UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 腹腔鏡下胆嚢摘出術の合併症の内視鏡マネージメントendoscopic management of complications from laparoscopic cholecystectomy [show details]
…divided into two groups: Bile leak without significant ductal injury; Major ductal injury with or without bile leak; Minor and clinically insignificant or inapparent bile leaks are common after cholecystectomy …
- 2. 腹腔鏡下胆嚢摘出術の合併症complications of laparoscopic cholecystectomy [show details]
…presentation, we initially perform transabdominal US to define the extent of the possible bile leak. Bile leaks can present as contained, loculated collections in the gallbladder fossa or around the liver …
- 3. 総胆管損傷の修復repair of common bile duct injuries [show details]
…indicative of a bile leak, or obstructive jaundice. For patients who present with a postoperative bile leak, percutaneous cholangiography is performed to define the biliary anatomy and the bile leak controlled …
- 4. 術後黄疸患者に対するアプローチapproach to the patient with postoperative jaundice [show details]
…associated with a risk of a bile leak or a stricture from dysfunctional biliary epithelial healing. A bile duct stricture can be due to surgical scarring or a narrow anastomosis. Bile leaks can occasionally present …
- 5. 肝切除の概要overview of hepatic resection [show details]
…left trisegmentectomy . The majority of bile leaks can be managed with endoscopic decompression and percutaneous drainage . The main causes of intractable bile leak are latent biliary stricture due to prior …
Related Links
- 胆汁漏 胆管を切除した後に、胆管の断端を小腸に吻合して再建するため、吻合部より胆汁が腹腔内に漏れ出ることがあります。ごく少量であれば、自然に軽快することもありますが、通常は漏れ出た胆汁を対外へ排出するためのドレナージチューブの留置が必要となります。
- 胆汁とは胆道を経て十二指腸から消化管へと流れていくのが正常ですが、この途中で破綻して、 胆管から腹腔内に漏れ出た状態 を胆汁瘻(胆汁漏)(たんじゅうろう)と言います。 この胆汁漏の何が問題となるかというと、 胆汁が腹腔内に漏れ出ることにより胆汁性腹膜炎を起こす。
- 漏出性胆汁性腹膜炎の1例 十全総合病院外科 大橋 勝久 佐々木章公 太田 和美 松尾 嘉禮 まれな非穿孔性無石性胆囊炎による漏出性胆汁性腹膜炎の1例を経験したので報告する.症例は75 歳の女性で,右側腹部痛にて当院を受診し ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
[★]
- 英
- transudate, diapedesis, diapiresis, emigration, extravasation, transmigration
- 同
- 血管外遊出
- 血管内皮を通って、静水圧と膠質浸透圧の差の圧力に従って血漿が組織に移行すること