- 英
- biliary fistula、bile fistula
- 関
- 胆管瘻
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- WS-3-2 肝切除後胆汁瘻発生ゼロを目指したランダム化比較試験(肝胆膵領域におけるRCTの結果と今後の展望,ワークショップ(3),第110回日本外科学会定期学術集会)
- 海堀 昌樹,斎藤 隆道,松井 康輔,石崎 守彦,権 雅憲
- 日本外科学会雑誌 111(臨時増刊号_2), 160, 2010-03-05
- NAID 110007715317
- 手術症例報告 術後難治性胆汁瘻に対する無水エタノール胆管内注入中に胆管穿孔を来した1例
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- はじめに 腹腔鏡下胆 摘出術(laparoscopiccholecystec-tomy:以下,LAP-C)の術後合併症のひとつに術後胆 汁瘻がある.当施設ではLAP-Cの術後に胆汁瘻を認 めたときは,endoscopicretrogradecholangiography (ERC)または ...
- ID非公開さん 胆汁瘻と胆汁漏は同じでしょうか? 看護大に通っているのですが、 授業で胆汁瘻のことについて学びました。 しかし教科書には胆汁漏のことは載っているのですが 胆汁瘻のことは載っていません。 内容的には同じよう ...
- ホーム > 良性疾患の評価と手術 >胆石性疾患;合併症
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- 消化管瘻と排液の性状の組合せで誤っているのはどれか。
- a. 頚部食道瘻 - 唾液様
- b. 胃瘻 - 緑色半透明
- c. 回腸瘻 - 黄緑色混濁
- d. 胆汁瘻 - 黄褐色
- e. 膵液瘻 - 無色透明
[正答]
※国試ナビ4※ [097H033]←[国試_097]→[097H035]
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胆汁瘻、胆管瘻
- 関
- bile fistula
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- 英
- biliary fistula
- 関
- 胆汁瘻
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- 関
- biliary fistula
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- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