言う。意識は清明。体温39.5℃、脈拍92/分、整。血圧110/76mmHg。軟口蓋に小出血点が散在しているが、頬粘膜に紅暈を伴った白色斑は認めない。頚部リンパ節腫大はない。腹部では肝を右肋骨弓下に1cm触知し、肺濁音界の拡大を認める。
  • 尿所見:蛋白1+、糖(-)。血液所見:赤血球450万、Hb14.5g/dl、Ht41%、白血球2,800、血小板8万。血清生化学所見:血糖102mg/dl、総蛋白7.2g/dl、尿素窒素28mg/dl、クレアチニン1.0mg/dl、総ビリルビン2.3mg/dl、AST156単位(基準40以下)、ALT223単位(基準35以下)、Na140mEq/l、K4.0mEq/l、Cl99mEq/l。CRP1.6mg/dl(基準0.3以下)。
  • 発熱3日目に全身に発疹が出現した。その時の写真を以下に示す。
  • 考えられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 098A054]←[国試_098]→[098A056

096D056」

  [★]

  • 10歳の男児。発熱、悪心および嘔吐を主訴に来院した。春休みに5日間東南アジアを家族と旅行し、帰国後も通常生活を送っていた。帰国後1か月ころから37~38℃の発熱が4日間続き、同時に全身倦怠感、食欲不振、悪心および嘔吐があり、褐色の濃い尿が出るようになった。眼球結膜は黄染し、腹部は平坦で右肋骨弓下に肝を3cm触知する。最も考えられるのはどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 096D055]←[国試_096]→[096D057

108A009」

  [★]

  • 旅行者疾患について正しいのはどれか。
  • a 旅行者下痢症では発熱はない。
  • b マラリアで死亡することはない。
  • c 狂犬病は犬以外の動物からは感染しない。
  • d デング熱のワクチンは実用化されていない。
  • e 都道府県知事に届出義務のある疾患はない。


[正答]


※国試ナビ4※ 108A008]←[国試_108]→[108A010

095A024」

  [★]

  • 検疫感染症はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 095A023]←[国試_095]→[095A025

リンパ節腫脹」

  [★]

lymph node swelling
リンパ節リンパ節症リンパ節炎リンパ節生検
also see IMD. 395

定義

  • リンパ節が腫大した状態
  • 直径1cm以上。肘窩では0.5cm以上、鼡径部では1.5cm以上
  • 3cm以上は悪性腫瘍を疑う
  • 耳介前部リンパ節、上腕内側上顆リンパ節など、通常触知しない場所にある場合は小さくても有意な腫脹とする

分類

  • 全身性リンパ節腫脹
  • 局在性リンパ節腫脹

原因

  • 原因不明:29-64%
  • 感染症:18%
  • 腫瘍:0.8-1.1%(40歳以上:4%)

腫脹の分布

  • 局所性:75%
  • 頭頚部:55%
  • 鼡径:14%
  • 腋窩:5%
  • 鎖骨上:1%
  • 全身性:25%

体表から触知できるリンパ節

see 診察手技みえ p.62,125 BAT.238,392,475,483 N.68(頭頚部)
  • 頭頚部
  • 鎖骨上窩
  • 腋窩
  • 肘部(上腕骨内側上窩)
  • 鼡径部・大腿部
  • 膝窩

頭頚部 N.68,69

  • 頚静脈二腹筋リンパ節(下顎角直下のリンパ節)(N.69):化膿性扁桃炎
  • 耳介前リンパ節:流行性角結膜炎
  • 顎下リンパ節:口腔内・歯肉の炎症、舌癌
  • 後頚三角のリンパ節:甲状腺癌、咽頭癌などの転移、伝染性単核球症、悪性リンパ腫
  • 鎖骨上窩リンパ節:消化器癌の転移

全身リンパ節腫脹の原因

IRE.376改変

  • 感染性
  • 1.ウイルス性
  • 2.細菌性
  • 3.真菌性
  • 4.原虫・寄生虫性
  • [[]]
  • 非感染性
  • 1.腫瘍性
  • 2.アレルギー,自己免疫,その他


全身のリンパ節腫脹について

参考2
強皮症とクリプトコッカスは国試的にも全身リンパ節腫脹はしない!らしい。
  • 全身のリンパ節腫脹をきたす疾患を2つ選べ
解答形式 正答b,c
a 強皮症 
b 伝染性単核球症 
c トキソプラズマ症 
d クリプトコッカス症 
e 糖尿病 

参考

  • 1. [charged] Evaluation of peripheral lymphadenopathy in adults - uptodate [1]
  • 2. 血液内科 - 順天堂大学
[display]http://www.juntendo-hematology.org/stu6_01.html



