UpToDate Contents
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- 1. 上腸間膜動脈症候群superior mesenteric artery syndrome [show details]
- 2. 内臓動脈瘤および偽動脈瘤の概要overview of visceral artery aneurysm and pseudoaneurysm [show details]
- 3. 膵疾患痛に対する超音波内視鏡下の腹腔神経叢への介入endoscopic ultrasound guided celiac plexus interventions for pain related to pancreatic disease [show details]
- 4. 腹部血管損傷abdominal vascular injury [show details]
- 5. 孤立性上腸間膜動脈解離spontaneous mesenteric arterial dissection [show details]
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- 下腸間膜動脈神経叢ブロックは，下腸間膜動脈起始部に分布している下腸間膜 神経叢を遮断することで，その支配領域の横行結腸左半分から直腸に由来する下 腹部痛，腰背部痛を緩和する治療法である．多くの症例で，腹腔神経叢ブロック， 上下腹神経叢ブロックと併用し，単独で施行することは稀である． 2．鎮痛原理
- [処置] 下腸間膜動脈神経叢は総腸骨動脈分岐部から約4～7cm程度上方の腹部大動脈全面（第3腰椎レベル）にある（図3）。 椎体外側接近法と経椎間板法とがある。 前者は側臥位か腹臥位で、後者は腹臥位で透視下に行う。 水溶性造影剤を注入して、的確なブロック針の位置、造影剤の広がりを確認し、さらに局所麻酔薬の投与で効果を確認してから、神経破壊薬（50～99.9％アルコール、7～10％フェノール）8～15mLを注入する。 [有効率] 適応、手技が正しければ極めて高い。 [合併症] 低血圧および起立性低血圧（約20％）、下痢（約25％）、アルコールによる酩酊（20～30％）、その他、血管損傷、後腹膜出血、射精障害、経椎間板法では椎間板炎、椎体炎などはいずれもまれで数％以下である。
- 「 日本人体解剖学 (上巻) 」では以下のように解説している。 「上・下腸間膜動脈神経叢および胃神経叢から出る枝は、胃・腸壁に穿入して腸筋神経叢をつくる。 すなわち、腸壁における内・外筋層間で大きな神経細胞を含む 筋層間神経叢 （Auerbachの神経叢）をつくり、さらに内方に進んで粘膜下層で 粘膜下神経叢 （Meissnerの神経叢）をつくる。 筋層間神経叢の発育は著しいが、粘膜下神経叢は薄弱である。 なお、漿膜下には 漿膜下神経叢 が見られる。 」 神経節 「 日本人体解剖学 (上巻) 」 には以下のような解説文が見られる。 「上腸間膜動脈神経叢中の上腸間膜動脈の起始部の下側には、不対の 上腸間膜動脈神経節 が見られる。 」 以下は交感神経の腹部からの枝を簡単に表した図となる。
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「上腸間膜動脈神経叢」
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「下腸間膜動脈神経叢」
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「腸間膜」
- 英
- mesentery (Z)
- ラ
- mesenterium
- 関
- 胃結腸間膜
- 空腸と回腸を後腹壁に固定するための構造で、この中を血管・リンパ管・神経が通る。
- 腸をつり下げている腹膜の一部 (Z)
臨床関連
潰瘍
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