輸入感染症」

  [★]

afferent infection disease, imported infectious disease
旅行者感染症?、輸入伝染病 imported communicable disease


定義

  • 日本に存在しない伝染病が旅行者や輸入食品などによって国内に持ち込まれたもの

↓拡張

  • 過去に日本で存在したが激減した急性伝染病、性感染症を含む。

疫学

  • 旅行者下痢症(30-80%)、マラリア、急性呼吸感染症、消化器感染症、性感染症

輸入感染症

テーブルが載っている
症状 潜伏期間 主な疾患
下痢(±発熱) 短い(1週間以内) 細菌性赤痢コレラ旅行者下痢症
比較的長い・長い(1~2週間またはそれ以上) アメーバ赤痢ランブル鞭毛虫症ジアルジア症)、クリプトスポリジウム症回虫症鉤虫症糞線虫症条虫症住血吸虫症
発熱(±発疹) 短い(1週間以内) デング熱黄熱紅斑熱ペストサルモネラ症
比較的長い(1~2週間) ウイルス性出血熱ラッサ熱エボラ出血熱マールブルグ病など)日本脳炎急性灰白髄炎ポリオ)、ツツガ虫病腸チフスパラチフスブルセラ症マラリアトリパノソーマ症アフリカ睡眠病シャーガス病
長い(2週間以上) 各種肝炎(A,B,C,E型)、マラリア熱帯熱マラリア以外)、アメーバ性肝膿瘍カラアザール内臓リーシュマニア症
発疹(+発熱) 短い(1週間以内) デング熱紅斑熱
比較的短い(1~2週間) ウイルス性出血熱ツツガ虫病腸チフスパラチフス
皮膚炎/移動性皮膚腫瘤 皮膚リーシュマニア症オンコセルカ症鉤虫症顎口虫症旋毛虫


デングウイルス」

  [★]

dengue virus
デング熱ウイルス dengue fever virus
デング熱デング出血熱


  • 日本では1942年-1943年の夏に西日本で流行

ウイルス学

  • 亜型は1-4型がある。

潜伏期間

  • 5-8日。 別の文献では、2-7日

感染経路

疫学

  • 致命率0.1%以下。デング出血熱の場合、死亡率10%

症状

デング熱

  • 発熱、頭痛、腰痛、関節痛、骨痛、食欲低下、悪心嘔吐
  • 比較的徐脈、皮疹、リンパ節腫大

デング出血熱 dengu hemorrhagic fever

  • 東南アジアの3-5歳の小児。デング熱の症状+皮膚・消化管の毛細血管からの出血。
  • 一度罹患した患者が別の方のウイルスに再度感染したときにデングショック症候群 dengue shock syndromeを伴うことがある。

にデング出血熱とよばれる重症型がみられ,血小板低下を伴う出血傾向やショックを伴い,その死亡率は10%に至る。

経過

  • 悪寒戦慄でで発熱。5-6日後解熱し、1-2日後に再度発熱。二峰性発熱
  • インフルエンザ様症状と充血を伴った眼痛(動眼痛、眼底痛)、発疹(四肢)が出現

治療

  • 対症療法のみ
  • ワクチン開発はデングショック症候群の可能性があるため、困難

検査

  • 血液検査:白血球減少傾向、血小板減少
  • ウイルス分離:第3-5病期の血液から哺乳マウスの嚢胚摂取、培養細胞への接種


比較的徐脈」

  [★]

relative bradycardia
relative sinus bradycardia?、相対的徐脈相対性徐脈
熱型徐脈


定義

  • QB.H-165では体温1℃の上昇につき脈拍が8-10/分上昇するのが正常であるが、脈拍の上昇幅がこれいかのものを比較的徐脈としている。
  • 参考1では体温に対して一義的に脈拍を決めている

病因

  • 重症感染症で心拍数の調節が失われる、らしい(要調査)。

原因疾患

参考

  • 1. 比較的徐脈の定義
[display]http://pulmonary.exblog.jp/13451923
Cunha BA: Diagnostic significancer of relative bradycardia. Infect Dis Pract 21: 38-40, 1997.
  • 2. [charged]洞徐脈 - uptodate [2]


顧みられない熱帯病」

  [★]

neglected tropical diseases, NTDs


neglected tropical diseases

other 'neglected' conditions

参考

[display]http://www.who.int/neglected_diseases/diseases/en


熱」

  [★]

heathotfever(→発熱)
アイソトープ加温発情発情期放射性加熱熱い熱感ホット




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